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努力や経験の価値。

仕事関係者やスタッフと一緒に、四国に行った時の話です。

初日の夜は、皆で軽く飲みながら交流を深めました。
普段は、たいてい仕事の話ばかりなので、このような交流の機会って、とても大切だなーと思います。

夜遅くまで飲んでいたにも関わらず、
翌日は、皆、朝7時くらいには朝食会場に集まっていました!
目標を追いかけている人たちは、やっぱり、凄いですねー!!

そして、朝食を済ませてから、早速、出かけました!

四国と言えば・・・
やっぱり、『四国遍路』でしょう。

四国遍路とは、讃岐(香川県)に生まれた空海(弘法大師:774年〜835年)が修行を行った地として伝えられる寺々である四国八十八箇所霊場を巡礼することを言います。

本来、四国遍路の行程は、徳島県の1番札所霊山寺から、高知県~愛媛県を回り、香川県の88番札所大窪寺まで、四国を一周(約1400km)するそうです。

今回は、滞在日数が少ないため、まずは、1番札所霊山寺を訪れました。

四国㉝

門構えが壮大ですね。

四国㉛

門をくぐると、左側には、このような塔が立っています。

四国㉙

右側には、綺麗な池なども見えます。

門を一歩くぐった先は、神聖な雰囲気ですので、ピリっと良い感じに身が引き締まる思いがします。

真っすぐ進んだ先には、本堂があります。

四国㉜

とても格式高い感じがしますね!

ちなみに、貸し切りタクシーの運転手さんが、『四国遍路』について、めちゃくちゃ詳しかったので、参拝方法等、いろいろと教わりました。
なんと、お参りの際には、お経まで一緒に唱えてくれました。

ボクは、学生の頃にボランティアを運営していて、その際、お寺とも交流があったので、実は、素人レベルですけど、般若心経などの読経をやったりしていました。

般若心経の全文です。

摩訶般若波羅蜜多心経

観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄  舍利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是  舍利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減  是故空中 無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無眼界 乃至無意識界  無無明 亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故  菩提薩埵 依般若波羅蜜多故 心無罣礙 無罣礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃  三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提  故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚  故説般若波羅蜜多呪 即説呪曰
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶
般若心経

ただ、学生時代から、随分、月日が経ってるので、
今では、空で言えるのは、上記全文のうち、太文字の部分までです。

『まかはんにゃはらみたしんぎょう
かんじざいぼさつ ぎょうじんはんにゃはらみったじ しょうけんごうんかいくう どいっさいくやく しゃりし しきふいくう くうふいしき しきそくぜくう くうそくぜしき じゅそうぎょうしき やくぶにょぜ しゃりし・・・』
と言う感じです。

学生時代は、
『なぜ、お寺で座禅したり、お経を唱えたりしてるんだろう?』
と思うこともありましたが、今思えば、とても良い経験でしたし、今回の巡礼の際にも、過去に経験していた分だけ、より感慨深いものとなったように思います。

参拝後は、香川県の観音寺市にある『銭形砂絵』を見てきました。

四国㉞

銭形砂絵とは、寛永10年(1633年)に、藩主である生駒高俊公が領内巡視の際、地元の領民たちが藩主を歓迎するために、一夜のうちに作り上げたといわれるものです。

山頂から見たときに綺麗な円形に見えるよう、東西122m、南北90m、周囲345mの楕円形になっているようです。

とても綺麗な砂絵なので、ぜひ、一度ご覧ください!

その後は、『こんぴらさん』の呼び名で親しまれている金刀比羅宮を参拝しました。

『こんぴらさん』と言えば、御本宮まで続く、長い長~い石段で有名です。

参道入口から御本宮までは、785段あります。
チャレンジャーな方は、奥社まで行くみたいです。
石段の数は、なんと、1,368段です!

四国㊱

本宮までのラストスパートの階段は、こんな感じです。
下から見上げると、結構、ドキドキします。

ぼちぼち足に来てる頃なので、ラスト30段くらいは、とくに集中力と根性が試されます。

そして・・・

四国㊵

ついに到着!!

目の前に、御本宮が現れました!

四国㊳

努力した後の景色は最高ですね!


達成感を充分に堪能した後は、お参りをしました。
『こんぴらさん』では、いろいろな御守りを授与することができます。

四国52

左側:『幸福の黄色いお守り』  右側:『笑顔元気くん守り』

どちらも『こんぴらさん』を代表するお守りなので、オススメです。

四国㊺

今回、四国を旅してみて、あらためて感じたことは、
『努力』や『経験』は、時が経てば経つほど、その価値が大きくなるということです。

学生時代にボランティアをやっていた際、出資してくださってたクリニックの院長やお寺の住職、大学の教授たちから、沢山の指導をいただく中で、本当に良い経験を積ませていただいたなと思います。
社会に出てから、その経験が、とても役に立ってるように思います。

一般的に、何かしらにチャレンジする際には、もしかしたら、ノリや思いつきで始める方も多いのかもしれません。

そして、チャレンジし始めてから、途中で、
『しんどいなー』
『つらいなー』
『報われないなー』
etc. 
思うこともあるかもしれません。

でも、一度、始めたことは、最後までやり抜くことが大切だと思います。

今回の『こんぴらさん』の長い石階段に関しても、たかだか785段でしたが、やりきった後の『感動』は大きなものでした。

『努力』や『経験』は、あとで大きな『感動』となり返ってくるものだと思います。

一つ一つ、努力や経験、そして、実績を積み重ねつつ、チャレンジングな人生を歩めたら最高ですよね。

向山雄治
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四国㊷


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