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ドラマ『最高の離婚』が好き

どうも、「最高の離婚」というドラマが大好きです。これまで見た中で1番好きだし、こんなに何度も観返してる作品は他にありません。圧倒的に好きです。

そんな僕が、最高の離婚の好きなところをただただ語る記事です。
それではどうぞ。

「濱崎光生」というキャラクターが愛らしい

瑛太さん演じる主人公役の「濱崎光生」というキャラクターが最高に好きです。もうなんとも言えない感じで好きなのですが、なんとか言葉にした彼の魅力は2つです。

①生真面目で細かくて、皮肉屋なところ

「怒ってることは怒っているけど、その中で分けた複雑な割り振りの中では、必ずしも怒っているわけじゃない。」

変にロジカルっぽく喋っちゃうけど、別に賢ぶってるとかじゃなくて、ただ正確に伝えたいだけで、むしろ無理に馬鹿っぽく喋るのも自分の言葉じゃないような感じがして気恥ずかしい感じなんですよね。

「わざわざお湯で体を温めるために出掛けるなんてくだらないと思います。あーあったまったなーなんて、もともと家に居れば、体冷えてませんからね」

なんとなく続いてる慣習とか、みんな右ならえでやっちゃってることとかが納得いかないんですよね。別に尖りたいとかじゃなくて、単に経験のないことを批判したがる食わず嫌いみたいなものなんですけど。笑
普通に考えてそうじゃん?なに?って思っちゃうんです。

この温泉を批判するところとかも、言われてみると確かにwって思っちゃうんですけど、ドラマ中では、結局温泉に入って「あ〜温泉って気持ち良いんだなぁ…☺️」ってなってて、そこがまた愛らしい。

②不器用で繊細なところ

「大縄跳びみたいな…。ぐるぐる回ってる。みんなはその中で跳んでて、入れっていう。入ってみると、縄が僕の足に引っかかって、止まってしまうんです。何をどうしたらいいのかは分からない。何をどう言えばいいのかは分からない。ちゃんとできないんです。色んな事が。ちゃんとできないんです。」

このセリフももう痛いほど共感しました。大縄跳びっていう例えも秀逸です。

みんなとうまく馴染めなくて浮いてしまってる気がしてて、会社で会議で頑張って発言してみても、なんか反応が悪い。
なんで浮いてるか分からないし、何をどうしたらいいか分からない。
めちゃめちゃ共感できてしまいます。

濱崎さんは、すごく偏屈で変わってる人なんだけど誰よりも人間らしさを感じてしまいます。僕は濱崎さんほど極端ではないかもしれないですが、すごく気持ちがわかってしまい、応援したくなります。

坂元裕二さんの脚本が好き

脚本家の坂元裕二さんの書くセリフが大好きです。坂元さんの他の映像作品や小説も好きですが、やっぱり僕にとっては「最高の離婚」が1番好きです。

③あるあるが秀逸

「元気がないから元気ぶったことするんだよ。 病んだ都会人がジョギングするんだよ」

こういう、なんとなくみんな共感できて「あるあるw」って思えるようなことが見事に言葉にされてて嬉しくなります。しかもそれが、ベストな文脈と語呂のよい言い回しで語られるので、聞いてて爽快です。

「『浮気はやめて』とか、『嘘はやめて』とか、負けてる方は正しいことばっかり言って責めちゃうんだよ。正しいことしか言えなくなるんだよ。正しいことしか言えなくなると、自分がバカみたいに思えるんだよ。」

騙すより騙される方でありたいと、祈る。
ただ、正しいことばかり言ってると、自分が馬鹿みたいに思える時がある。

面白いあるあるだけじゃなくて、心に刺さるような名言も多いです。

誰もが今まで一度は経験したことあるような複雑な感情や心の機微を、そのまんま言葉にして、さらに魅力的な脚本として表現できるのは本当に素晴らしいなと思います。

④緊張感と笑いのバランスが絶妙

特に、これといったセリフは引用できないんですが、坂本さんのどの作品を見てもこの魅力が分かると思います。

ひっ迫した言い合いをしてる真っ最中なのに、相手の手癖が気になっちゃうとか、例え話が「ん?w」ってなるような話だったりとか、とかとか。
そういう緊張感を緩和するような、言い合いの原因になってる論点だけに集中できなくなるような細かい要素がうまーく散りばめられてるんですよね。そのバランスが絶妙なんです。

笑っちゃいけない真剣なシーンなんだけど、ちょっと笑っちゃいたくなるようなそういうが感覚が見ていてとてもワクワクします。

終わりに

以上です。
ただただ好きなところを語るという記事に挑戦してみました。
もし読んでくださった方で「分かる!」とか「こういうとこも好きなんだよね!」とかあればコメントください!


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