デジハリ3Q1回目
夏休みが終わって大学のゼミが始まった。ヒューマンアカデミーの授業も始まるので、週2日は講師業に専念する。池袋のコミカレと宣伝会議の講座もあるので週3日ペース。多すぎる。何か減らさねば。
デジタルハリウッド大学では、ゲーム制作をするゼミをやっている。「米光ゲームゼミツイッター」で情報を発信していたり、発表会をしたりする(来週の10月2日はおひろめ会だ、ぜひ遊びにきてください)。
ここ数年、試行錯誤して、「先生はなるべく何もやらない」というスタイルを作っている(まだまだ何もやらない境地には達してない)。
何かやろうとすると、いくらでもできる。企画、準備、実行、やればやるほど良いゼミになる。学生も満足する。が、一番学んでるのは、企画準備実行をていねいにやってる教える側だった、みたいなことになる。
なんなら、卒業作品も、手を動かすのは学生だが、指導という名でキモの考えは先生がやってる。
お客様として受け取る学生は、なんだか学んだ気になるが、実際は何もやってない、という状況になる(まあ、先生の考え方を直接聞いて自分の手を動かすというのは、それはそれで貴重な修行ではある)。
授業終わって、ホワイトボードを自分で消している先生をみると、それ学生にやらせないとダメなんじゃないかなーと思う。そういうことを分担してやることで、「学習する環境を整えることの意義」を実感として知ることになる。
ので、状況設定だけを入念にやって、あとは学生が自ら考えて行動するというスタイルに移行してきた。もちろん学生が考えることなので、あらぬ方向だったり、手抜かりがあったり、あまい発想だったりする。ので、そこは指導する。だが、あくまでも考えて行動するのは学生だ。
デジタルハリウッド大学、夏休み明けのゼミ。
3年生は、役割設定(Twitter番長、予算番長、ゼミ番長、空間番長などいろいろ決めた)と5分間授業のテーマを考える、自己紹介など。4年生は、夏休みに完成させたゲームの内覧会、10月2日のおひろめ会と、卒業展示の情報共有。
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