今日のわたしを震わせておくれよ 空（くう）に打ち止められたままのわたしの心

無造作に過ぎ去る出来事の羅列に、どうしたら煌めきを与えられるのか。

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【わたしの心】

買ったばかりの白いシャツ着て出かける一日の始まりのように
なみなみ注がれたグラスを飲みほす昼下がりのように

今日のわたしを満たしておくれよ
いろどりを探し求めるわたしの心

全身に光を浴びた夏の早朝のように
遠くまで手を伸ばした星の降る夜のように

今日のわたしを震わせておくれよ
空（くう）に打ち止められたままのわたしの心

ひとはいつか消えてなくなるのだとわかったあの日のように
それでもなお、ひとりにはなれないとわかったあの夜のように

今日のわたしを食い止めておくれよ
日々に押し流されるわたしの心