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#よんなな朝の歌 ’23.2④

2023.2.20 鈴木雅之「もう涙はいらない」

おはようございます。涙を流す方のそばで心を寄り添わせたい気持ち。距離を縮める道具がスマホの小さな画面。青白く光る液晶越しに繋がろうとする思い。そのくらいの距離感でよかったら、いつでも打ち明けてね。もう涙はいらない、僕がそばにいるから。
午前7:23 · 2023年2月20日

 懐かしい。日本テレビ系列金曜20時と言えば刑事ドラマの時間、とりわけ水谷豊主演の「刑事貴族2・3」が好きで。「相棒」での杉下右京を重厚感たっぷりに演じる水谷豊が、1990年代はC調で軽薄で、なのにカッコいい刑事を演じていたなんて思わないだろう。ただし唯一、相変わらず可愛い車に乗って捜査する刑事だというのは、そのオマージュもあったろうが。
 その「刑事貴族3」のエンディングに使われていたのが、鈴木雅之「もう涙はいらない」。刑事ものであるがゆえにどうしても暗く重いテーマの回もあったりする中で、最後に「もう涙はいらない、僕がそばにいるから…」と最後に締めてくれた日の何とも言えない充実感は好きな時間だった。
 思えば、赦すことのできない何かに立ち向かう心や、大事な人を守る尊さとか、自分の中で大切にしたいことのいくつかは…刑事貴族が教えてくれたと思っている。本当に涙を流す人を放っておけない。その気持ちがなくなったら、潔くこの世界からは退く。その覚悟を思い返し、この歌を聴いている。

2023.2.21 五木ひろし&木の実ナナ「居酒屋」

おはようございます。今日は夕方から悪友と酒を飲む予定でいまして。「あくゆうと、さけ」。ということで、今日の一曲は阿久悠の酒といえば、の、この歌で。「悪友→あくゆう→阿久悠」…ぎゃはははは、くだらねぇ!と叫んだとこで今日も頑張ろう。
午前8:13 · 2023年2月21日

 冷静に考えたら、居酒屋でダブルのバーボンを頼むのも相当無理がある気がするのだけれども。居酒屋というか、それバーと違いますか?と突っ込みたくなる。まずね、居酒屋でバーボンをダブルで煽ってる人をあまり見ないし、それよりも食べ物と合わせられる酒にしたらいかが?と、余計なおせっかいをかましたくなる。はい、深田先輩※申し訳ありません(※よんなな、阿久悠(本名:深田公之)と出身校が同じ)。
 さて。この日に行った居酒屋が、実はあまりお酒が美味しくないというか、割モノの酒がどうも薄くて。そんな調子だったから、敢えてダブルのバーボンみたいな酒をきゅっと飲んだ方が良かったのかな?と思ったところ。そう思ったら、実はダブルのバーボンを薄めのハイボールでチェイスするのは敢えてOKなのかもしれない。そして、そのバーボンを敢えてチェイサーをつけずに飲む。あながち間違いではなさそうだ。そうとなれば、ダブルのバーボンを頼む女性は、相当の出来物と見たほうが良さそうだ。遠慮せず飲んで健全で返されそう。。

2023.2.22 スピッツ「猫になりたい」

こんにちは。猫になりたいよんななです。猫になって君の腕の中でクルンとしてたい。寒い日はその暖かさを分けたいし、癒やしてあげたい。みんなの懐にスッと入り込めるような甘々な甘えん坊さんのゴロンとしたドラ猫になりたい、そんな猫の日です。にゃ~。
午後0:10 · 2023年2月22日

 猫になりたい。本当に猫は自由自在にしなやかに生きていると、羨ましく思うことがある。例えば、拙宅のウッドデッキを闊歩する隣家預かりのトラ猫君。毎日自由闊達に生きている。しかし我が家が相当気に入っているようで、毎日のように出勤してきては私と時間が合えば、お見送りさえしてくれる。
 思えば、アイツは人たらしの猫だ。毎日のように顔を出しに拙宅に日参し、「よう、来たよ」って顔をしてはでかい顔でウッドデッキに寝転がっている。家に帰れば「おかえり」とばかりに、玄関の前で鎮座し、家の中に入るタイミングをずっと伺っている。居心地の良い環境であることを、よく分かっているかのように。
 彼の姿を見ていると、猫になりたい気持ちは相当に理解できる。ああして人に寄り添っては可愛がられる生活を繰り返す中で、猫は人間の心の中に欠かせないものになっていくのだろう。そういうパターンで恋愛を進めていくと、気が付いたら沼に嵌まっていたなんてこともあるのだろう。そんな恋愛はある種理想だが、少し恐さも孕むわなあ。

2023.2.23 オフコース「さよなら」

こんにちは。昨日までたくさん絡んでいた友人でも、朝目覚めた時には袂を分かつことも必要なときもありますね。そんな昼です。 そんな時間にの歌を出すなとも思いましたけど、思い浮かんだのがコレよ。もちろんさよなら。オフコース、だけにさぁ…。
午後0:54 · 2023年2月23日

 私も気難しい男なのかもしれません。何があったかも忘れてしまいましたが。おそらくは、不好きなことがあった、ということだと思います。
 不好きなことを我慢してまで、プライベートでの遊びをすることはないのです。だから、自分の意志の下で離れたりするのは間違いではない訳で。自分が信じたやり方で楽しむのが、まず優先するべきこと。それは忘れてはいけない。
 そのうえで、もちろん袂を分かちて行くのは間違いではないのです。世間は狭いこともあるけれども、世界観を同じにできない方とは離れ行くことが大事になる。すべての関係性を良好に作ること、これは本当に難しい。であれば、どこかで割り切ることも頭に置いておくべき、ということになるのかなと。
 とは言ってもね…さよなら、さよなら、さよなら。もうすぐ外は白い冬。愛したのは確かに君だけ、そのままの君だけ。それが仮初の恋であっても、恋をしていたのは噓ではない。捧げた時間を無駄だと断じるのは簡単だけれども、それで片付けていたらアップデートはできない。だから前へ。

2023.2.24 小林建樹「斜陽」

朝、懐かしく聴いていました。太宰治を意識した歌だったようだが、その世界観が色濃くて。失わなければ分からないことは、失えばいい。この虚無感。わかるまで失ってみろとはイサギが良くて。そんな心情まで行き着かない私。修行はまだまだ続くのだろうな。うん。
午後10:19 · 2023年2月24日

 2か月前の心境を掘り起こすように、エッセイの再構築をしている。薄々何かがあったのね、というくらいで記憶は留めておきたいところだが、朝からこの曲を紹介している時点で相当イカレているぞと思う訳で。
 斜陽。題名の通り、太宰治の同名小説から着想を得て制作された曲。太宰の作品も戦後直後に没落した貴族の退廃と再生を描いた作品であり、今まで依拠していたものを全て失ったうえで再生を図っていく主人公には、おのずと逞しさを求めるような結末が待っている。小林建樹はその世界観を咀嚼して「失わなけりゃ分からないものは、失えばいい」という言葉をこの曲の最後に据えた。
 人間という物は面白くて、生きるために行動を起こした時が一番の強さを持つように思う。斜陽の主人公・かず子は没落の中に身を置き、自らが頼るものや持ち得ていたものが瓦解していく。それを「すべて失う」というが、それは傍目の評価であり価値基準である。それを人は失うとするが、命と気力が奪われない限り、立ち上がることは出来る。ゆえに人は強かで。

2023.2.25 原田知世「ロマンス」

人生何度目かの原田知世ドハマり期がやってきました。記憶の中では通算4回目だったか。これから何週間かはいろんな曲を聞いてはこの曲に戻る生活なんだろう。今の知世さんは熟女の魅力が凄いけれども、30歳になるかどうかの彼女の歌詞の世界をまだ生きている。
午後4:26 · 2023年2月25日

 4月になっても原田知世にどっぷりハマっておりますが、と、2月25日の私に熨斗紙つけてリプライしてあげたい。人生の中で相当のドハマり期であることは疑いようにないくらい、かなりの楽曲を聴きこんでいる。
 世の中は大変便利なものとなり、過去の映像から音源から、かなりの確度で入手できることになった。サムネイルに用いているライブ映像は、おそらく1999年前後の赤坂BLITZでのものと推察する。この楽曲については、このライブ映像がベストではないかと考えている。純粋にこの日の髪型と化粧と歌声が自分の好みそのまま、というだけのことなのだけれども。
 そういう好みにストライクなものを見つけると、かなりの回数をリピートすることになる。この映像だけでも何度見たことか、Amazon Musicでどれだけ聴きこんだことか…。その繰り返しが血肉になるほど、心に染みわたるような日々が続いている。
 それこそいま、原田知世に恋をしている。それだけ知りたい欲求に駆られている。春風を追いかけ、まっすぐに。

2023.2.26 魏如萱「一時」

おはようございます。昨日からの沼から一時的に離れようと…以前の沼曲聴いてます(笑)。隣の国の曲なのに全然言語は理解できないので、自分にとってはボサノバのなんかかみたいな。でもささやく声が優しいの。言語を超えた恋ってこういうものなのかな?教えて誰か。
午前10:00 · 2023年2月26日

 魏如萱。またはWaaWeiという名義で活躍する、台湾のシンガーソングライター。台湾国内でのライブでは、アリーナクラスの会場で唄う大スターのようだが日本ではあまり知られていない。10年以上前に日本でもライブをした記録があるようだが、それも小規模な会場…ライブハウスで行ったくらいのようだ。
 偶然の産物のように、彼女の歌を知ったきっかけがこの曲。Amazon Music で時報のような楽曲を繋いでプレイリストを作ろうと題名縛りで調べたら、ちょうどこの曲に当たった。後々調べると時間としての「一時」ではなかったのは笑い話だが、何よりも楽曲に貫かれるリズムの可愛さに聞きほれた。
 ただし、所謂中国語ができぬがゆえに彼女の韻を踏む発音が心地よいという一点のみで曲を聴いている。ゆえに歌詞を改めて読み込んでみても、非常に解釈に難しいように思えた。メルヘンの世界を泳いでいる時間を表現していることは何となく理解し、それでいて癖になる歌い方に嵌まるパターン。難しくせず、それでいいのかな。

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