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L:6 マランゴニ効果

2022.10.31

期せずして、家にいる時間が長くなったので、家事に力を入れている。なんとなく家にいるのが後ろめたいからだと思う。家事の中でも、「掃除」が一番好きだ。

考えてみると、日本で一人暮らしをするのは10年ぶりになる。10年ぶりに掃除用品を買いにドラッグストアに行くと、10年前にはなかったと思われる掃除用品があり、なかなか心躍る。使ってみた感想とともに書いてみる。

バスマジックリン エアジェット

お風呂掃除洗剤。お風呂掃除は大変だ。ちょっと、掃除をサボるとバスタブがざらざらっとしたり、タイルの隙間がピンクっぽくぬるっとなる。お風呂は体をきれいにする場所だから、ここが汚れていると何となくQOO(Quolity of Ofuro)が下がる。

狭いバスタブを掃除するのはなかなか難儀なことだ。狭いバスタブに入って、側面をスポンジで磨くのは普段、使わない筋肉を使う。途中から面倒くさくなって、足でスポンジをつかみゴシゴシするようになる。バスタブを洗うときは服を着ていると濡れるので、上半身裸で掃除することが多いが、冬場にシャワーヘッドが暴発して冷水が体にかかろうものなら、シャワーヘッドをバスタブを叩きつけたくなる。

そんな難儀なお風呂掃除を簡単にしてくれるのがバスマジックリン エアジェットだ。知っている人も多そうなので、詳しくはリンクや動画を見ても欲しいが、これは洗剤を泡状に噴射して、2,30秒放置して、あとはシャワーで流すだけなのだ。

よくできているなと思うのは、泡だから液体のようにす〜っと流れずにバスタブに残る。これでしっかり、バスタブのざらざらをきれいにしてくれていると思う。加えて、スプレーがよくできていて、泡が満遍なく届くような吹き出し方をしてくれる。

実際、使ってみると確かに簡単にきれいになる。これならバスタブの中に上半身裸で入る必要がない。バスタブの外からシャワーですすぐだけで、スポンジもいらない。

これはすごい!と思った。
ただ、数回使っていくうちに、どうしても泡がしっかりかかってない部分が出てきて、やはりスポンジでゴシゴシはしている。それでも、手間はだいぶん、軽減されたので、素晴らしい洗剤だと思う。


スクラビングバブル トイレスタンプ

⚠️以下、トイレのお話になります。

これは掃除用品というか、掃除の手間を軽減してくれるタイプのアイテムだ。私はこれを洗浄力の高さ云々ではなく、使用感が楽しいから使っている。「ねるねるねるね」がお菓子の味そのものより、食べる体験を楽しむように、これも体験が楽しいアイテムだ。

この手のアイテムだと、私は「ブルーレットおくだけ」が頭に浮かぶ。おそらく、小さい頃からCMを見てきたからだと思う。今もやっている。

トイレのタンクの上に設置して、そこから洗浄成分がトイレを流す時に流れて、トイレが汚れにくくなるというものだ。

対して、スクラビングバブル トイレスタンプは便器の方に設置?貼り付けるのが新しい。

トイレの水を流すと、濃縮ジェルから洗浄・防汚成分が溶け出し、「マラゴニー効果」の働きで、水たまりからフチ裏まで全体に行き渡ります。

マラゴニーが人の名前なのか、英単語なのか、はたまた、適当な命名なのかわからないが、「マラゴニー」は強い感じがする(笑)

ちなみに「カタカナ+効果」とか、小林製薬のネーミングセンスは、私の大好物だ。それだけで買いたくなるし、もし、商品名の募集があったら、応募してみたい。

話は戻って、公式のCM ではクレヨンしんちゃんのバージョンがあるようだ。こんな感じで使う。アニメなのでリアルになりすぎず見やすいかもしれない。

何が楽しいかというと、スタンプが楽しいのだ(笑)

どう説明すれば伝わるかが難しいが、ちょっと高級な水羊羹を頭に浮かべて欲しい。細身のやつ。竹筒に入ったやつありますよね。あの感じの形状です。中には水羊羹ではなく、透明の粘り気のあるジェルのようなものが入ってます。(実際には触れてはいない)

それをトイレ掃除をした後で、便器に押し当てて、1回分のジェルをぎゅっと押し出します。すると、便器にジェルがくっつきます。そして、ゆっくり筒を持ち上げると先がにょきっと尖った形でジェルが張り付きます。

これが楽しいんです(笑)感触というのか(触ってないけど)。おもちゃのスライムのような。独特の質感。まずそれがよい。
次に、日々、トイレを使っていくうちに、それがすり減っていくのが目に見えてわかるのが趣がある
貼り付けた当初は、ニョキッと尖った形なのだけど、水を流している間に、徐々に削れて丸く薄くなっていく(だいたい10日ほど持続)。これを見るにつけ、“あ〜マラゴニー効いてるわ〜”と心で呟いている。

ただ、気をつけて欲しいこともある。
CMや説明書をみると、トイレの右か左の片側にスタンプされている。私はこれを初めて見たとき、バランスが悪いんじゃないかと思った。

そこで、便器の向かって正面ど真ん中にスタンプを押してやった。そして、トイレを流したら、貼り付けたばかりのジェルの8割が一瞬で剥がれて、便器の向こうへ消えていった。トイレの汚れを落とす前に、自らが落ちてしまった。この矛盾を受け入れるのに30分ほど時間がかかったが、改めて、側面にスタンプしなおした。

便器の種類にもよるだろうが、直に水流が当たったり、貼り付ける設置面の角度などが悪かったのだと思う。素人は余計なことをしない方がいい。

スプレーもスタンプも10年前からあったのかもしれないが、昔からの掃除用品も誰かが日夜、改善改良を進めているんだなと気づかされる。

あと、最近思うのが、大容量の詰め替え用品が増えたことだ。一昔前は詰め替え用は1回分だった気がするが、最近は業務用的な、キロ単位の液体の詰め替えが増えた。たぶん、これってネットで買えて、宅配業者の人が持ってきてくれるから可能になったんだろうなと。ほんとに宅配業者の人に感謝である。

もう一つ、スクラビングバブル 流せるトイレブラシについても書きたかったが、想像以上に長くなったのでここで終わりにする。


*記事を書き上げた時点で「マラゴニー効果」について気になったので調べた。

どうも、マランゴニ効果と呼ばれる方が一般的な感じだ。イタリアの物理学者の名前から来ている。この効果があるおかげで、片側にスタンプするだけで、全体に効果が広がるようだ。

**前回に続き、見出しの画像はcanvaのテキストから画像を自動生成する機能を使っています。

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