燃えないゴミ・トゥザ・フューチャー

ブラシュッアップした古いスニーカー

穴空いたつま先 まるでスリッパ

燃えないゴミの日 投げ込む前に

あの頃のこと 思い出し君に

もらったこの靴 穿いて出る夜

コンビニいって買う 缶コーヒー

グランディア いつものホット 

ついでに頼むのはホット・モット


ほっと 高鳴る胸のビート

つま先に風 痺れる足

ボロのSAUCONY 今履いてるよ 

「これあげるよ」って言うからやった

ライカのパーカーまだ持ってんのかな

そんなもんだよ あの頃はいつも

まだ着てんのかな なんて甘いな

もう冬だね なんてね


バッハみたいなピアノの

ラッパが鳴って終る第三章

バック トゥザ フューチャー 

未来は白紙 けど

僕の過去は文字がびっしりさ

バッハみたいなピアノの音色

ラッパが鳴って終わる第三章

バック トゥザ フューチャー

ドクがいないから

僕 いまでも変われないな


15,16のガキの頃なら

もっと高かった靴の足音

もっと笑えたろ そんな夜も

つま先の音 まるでお遍路

願うことならもう一度

なんて言ったってしょうがないもう

しつこいやつ は嫌われるから

女々しいやつ それ言えてるから


青いゴミ袋かえって突っ込む

その手止まって読み返す記憶

あと一センチ けど止めるオセンチ

どうしようないし箱にしまい込み

テレビのスイッチ 入れて座り

少し冷めた カツ丼ほうばる

秋も終わる 一人の夜

古いSF 今も見てる


バッハみたいなピアノの音色

ラッパが鳴って終わる第三章

バック トゥザ フューチャー 

未来は白紙 けど

僕の過去には文字がびっしりさ

バッハみたいなピアノの音色

ラッパが鳴って終わる第三章

バック トゥザ フューチャー

ドクはいないから

僕 いつまでも変わらないから



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