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さいたま市(浦和)の方が前橋市よりも1月の朝は寒い(最低気温が低い)件

データがあるのでグラフを作ってみたシリーズです。

タイトル画像(グラフというか、表)で出オチです。
ありがとうございました。

…せっかくなので、だれにいわれるでもなく作ったグラフを貼り付けておきます。各グラフ、軸の幅は異なっていますのでご留意ください。

1月北関東三県+熊谷平均気温

1月北関東三県+熊谷平均最高気温

1月北関東三県+熊谷平均最低気温

タイトル画像における気温平年値は1991-2020の30年間で算定されるのに対し、上の各グラフ内にある表は1982-2021の40年間の平均です。そのため、数値が合いません。

40年間平均数値は、30年間数値よりも気温が低くなっています。1982-1991の10年は、1988,1989年が暖かかったものの、1884,1985,1986,1990年と寒い年がありました。寒い年の方が多かったので、低い方向になっています。

また、前橋市がさいたま市よりも最低気温が高い理由としては、風が強いため放射冷却が弱まることが挙げられます。

風速のグラフも載せます。単位はm/sです。

1月北関東三県+熊谷平均風速

前橋が最も風速が強いです。赤城おろしです。風が強いと地表付近に溜まる冷たい空気が吹き飛ばされます。そのため、放射冷却が強まりません。

また、さいたまの観測地点は 
所在地:さいたま市桜区大字宿
緯度経度:北緯35度52.5分 東経139度35.2分

となっています。旧浦和市の市域なので、さいたま(浦和)と表記しています。

地図を表示させることはしません(できません)が、さいたま市のなかでも、中心部から西に離れて荒川のそばにある模様です。(前橋の観測地点は群馬大学医学部そばのわりと住宅地にあります)

そのため、近年発展著しいさいたまといっても、観測において都市化の影響はあまり受けていないものと思われます。

逆に、熊谷の方がさいたまより暖かい理由(平均、最高、最低気温いずれも熊谷 > さいたま となっている)理由は、よくわかりません。

さいたまの観測地点は、埼玉大学のそばといえばそばです。
筑波山近辺で地震が発生すると「筑波大学は核実験をやめろ」と囃し立てられています。同じようなノリで、さいたまの気温が低いので「埼玉大学は寒い冗談をやめろ」と囃し立てられているのかもしれません。

おしまい。


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