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アイデア出すには駄目アイデアを出せ

2022年5月24日にアップした「ともかく100個アイデアを出してみる会」の記事をタイトルを変えるとアクセス数がどれぐらい変わるか。という実験のための記事です。



「アイデアを100個ぐらい出して、そこから選んでいる」
と言うと、「アイデアをたくさん出すべし」ということを大袈裟に言ってると勘違いされることがある。
違うんだ。本当はもっとたくさん出していて、そんな数を言うと「うそー」と思われたり、「そんなことできない」と思われちゃうので、減らして100個って言っている。

アイデアを100個以上出すのは簡単。アイデアの質を落として量産すればいい。ダメなアイデアを出せばいいのだ。1日10個ぐらい書き出せば、10日で100個だ。一カ月で300個だ。

「ダメなアイデアでいいのか?」と問われそうだが、逆だ。ダメなアイデアがよいのだ。

「良い」というベクトルに縛られてしまうと、うまくいかない。「良い」ものは案外狭い
そもそもストレートに「良い」と思うものは、もうみんな考えている。「良い」という枠に縛られちゃダメなのだ。凡庸なものばかり出てくる。

アイデアの段階では、つまらないアイデア、実現不可能なアイデア、ばかばかしいアイデア、なんだかよくわからないアイデア、そういったものをガンガン出す。ダメだからこそ、誰も考えもしなかった非凡なアイデアに育っていく。

いや、ガンガン出すことを自分に強いることで、「良いアイデア」にこだわれなくなって、ようやくダメなアイデアが出てくる。

そう、案外、ひとは「良い」に縛られてしまう。ついつい「良い」のを出そうとしてしまう。そうすると「100個も出す」が嘘に思えてしまう。
その自己検閲から解放されるためには、10分で10個出す、といったタイムリミット量産を強いることで、どうにかこうにか逃れられるのだ。

そして、良くない非凡なアイデアの種を育てる。ブラッシュアップする。「こりゃダメ」「無茶すぎる」「無謀だ」というものを、育てることで「良い」ものにしていく。
ダメなアイデアとダメなアイデアが融合して育つこともある。

最初の発想が非凡であることが大切で、「良い」の枠からはみ出てることが重要だ。はみ出たまま良いものにしていく。
非凡な発想を育てることで、一歩はみ出したものができる。何かを突破する。

「具体的にどうやればいいの?」
というわけで、「じゃあ、みんなで、やってみましょう」。

「とにかく100個アイデアを出してみる会」を開催する。

第1回 2022年6月1日(水曜日)21:00-22:00
「とにかく100個アイデアを出してみる会1」@Zoom
・「とにかく100個アイデアを出してみる会」とは?10分
・ウォーミングアップで自分を細分化してみる。10分
・キーワードからアイデアをあっという間に10個出す。10分
・アイデアを話してみる。5分
・さらにアイデアを10個出す。5分
・アイデアを話してみる。5分
・ふりかえりと今後。5分
・質疑応答。
■構成、時間は目安です。臨機応変に進めます。

誰でも参加可能です。
紙とペンを準備してください。

Zoomのオンライン会議で、スライドを共有して進めていきます。
およそ60分の予定の気軽なアイデア会です。

この下の有料記事で参加申し込みできます。
記事単体での購入、もしくは「表現道場マガジン」参加で、OK。

こういったことは理屈で「わかった」って頭でっかちになるより、実際にやってみて活用することが肝なので、ぜひ、いっしょにやってみましょう!

「表現道場マガジン」は、表現や発想に関する記事を更新。オンラインワークショップや雑談会などもやっていきます。参加したいときに参加できる気軽なスタイルなので、ぜひー。


「表現道場マガジン」主催・米光一成プロフィール
ゲーム作家/ライター/デジタルハリウッド大学教授。
広島出身。
代表作「ぷよぷよ」「はぁって言うゲーム」「変顔マッチ」「あいうえバトル」「むちゃぶりノート」「BAROQUE」「記憶交換ノ儀式」等。
池袋コミュニティ・カレッジ「表現道場」の道場主。
著作『東京マッハ 俳句を選んで、推して、語り合う』(共著:千野帽子, 長嶋有, 堀本裕樹, 米光一成/晶文社)『思考ツールとしてのタロット』(こどものもうそうブックス)『自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法』(日本経済新聞出版)『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』(ベストセラーズ)等。


60分ぐらいの軽いワークショップです。ぜひお気軽に参加してください。

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