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#アドベントカレンダー2021『クリスマスケーキ』への決意


12月もあっという間に2週目入りました。今回は小説家を目指すマンガ好き、ナカタニエイトさん主催のアドベントカレンダー企画に参加させていただきました✨

総勢25名のクリエイターたちが物語を紡いでいくというなんとも楽しそうな企画です🔥

ではでは、私が担当した2021年12月8日分をお届けします。

マンガにする予定でしたが間に合わずエッセイのようななにかの文章となりました。せっかくネームまでできてるので完成したら追記します。

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🍰クリスマスケーキ🎂

12月に入り6歳になったばかりの息子がソワソワし出した。

クリスマスがやってくるからである。

サンタさんへのお手紙、父母祖父母からもらうためのプレゼント選び、ケーキのリクエストなど準備に余念がない。

幼稚園ではでかい靴下の制作も行っているようで、毎日ワクワクしているのが伝わる。

最近では料理を手伝いたがる息子のリクエストで、我が家は誕生日やクリスマスの日にケーキを作ることが多い。

作ると言っても2歳の娘を見ながら本格的なケーキ作りは難しい。息子がやりたいのはデコレーションなので、作るのは市販で売っているスポンジに生クリームを塗ったり、いちごやチョコレートを飾ったりするお手軽ケーキである。

味はまぁ想像通り。

少しでも大人もテンションを上げたくて、せめて生チョコホイップくらいはと、美味しい板チョコを溶かして作ってみるが、人気パティスリーのケーキにはほど遠い。

たまには憧れのパティスリーのケーキ予約争奪戦に参加して、洗練された洋酒香る大人のためのケーキも食べたいな、なんて思わないでもない。

しかしまぁ、幼児2人抱えて電車に乗ってケーキを買いに街に繰り出すのも大変だし、嘘みたいに出費がかさむ12月に、それなりのお値段のケーキを自分のためだけに買うのも気が引けるのである。

せめてもーちょっと働く時間が確保できて、自分の収入があればなぁと無いものねだりしながら、今年も手作りケーキを子どもたちとつつくのだろう。

ひとつだけ心に決めていることがある。

そう遠くない将来。

子どもたちが家でクリスマスを過ごさなくなり、仕事も復帰して、いざ夫と2人でお目当てのケーキを食べた時。

あの頃は賑やかでよかったなぁなんて過去を思い返して、干渉に浸ることはしたくない。

自分のお金で手に入れたお高いケーキを心ゆくまで味わうのだ。

自分で苦労して稼いで買う憧れのケーキも、今しか食べないだろうこの拙く可愛らしい手作りケーキも、どっちも私にとって大切で尊いのだから。

おわり

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すぐ無いものねだりしてしまうので、今をしっかり味わっていくぞというただの私の決意のお話でした。

明日12月9日は 入り江わにさん です。

この日は漱石忌なので句を題名にしたエッセイを書かれる予定だそうです。是非こちらもお楽しみください♪

皆さんは今年はどんなクリスマスケーキを食べる予定でしょうか?

どれにしようか選ぶのもクリスマスの楽しみの一つですよね。読んでくださった皆さんが素敵なクリスマスになりますように。

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