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異次元の少子化対策

せんだって政府から「異次元の少子化対策」の具体策が発表されましたね。

・児童手当の延長
・出産費用の保険適用の導入
・子育て世代への住宅支援の強化
などなど・・・・・・

しかしあんまり周囲で話題になっていないというか、それほど「すごい!! これで子供を安心して作れる!!」とかいうような声は聞かない。

結局の所、「異次元の」という言い方がよくない気がする。
正直に「現状の施策の延長線上でできる限りやりたいなぁ、という策」くらいで発表してもらっていればもう少し受け取り方も違ったのではあるまいか。
「閉店セール、超激安」という文句でお店に行ったのにそれほどでもない、そんな感じ。

では「真に異次元の対策」ってどんなのがあるのか?

そもそも少子化は

・晩婚、非婚化
・子供を育てることのコストの増大
(教育費の増大、出産育児によって女性の自身のキャリアを諦めないといけない、待機児童問題・・・・・・)

の2本が大きな原因である。

であればまず結婚という制度を無くしてはどうだろう?
これによって非婚も晩婚もなくなるし、よく分からない不倫のニュースを延々と見せられずにも済む。
一人の人と添い遂げたければそうしたらいいし、その時その時の移り気に身を任せてもいいし、推しを消費し続けてももちろんいい。

次が子育てなんだけれど、生まれた子供を自分で育てるか、政府機関に預けてしまうか選べるようにする。
政府機関に預けてしまえば、その親は子供に、一切のコストを支払わずに済む。

預けられた子供達は恣意的な偏見がもたらされないようにAIによって育てられる。
「いいですか人間のみなさん、こういうとき人間は『嬉しい』とおもいます」
「はい」
みたいな感じで。
(もちろんその期間のお金は私たちの税金によって賄えられる。月1万5千円で足りなければ政治家やその秘書を減らそう)

そしてめでたく成人を迎えた子供たちが日本の新たな構成員となるべく世の中に出てくる。

しかしその「子供達」が私たちをどう思うかはまた別の話である。

異次元の少子化対策というよりは村田沙耶香的少子化対策になってしまった。

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