自叙伝「#車いすの暴れん坊」#42 おわりに
神童と言われた子供の頃から、荒くれた学生時代、汗と涙の自衛隊、そして厳し過ぎた青年隊から、土木現場の現場監督の話。そして事故。
普通であれば人生のどん底で苦しみ喘ぐような悲劇の件を期待されたかも知れないが、残念ながら、人生を諦めるような気になったことはただの一度もない。
事故の後からの入院転院、リハビリ生活を読んでいただいても分かるように、極めて楽天的に前向きにどこまでも上昇志向なのだ。
気がつくと社長になり、次の夢を追っていた。店舗のユニバーサル化、ホテルや温泉のユニバーサル化、そして地域のユニバーサル化……。
とにかく手当たり次第にユニバーサルデザインというものさしで測り、変えてゆくことをライフワークとしてきた。これからも社会のユニバーサル化に邁進するつもりでいる。
この物語の中にひとつだけ書かなかったことがある。それはある女性の事故のことだ。気持ちの中では書きたくて仕方ないのだが、そのことを書くと傷つく人がいるからだ。だからこの話は俺があの世へ行ったとき、彼女としっかり向き合って語り尽くしたいと思う。
こうして生まれて初めて長い長い文章を書いてみた。7万字くらいだろうか。読み 返すのも一苦労だ。何度、読み返してみても切りがない程、語り尽くせていない。
で も、もうこのくらいで終わりにしよう。ここまでの人生の締めくくりとしよう。これ まで、俺を陰に陽に支えてくれた皆さんに、この場を借りて深く感謝の意を表したい。本当にありがとう。
最後に、若い人に伝えたいことがある。人はどういう状況になっても死の選択を自らしない限り生きていけるということだ。
その生きる方法を必死に探してほしい。いじめにあったから。障害者になったから。そんなことで自分で自分の命を絶つようなことはしてほしくない。
そして、怖ければ逃げればいい。いじめられて耐えられなければ、親を頼る、先生を頼る、警察を頼る、友達を頼る。決してそれは恥ずかしいことではない。
そして、生きていれば必ずいいことが巡ってくる。俺の好きな格言をいくつか書いておこう。良かったら参考にしてほしい。
【余 録】 俺の格言集
「生まれただけでグレート。数千億のレースの勝者なのだから」
「生きてるだけで丸儲け。生まれない以上の不幸は無い」
「成りあがれ!若い時は金が欲しいでいいでもいつか金じゃなく
夢が欲しかったことに気付く」
「人生は長さではない、どれだけ一生懸命に活き抜いたかである」
「プライドの為に、プライドを捨てる」
「自分を好きになれなくて、誰を好きになれるというのか」
「ひとりの夢は儚い。でも、みんなで一緒に見る夢なら叶う」
「他人の悪口を言う人が、最も恐れているのは、自分の悪口だ」
「コントロールできないことに、不満を言ったり悩むのではな く、自分ができることに集中する。変えられるのは、自分自身だ けだから」
「人生は成りたい自分を演じることから始める。演じてることがやがて自分の人生になる。だからどんな人生も自分で創れる」
「生まれた時はみんな白(幸)、色んなことで黒(苦)を置くが、白を置いたら全てが白になる。人生オセロゲーム」
「夢現鶏を夢を念じて喰らえば、夢は現実に成り候」
■Special thanks
株式会社都留紙工 代表取締役社長 都留慎治
http://www.p-tsuru.com/
イラスト工房 美遊 吉崎 ゆみ
ぐっどらいふ大分 代表 丸子博司
http://www.goodlifeoita.jp/index.html
悪友 矢沢ファン
悪 友 深 見 眞 人
ゆわいの宿 竹の井ホテル
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ヒットパレードクラブ
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貸別荘こまくさ
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とんぼの湯
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■関連サイト
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