【ネタバレなし】THE FIRST SLAM DUNK　の話　【映画】

今すぐ見に行っていい人

・原作漫画スラムダンクが好きな人
・漫画ピアスを読んだことある人
・予告をみて不安になった人
・今回で完全完結の人（続編を期待しない人）
・アートではなくエンタメを見たい人

以上の方は問答無用で見に行って大丈夫です。

本題

とにかく前評判が最悪だったのは事実ですね。
発表当初は期待値がMAXでそれこそ最高潮の盛り上がりを見せた「THE FIRST SLAM DUNK」ですが、その後の発表の連続でどんどん不安を煽り、信者にまで愛想つかされるレベルにまで堕ちたのは事実です。

自分もとにかく事前のスタッフイキリインタビューや小出しの予告映像にイライラしたものです。今ではもはやなにもかもが懐かしい。そんなヤンチャな頃もあったなという感覚です。
とにかく事前プロモーションははっきり言って失敗です。
ですが、そのおかげで「断固たる決意」というものが出来ました。
何が何でも絶対に見てやるぞという覚悟が決まったのもこのクソプロモのおかげです。

これを乗り越えたものだけがたどりつける楽園がそこにありました。
初日のハードルはこれまでよりも遥かに高かったと思います。
いくら期待が地に落ちたとはいえ、あのスラムダンクが普通にアニメ化されるわけがないと。
むしろ絶対にこの目で確かめてドチャクソに叩いてやろうという意識で見に行く人も多かったはずです。
自分もまさにその一人でした。スラムダンクを読んでバスケ部に入部し、青春を謳歌していたあの頃、そして今も人生の岐路においてスラムダンクには救われてきました。
そんな聖書のような扱いにまで昇華されたスラムダンクを作者本人である井上雄彦先生が監督から脚本までこなすとなれば期待せずにはいられないでしょう。
その期待の裏返しとして今回のプロモの大失敗があります。

まさにスラムダンク好きによるスラムダンク好きのためのスラムダンク映画がここに爆誕したのです。

あらゆる期待も不安もすべて飲みこんで、完璧に新しいスラムダンクが生まれました。
これを劇場で見れたという体験は本当に貴重なもので、今後も語り継ぐべき体験となったのはもはや間違いありません。
とにかく見に行ってください。
「スラムダンクはお好きですか？」
と聞かれて迷わず。
「はい。バスケットマンですから」
と答えられる人は今すぐ見たほうが良いです。
むしろ見ないという選択肢は存在しません。
貴方の期待や不安も超える新しいスラムダンクがそこにあります。

10-FEET - 第ゼロ感

これを聴きまくってから行くと最高にハマります。
ぜひおすすめです。
絶対に見に行ってください。
必ずそこに貴方のスラムダンクがあります。

ありがとうスラムダンク