「荒野へ-The Game of Tarot」この新しい儀式に
「荒野へ-The Game of Tarot」という作品を作っている。
「荒野へ-The Game of Tarot」は、タロットカードを使ったゲームであり、占いであり、瞑想であり、儀式である。
22枚のカード(大アルカナと呼ばれる)を使って闇山(潜在意識)から、カードを荒野(現実の場)に開いていく。ルールに従って、自分の血、未来の血を過去もしくは今に流しながら、すべてのカードを荒野に開けば「達成」だ。
ソリティア(1人プレイ)を習得した後は、2人でプレイを楽しんでほしい。協力しながら、相手を出し抜き、血を奪い合う熾烈な戦いを象徴的に演じることになるだろう。
プレイの結果を使って、個人的なことがらや、ふたりの相性を占うこともできる。精神を集中して挑んでほしい。
1998年、「BAROQUE 歪んだ妄想」というゲーム制作のために本格的にタロットについて調べ始める。「上級天使と呼ばれる存在がタロットを模して、異形のものたち22体を生み出した」という設定にしたからだ。
タロットを調べ始めると、これは単なる占いの道具にとどまらず、イコノグラフィー、宗教、西洋絵画、象徴、思考ツール、ゲーム、システム、照応、人間心理など、無数の方向につながるブツだと気づき、修行のような調査を継続。
2012年にイベント「思考ツールとしてのタロット」を開催。阿佐ヶ谷ロフト等で、100人規模のタロットイベントを行う。また池袋コミュニティカレッジの連続講座「思考ツールとしてのタロット」を3シーズン開催。
京都国際舞台芸術祭2014のフリンジ企画「使えるプログラム2014」にて、ワークショップと即興劇をミックスしたスタイルで「思考ツールとしてのタロット」を上演。好評を得て再演もした。
2016年にイベント「思考ツールとしてのタロット」をまとめた書籍、紙版と電書Kindle版をリリース。
そして2019年いよいよ「荒野へ-The Game of Tarot」が登場なんである。
構想というか、タロット活動20年の集大成である。
明日(2019/11/02)フォアシュピールというイベントで、初の「イベント公開」だ。この新しい儀式に参加されよ。
2019年ゲームマーケット秋( 11月23日【土曜日:R13】):取置予約も受付中。
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