電気に精通しているということは、魔術に精通しているということ

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電気の一般的なイメージ

クリスマスが近づいてきましたね🎄
いまだに２０℃を超える暖かい日もあって、あまり年の瀬感を感じないところではありますが、、、

うちにはちょっとしたシンボルツリーがあり、冬になるとキレイさっぱり禿げるので、これ幸いと、以前から気になっていたLEDイルミネーションライトを設置しました。

せっかくなのでと、イルミネーションライトにまつわる電気的な小ネタについて、こちらの記事に書きました。

「電気」といったとき、皆さんのイメージはどんなんでしょう。
こんな感じでしょうか。

・・・なんとなく、一般人にはとっつきにくいオーラがむんむんですね。

「目に見えない」電気。だから魅惑的

でも、電気があらゆる場面で人々の生活を支えていることは、疑う余地もないでしょう。

にも関わらずあまり脚光を浴びないのはひとえに、「目に見えない」という電気の特性というか、あり方に大きく拠るところがあるでしょう。

「目に見えないものを扱う」ってなんか、魅惑的じゃないですか？
子供の頃、「魔法が使えたら」と憧れを持ったことは多くの人があるんじゃないかと思います。

私なんかは高校くらいまでは、修行すればその内フォースで物を遠隔で動かすことができるようになるんじゃないかと、半ば本気で信じてたところがあります。スターウォーズのファンじゃなくても、そんな力が存在して使えるものなら、誰でも一度は手にしたいと思うのではないでしょうか。

あれが魅惑的なのは一重に「目に見えないから」ではないでしょうか。手からクモの糸みたいなのが出て遠くの物を動かすのもそれはそれでいいかもしれませんが、フォースがカッコイイのはやっぱり、目に見えないトリックだからでしょう。

そういう観点でいうと、電気は目に見えないところでトリックを仕掛けられるカッコイイ存在なのです。

電気のイメージを書き換えよう

先ほど寄せ集めた電気のイメージ図からもわかるように、電気にまつわるモノというとどうしても、ごちゃごちゃしかったり、カタそうだったり、金属だったり、色合いも味気なかったりなんかで、どうもこう一般人にはとっつきにくいオーラが出てしまっています。

でも、これらが全部「電気の力を使って魔法を起こそうとした人間の知恵の結晶」だという風に見れば、電気や、それにまつわる電気製品、電気設備の見方がちょっと変わってくるんじゃないでしょうか。

風や太陽の力を人間の生活に還元したいと思えば、風力発電や太陽光発電といったトリックを使って風力、太陽光エネルギーを電気エネルギーに変えてみたり

手に入れた電気エネルギーをどっか遠くまでぶん投げたかったら送電網を敷いてみたり

ひとりひとりにエネルギーを分け与えたいと思ったら、変圧のトリックを使ってハンディな扱いやすい電圧にして、コンセントを介してデリバリーしてみたり

もらったエネルギーを使って色んな魔法を試してみたければ、コンセントから受け取った電気をICやパワエレ技術でこねこねして、ある時は風を送ってみたり（扇風機、エアコン）、ある時は熱に変えてみたり（ヒーター、こたつ、ドライヤー）、ある時はぶんぶん回転させてみたり（洗濯機、扇風機）・・・

現代社会の魔法はほとんど、電気で支えられてるということがわかります。
電気に精通してるというのは、ある種魔術に精通している感覚に近いものがあります。

実際、交流発電システムの生みの親であるニコラ・テスラは、”電気の魔術師”の異名を持ち崇められていたと言います。

神様にはなれないけど、電気に詳しくなればなるほど、なんでもできそうな感覚がついてくるというのは、間違いないでしょう。

電気を使いこなすには、数学の使い魔になる

電気を使って魔法レベルに色々なことを実現しようと思ったら、数学に詳しくなる必要があります。

電気は目に見えないので、数学を使ってその振る舞いを予測することが一層肝心になるのです。

数学なんて大人になってから大して使わないじゃんと思っている人も多いかもしれませんが、中二病的な発想を超えて現実的に魔力をつけようと思えば、数学力を磨くのが一番の近道です。

数学は全ての理工学のエレメントなので、究めることで電気だけでなく、他のエンジニアリング分野でもいかんなく魔力を発揮することができるようになります。

まとめ

電気というと一般人にはとっつきにくそうなイメージがありますが、「電気を究めれば魔術を手にすることができる」とマジカルに捉えてみれば、俄然親近感が湧く（!?）のではないでしょうか。