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【雑記】問い。MBTI診断とストレングスファインダーの結果は整合するのか


はじめに

前回の投稿ではストレングスに着目した。前回言及している通り、MBTI診断は性格診断であり、性格の中の強みをストレングスファインダーで診断する関係性だと理解している。

普通に考えれば両者は整合するだろう。戦略思考的なMBTI診断結果が出れば、ストレングスも同様に戦略思考になるだろうし、共感性的なMBTI診断が出れば、ストレングスも同様に共感性の高いものになるだろう。

では自分は…?ということで本noteである。


MBTIの診断結果

2023年の7月、10月にそれぞれ1回ずつ行ったが、両方とも結果は建築家型(INTJ-A)となる。今年に入って変わった。確か前は冒険家 (ISFP-T)だった。真逆。おそらく各要素が中央に近くぶれやすいのだと想像する。

上司?大先輩に「20代のうちは経験や当時の環境によってぶれやすいものだ」と言われたことがあるが確かにおっしゃる通りかもしれない。逆に言うと若いうちは環境を変えることで、自身の性格を変えることのできるボーナス期間なのかもね。過去からの連続性だけで判断してはいけない領域。


そもそもMBTI診断とは

MBTI診断とは複数の質問に答えることで、性格タイプを大まかに16タイプに分類する診断のことである。4文字のアルファベットはそれぞれ2つずつのタイプがあり、2の4乗で16種類というわけだ。

例えば建築家型 (INTJ) を基準にすると、こんな感じ。

  • I: 内向型 vs E: 外向型:なにがエネルギーの源泉か、関心を寄せる方向
    →私の場合、1人でじっくり考えることでエネルギーを獲得する。

  • N: 直観型 vs S: 感覚型:外部情報をどう受け取るか
    →私の場合、理論重視で全体像を抽象的に見る。

  • T: 思考型 vs F: 感情型:どう判断を下すか
    →私の場合、判断軸は合理性や効率性に基づいて行う。

  • J: 判断型 vs P: 知覚型:どう物事に臨んでいるか
    →私の場合、決断・計画を立てその通りに実行したい。

そこに「-A」「-T」が付くという感じ。Aがポジティブ寄りでBがネガティブ(繊細)寄りといった感じ。


建築家型 (INTJ-A) の特徴

16PersonalitiesのHPによれば、建築家型は「想像力が豊かで、戦略的な思考の持ち主。あらゆる物事に対して計画を立てる。」とある。

  • 「パイオニア精神」
    →独立心・自立心が強く、自分のアイデアを追求したい

  • 「知識に貪欲」「好奇心旺盛」「独創的」
    →知識を増やすことが純粋に楽しいと感じる

  • 「感情を軽んじる」
    →事実より感情の方が重要と思っている

  • 「人付き合いが苦手」「攻撃的」「批判的」
    →合理性にこだわり、人付き合いにいら立ちを感じることもある

たしかに「もっとこうやった方がいいのでは?」「この運用は費用対効果が悪い」等、ぶつくさ脳内で愚痴っていることが多い。

マイナス面として「感情を軽んじる」「人付き合いが苦手」が挙げられる。そんなつもりはないのだが、監査法人時代の私は機械のようなコミュニケーションスタイルだったようだ。いまでも後輩(そしてその奥様)にネタにされている(たぶん)。

人付き合いは苦手で、大人数は非常に難しく感じる。大人数では黙って人の話を聞いていることの方が多い。


え?第3位のストレングスは共感性なんですが

ストレングスファインダー診断結果

これまでMBTI診断の内容を見てきた。ざっとまとめると「戦略思考型で自立心が強いが、感情を軽んじる人付き合いの苦手なやつ」といった感じ。

では、ストレングスファインダーの結果はどうだったか。右側の2023年の方に着目する。

第1位には、見事に戦略的思考力領域の強みである「未来志向」がランクインしている。また、第4位には質にこだわる「最上志向」、第5位には頭脳活動を好む「内省」がランクインした。第1位、4位、5位はMBTI診断と整合的である。

第2位の親密性についても、限られた交友関係を心地よく感じるタイプであり、建築家型のそれと整合する

一方、第3位にランクインしている共感性。これは建築家型の弱い部分である。


個人的な理解・整理

建築家型にもかかわらず、共感性が高い。客観的に見ればこの矛盾は気になる点である。一方、直感的にはそこまで違和感のない結果であり、その理由を考える。

そもそも、性格診断などという曖昧なものを信用するべきではない、MBTI・ストレングスファインダーの関係性を誤解している、建築家型・親密性・共感性の特性について誤解している等々、前提から疑ってみる。

調べた限り、そもそも源流が違う(MBTIは心理学、ストレングスファインダーは統計学)ようである。「ふむ、ただ相関してしかるべきでは?」という頑固な自分が顔を出す。

“そもそもMBTIはユング心理学の実務的応用であるのに対し、ストレングスファインダーは統計分析であるため、頭からまったく違うものです。”

コハクル「MBTIとストレングスファインダーの違いと組み合わせ方_PartⅠ(組織編)


ああ。前々から認識していた自身の二面性。自分の行動に対しては建築家型要素がかなり強く働いている一方、他人の行動に対しては共感性を発揮する二面性だ。

見方を変えると、自身と他人を完全に切り分けているともいえる。この自他の切り分けに建築家型っぽさを感じないでもない。

正しいかは不明だが、一旦そのように分析しておく。正解はないし、答えを仮置きしてそれを基に話を進めていく。このスタンスが大事。多分。


今後の方針

分析しただけで終わっては意味がない。行動につながってこその思考・分析である。ということで今後の方針を考える。

2パターンの強みの活かし方がある。上記の整理に従えば、対自分・対他人という軸で整理できるはずだ。

  1. 「対自分」という自分の性格・強みから言えば、いわゆる建築家型としての「想像力が豊かで、戦略的な思考の持ち主。あらゆる物事に対して計画を立てる」強みを生かす

  2. 「対他人」という自分の性格・強みから言えば、共感性を生かす

それぞれ、ぼんやりと「こういう形で仕事にしていきたいな」というものが見えてきているところだが、それはまたの機会にまとめる。今日は以上。

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