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まだ東京で消耗してるの? 県外出身者が見るぐんま(前橋)の良いところ その①

ということで、「まだ東京で消耗してるの?」というのはけっこういい煽り文句だったと思うんですが、その著者がなんというか、残念な状況になってしまっているようで、わたしは残念です。

前口上

現下の社会情勢でリモートワークが進み、脱東京の動きが見られたかと思う一方、2022年1月には東京都への転入超過に転じたとのことで、やはり東京集中への動きは止まないのかその動きを刮目しているところです。

一方、群馬県は「力合わせる200万」のはずが2022年2月1日現在、1,920,332人(前月比2,003人減少)と今年中には190万人も切ってしまうのではないかという勢いです。むむっ。

わたしは埼玉県で生まれ育ち、2013年6月末に妻の生まれた群馬県前橋市に移り住んだ者です。「埼玉出身です」というと群馬の方はたいてい「ほぅそれはそれは」といった態度になっていただけます。これが栃木だったら「ふーん、へー、あっそ」となっていたんじゃないかと思います。ひどいなぁ。

それはともかく、そんな私が群馬県前橋市に移り住み、2人の男児を育てている中で思う、群馬県(のなかでも前橋市)の良いところを縷々述べていきたいと思います。

総論

前橋は子育てしやすい。

株式会社野村総合研究所が、国内100都市を対象に「成長可能性都市ランキング」なるものを作成しています。2017年7月5日に発表されました。

そのなかで「子育てしながら働ける環境がある」という項目で全国2位にランクされています(1位は松本市、3位は佐賀市)。この結果には、納得するものです。

ということで、以下、それに沿う形で自分の思う良いところをあげていきます。数値をつけているものの順不同です。

1.公園が豊富

・・・ですよねー、と子育て世代には共感してもらえると思っているのですが、どうでしょうか。

前橋市内でも
・前橋公園(るなぱあく)  ・敷島公園   ・こども公園(交通公園)
・嶺公園   ・大室公園  etc…

等々様々な公園があります。大きな公園もあれば街区公園と呼ばれる、いわゆる近所の公園もありますが、それぞれけっこう良いんですね。ユニークな遊具があったりする。

いつか、これだけで記事を書きたいと思っています。

2.医療機関が豊富

さすがに群馬大学医学部のおひざ元だけあって、医療機関が豊富にあります。

2018年の「医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」(厚生労働省)によると人口10万人当たりの医療機関へ従事している医師数(同45頁の統計表)は439.1人となっています。(県内平均は228.3人、全国平均は246.7人)

これは、全国で3位です(2位は長崎市、1位は久留米市)。

統計データとしては病院数、クリニック数を持ってくるのが良いのかもしれませんが(実は病床数ランキングだと上位には来ない)、それでも、医療に困ることは今のところありません。

聞くところによると、いまはどうかわかりませんが、冬にこどもがインフルエンザにでもなろうものなら、東京都内だと小児科に診察してもらうのも一苦労だ(った)とか。前から医療崩壊してるじゃん。

それが前橋だと、選択肢があるくらいには医療機関があります。素晴らしい。かかるに越したことはないですが。

3.図書館が豊富

前橋、図書館が多いんですよね。隣の高崎は中央図書館と合併前旧町村にあるぐらいなのが、前橋市は分館として各地にあります。とても便利。

個人的には本館にゴルゴ13シリーズが置いてあるのがポイント高いです。ときの総理大臣も愛読していたとのことで、国際情勢の把握はこれでバッチリです。

全国的にもそんなにはないこども図書館があるのも良いです。ちょっと調べたら、10年ぐらい前の論文紀要(『こども図書館の設置状況と複合化に関する実態調査』豊田工業高等専門学校研究紀要第44号)によると、全国のこども図書館27館(2011年8月当時)のうち、蔵書数で2位です(1位は広島)

あと、公民館とかでも図書の貸し出しをしてます。

さすが文教都市の面目躍如といったところでしょうか。

その②に続きます。

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