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97.Eid Mubarak!-ラマダン終わる

ヒジュラ暦1441.10.01 (2020.5.24)

イード ムバーラク!(イードおめでとう!)
こちらでは昨日でラマダン(第9の月)が終わった。一か月間の日中の断食が終わったことになる。そして、今日からの3日間 or 4日間はイード・アル=フィトルという祝日になる。日本で言うなら、お正月に近いめでたさがあると思う。通常なら、この時期は家族、親戚で集まって盛大に祝う。これまで、私も何度かお邪魔させてもらったことがある。去年はこんな感じだった。

今年はどうかというと、

厳重な外出禁止令が出ている。ラマダン中は日中の必要な外出が限定的に許されていたが、イードの間は再び完全外出禁止となっている。既に2か月以上、外出禁止令が続いているが、未だサウジのコロナ感染者数の増加の勢いは衰えていない。
2020/5/23時点で感染者数の合計が70,161、死者数は379名に上っている。ここ1週間は、毎日2,500名程度、感染者が増えている。

特に今週は、首都リヤドの感染者数が国内で一番多く毎日500~700名以上、増えている。

==== ここまで、リヤドの現在の様子。=====

私の方は、今、「ひと月ぶりに」午前中にコーヒーを飲みながら、これを書いている。ナッツもつまんでいる。幸せだ。

今年も結局、迷ったあげく断食をした

今年は、お付き合いとしての断食をする必要はなかったが、ここ数年、このラマダン期間中に体重を減らし、一時帰国時の健康診断に備えてきた。今年は一時帰国は難しそうだが、それでも、冬に増加した体重を落とそうと思って3キロ減を目標にした。

毎朝、起きてすぐ体重を測りアプリに登録すること30日。4/24~5/24からの体重のグラフがこれだ。4/24日に68.2kgからスタートした。



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波のない安定した折れ線グラフ!ゴルフボール置いても転がらないと思う。

30日後の今日の体重は67.8kgだった。(*「平均」という表示は意味不明)

誓って言うが、日中こっそりパンを食べてたみたいなことは断じてない。本当に日中、何も口にしていなかった。毎年のことだが、午後は生産性はガタ落ちで、体や脳に力が入らなかった。苦しい1か月だった。

途中、あまりの体重の減らなさに、体重計が壊れたんじゃないかと何度も思い、電池を取り換えたが、体重は変わらず、液晶の表示がより濃くなって、私を深く傷つけた。

結果、500g減。こんなのトイレ前後でどうにでもなりそうな数字だ。こんなことなら、いつも通りに過ごしたって、よかったんじゃないかと猛烈に思っている。この1か月、私の生産性を犠牲にしたのは何だったのか…

振り返ると、最初の1週間、順調に体重が減って1kgほど落とした。精神的には1週目がつらい。空腹感が強い。2週目から脳はもう午後は使い物にならなくなる代わりに、体も一日一食モードに適応をはじめ、日中の空腹感は少し緩くなる。このあたりから、体重は元通りになった。私の場合、ラマダン中の食生活は不健康になる。寝る直前もけっこうな満腹感を持って寝ている。じゃないと、翌日耐えられなくて不安なのだ(笑)そして、翌朝、胃を持たれ気味に起床し、その不快感により空腹感に気づかないようにするという禁断の技を使っていた。

最後の一週間は、今年は到底、目標が達成できないんだというと悔しさと、にもかかわらず、断食明けに作ってみたいバスクチーズケーキの動画をあさってしまう自分に嫌気がさした

ただ、今年の減量失敗の主な原因は、外出禁止があるだろう。この間、私の一日の歩数は5000歩を下回っていた。消費するカロリーも例年より少なかった思う。つまり、1日一食で十分だったということだ。

あと、今年、特に感じたのは私の体が「断食」モードを記憶していたということだ。これまでの断食の経験を体が学習していて、断食が始まってすぐに、省エネモードに切り替えた感じがした。アウトプットも早々に下げて、その代りインプットも少なくていいような代謝?に変わった気がした。

と、こんな感じで2020年のラマダンでは減量はできなかった。例年、イード期間中に一気に体重を2kgぐらい増やしてしまうのだが、今年はどうなるのだろう。これで増えたら、やりきれない。
クリームチーズと生クリーム買わないと♪

Fasting is Not So Fast for Me Loosing Weight

いつもより、ちょっとよい茶葉や甘味をいただくのに使わせていただきます。よいインプットのおかげで、よいアウトプットができるはずです!