小さな習慣③/自分を信じるトレーニング

前回までで、
「小さな習慣とは習慣にしたい行動を失敗できないくらい小さくすること」と、
「モチベーションに頼っていても長期的な効果は期待できない」
といったことを書きました。

最後になぜ小さな習慣が優れているのか、どう行動に取り入れたらいいのかを説明したいと思います。

1)改めて小さな習慣とは

"小さな習慣とは自分を信じるためのトレーニング"です。

失敗してしまうと自信がなくなったり、自分を責めたりとネガティブになってしまいます。その感情のまま次の行動を起こしても、失敗に対する不安や焦りから、思わぬミスをしてしまうということもあります。

成功体験が積み重なれば自信が持てるようになり、前向きな感情が成功を引き寄せます。
そして自分はできると思うようになれば、できることの輪が広がっていきます。

人は居心地の良い空間に留まろうとします。しかしそれでは成長は見込めません。居心地が悪くても新しいところに飛び出す必要があります。

今までそうしたくてもできなかったのは、飛び出す勢いが強過ぎたからです。勢いが強ければ反発する力も大きくなります。急激な変化に脳は順応できません。
勢いよく飛び出すのではなく、片足ずつ踏み出し、緩やかでも確実な変化を目指します。

小さな行動はそれ単体では効果はありません。でもそれを続けて習慣にすることで想像以上の効果をもたらしてくれます。それは表面的にだけでなく内面的にも。

自分にもできる、やればできるんだという経験が自分を強くします。自分を信じることができるようになれば、あらゆる行動に前向きなエネルギーが生まれます。

2)小さな習慣をやってみる

どうやって小さな習慣を取り入れるのか。
それは簡単です。

目的を立てて、それを自分が毎日成功できる行動に置き換えて実践するだけです。

今まで長続きしなかったことが続くようになります。続かないならもっと小さくするか別の行動にしてみてください。どんな小さな一歩も大きな目標に繋がっています。

でも簡単だからといっても小さな習慣をいくつも取り入れようとすると意志の力が消耗しうまくいかなくなります。
並行する小さな習慣は3個以下とし、全てを実施するのに10分以上かからないものにしましょう。

また行動を起こすタイミングは起きてから寝るまでのどこでもいいのです。合図があると習慣となるまでの期間が短くなりますが、決められたタイミングでできなかった時に気持ちに負荷が掛かってしまいます。自分にあったやり方で続けましょう。
これは強制ではなく、自ら望んで行う行動なのです。窮屈に感じることはありません。

そして慣れてきても目標値は大きくしなくて大丈夫です。腕立て伏せ1回が、おまけをつけて毎日30回以上になっても目標値は1回のままです。1回でも成功、30回は更に成功です。

目標の大きさが効果を示すわけではありません。実際に起こした行動の大きさが大切です。そしてその行動の大きさに関わらず自分の感情がポジティブであることが大切です。

難しく考えずに、まずはやってみてその効果を体感してください。


3)最後に

″小さな目標は大きな目標より優れます。″

それは小さな目標は、大きくなる可能性を秘めているからです。
小さな目標は大きな目標の劣化ではありません。自分を信じるという、内面的な成長とともに大きな目標に向かう重要なステップです。

自分を信じてその一歩を踏み出してみましょう。


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