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#よんなな朝の歌 ’23.11④


2023.11.20 Yuji Ohno & Lupintic Six「THEME FROM LUPIN Ⅲ 2021」

おはよんなな。ルパン三世のテーマは聴き慣れてはいるが、2021年バージョンのテーマがまたイカしてますな。エレキギターの主旋律に疾走感。最高にクールじゃないか!と膝を打ちましたよ。お見事っ!
午前6:47 · 2023年11月20日

 ルパン三世のテーマは作品ごとにバージョンが改変され、2021年はエレキギターを主旋律に据えている。トランペットの哀愁漂うバージョンが完成形と思っていたが、エレキギターは違った形での「カッコよさ」を表現している。
 往々にしてアニメ作品の「あるある」ではあるけれど、長いスパンでテレビ放映されている作品は「主題歌の交代」が折々にしてある。しかし、ルパン三世は同曲を絶えずアップロードする。その年輪を振り返り重厚さを思い知らされる。長寿の意味はそこにある。

2023.11.21 近藤名奈「純情な恋でも…」

おはよんなな、近藤名奈。純粋な恋でも最後まで嘘つきになる、だけど相手が全部笑って許す…そうか。どこかで聴いた「嘘をついた君の涙、分かり過ぎて今ならすべて許せる」心境か。なかなか僕の人生には足りなかったことかもな。
午前6:47 · 2023年11月21日

 近藤名奈と言えば、「近藤名奈 本当のことだけ言わない」(CBCラジオ:「CREATIVE COMPANY 冨田和音株式会社」に内包)という番組を担当していた。語感として「本当のことだけ言わないだけ」あって、嘘はついていない…その微妙なバランスを巧みに表現したフレーズだと感心した。
 別れ際の言葉は、時折嘘も入る場合もあるという。ただ、その時の嘘というものは「本当のことだけ言わない」ことを差すのかなと。強がりや我儘や嘘が深愛を秘めていたらならば、「本当のことを言わな」かっただけだと信じてあげたい。

2023.11.22 ビリー・バンバン「また君に恋してる」

おはよんなな。「また君に恋してる」と言えるような年の重ね方ができるのかな?カフェでにこやかにサンドイッチを半分こした老夫婦を見ていた。その姿に、憧れに似た眼差しを覚えた自分に気づく。あ、そういうことか。
午前6:47 · 2023年11月22日

 「生まれ変わってもあなたの伴侶になりたい」という言葉を、皿の上にふたつ並んだサンドイッチを見て連想するとは思いもよらなかった。それはまだ、自分が食欲旺盛なガキのまま中年を迎えてしまったと。その若さが未熟さと、微笑みを蓄えながら窘められた気持ちになった。
 考えてみたら「半分こしよう」と、ひとつのものを分け合うことが既に愛の形を語っている。幼少期にその幸せの形を覚え、その心を持ち続けていられるような。そして老境に差し掛かっても「また君に恋してる」と微笑んでいられるように…。憧れる愛のカタチだよね。

2023.11.23 Queen「Don’t stop me now」

Oha-yon-nana! Don't stop, I'm enjoying. My heart is 200 degrees that's why, don't touch. You are going to get burned.Don't stop, my heart is full of tension, runninng on the fire, swimming hotwater. Wild daro?
午前6:47 · 2023年11月23日

 感情の赴くままに暴れまわりたい、そんな感情をむき出しに歌う。これが自分の思う自由だと言わんばかりの疾走感を感じている。
 止めるなよ、止めるなよ、止めちゃだめだ。その言葉は振りでもなく、曝け出した本性をどこに持って行くのか…その一点を見ているような気がする。
 フレディ・マーキュリーは、高い音楽性を発揮すると同時に当代一の遊び人としても名を馳せたようだ。よく働きよく遊ぶ、そんな太く短い人生を駆け抜けた疾走感にこの歌を重ねると趣深いものがある。決して真似できぬ人生だけど。

2023.11.24 pizzucato five「Twiggy Twiggy」

おはよんなな。イギリス出身のモデルであるTwiggyが日本に初めて来たのは1967年だったかな。長身瘦身、ミニスカートがよく似合う人だった。抱き寄せたら折れそうなTwiggyを思い浮かべて聴くと、アップテンポも味わい深い。
午前6:47 · 2023年11月24日

 ツイッギー。英語で言えば「小枝」。小枝のようにスレンダーなスタイルだったレズリー・ホーンビー(現在は改名し、ツイッギー・ローソン)は、1960年代のイギリスの若者文化であったスウィング・ロンドンの代表的なアイコンだった。
 日本でも大きな影響をもたらし彼女はミニスカートのブームの火付け役、チョコレートの「小枝」は彼女をモチーフにできたという。この楽曲も佐藤奈々子が作品として世に出したのは…ちょっと分からなかったが。Twiggyのイメージ通りで秀逸だった。

2023.11.25 キンモクセイ「同じ空の下で」

おはよんなな。どんなに離れた距離に居ても「同じ空の下」にいる。それだけでいい。いつかは会える人も、いつか会った人も。元気に暮らしていればいつかまた、そういう気持ちで晴れた空を見上げる。今日もあなたにいい日でと願ってます。
午前6:47 · 2023年11月25日

 サウダージという言葉に乗せる意味は、自分の中では大きめの切なさが多い。その言葉には喪ったものを追い求めるような気がして。
 人との別れにはあくまでも明るいものがあっていいと思っている。そこに温かい言葉と笑顔があれば。そのうえでまた会えればそれほど嬉しいことはなくて。
 同じ空の下で生きていく。生きている限りは、その言葉の通り同じ太陽を見ては星を見る。その繰り返しの中で「また会えるさ」と笑顔でいられたら嬉しいものだよなと思う。そのサウダージはあくまでも前を向ける。…そんなことをふと思って。

2023.11.26 山下久美子「バスルームから愛をこめて」

おはよんなな。今日は「いい風呂の日」、男なんてシャボン玉…きつく抱いたら壊れる重い恋、どこかですっとすり抜けていくのが男だな…。そんなことを朝風呂なんかでふと思い出すのかな。あ、今から行ってきます。
午前6:47 · 2023年11月26日

 「男なんてシャボン玉」。吉本新喜劇の島田珠代が劇中のギャグで使うフレーズとしても有名であるが、努めて明るく発せられるこの言葉の背中には深い哀愁が漂っている。
 振られた女性がバスルームで失恋を振り返り、その悲しさをシャボン玉の泡に重ね合わせる。消えてしまうものだからと割り切ろうとするのだけれども、そこに傷ついた一人の女性の哀愁と諦観が見え隠れする。
 無理して笑っている女性の強さと裏腹の脆さ、どちらも本当の姿。辛くても泣き顔を見せないのは決して強さじゃなくて、弱さを悟られまいとする気持ち。切ないよ?


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