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#よんなな朝の歌 ’23.2③

2023.2.13 クレイジーケンバンド「タイガー&ドラゴン」

おはようございます。私、あんまりイケボではない自覚ですが、少し渋めに声を出そうとするときには横山剣の声を意識します。誰かすか?…そして具体的に横山剣を伝えるときにどの歌で分かってもらおうかとすると、これのよう。把握した。
午前7:52 · 2023年2月13日

 クレイジーケンバンドの楽曲で言えば、この「タイガー&ドラゴン」が世間一般的に有名であることは間違いないようだ。ドラマの主題歌にもなれば、それだけ認知度は高くなろうもの。ドラマが放映されていた頃は確か仕事も忙しかったか、テレビをロクに見ない生活が続いていたように思う。だから、今しがたクドカンの脚本に、長瀬君に岡田君が主人公だったんだと確認した次第で。
 それ抜きで面白いのは、この曲を「和田アキ子に歌ってもらいたい」という思いで、横山剣が和田の歌唱に寄せて歌ったということ。確かに節回しが横山剣らしい少しライトな悪いおじさんというよりは、ねっとりと強めのアッコ調。ほのかに香るアウトローの世界を歌い上げるには、和田アキ子の唄い方の方がやはり似合う。
 しかしよく考えたら、ドラマより先にこの曲があって、その世界観からドラマを作ったんだっけか。そう考えたら、結構な力のある曲だったんだな。それを見逃さずにドラマの世界観を作り上げていくクドカンの凄さも、また際立って。どこかで見直そう。

2023.2.14 国生さゆりwithおニャン子クラブ「バレンタイン・キッス」

おはようございます。陰キャのよんななには、ただの平日がやってまいりました(笑)。日本中のリア充が爆発しねっかな〜♪と思う2月14日。バレンタインデーなんか大嫌い…なんちゃって♡今日はいい日にしてきましょうね。みなさんに幸せを。
午前8:16 · 2023年2月14日

 本当はバレンタインデー前の日の歌じゃいのかというご指摘もある訳だが、まあカタいことは言わずに。
 今年のバレンタインデーは、実は後日に思わぬプレゼントをいただきまして、とても嬉しくなり。「遅くなったけど…」というメッセージと一緒に送られてきたスターバックスのギフト券。いつもドリップコーヒーしか飲まない勢であるがゆえに、結構お高めの700円×3のバウチャー。「このバウチャー、どんだけトッピングしたら消費できるの?とか思いながら、ありがたく使わせていただいて。いつでもそういうプレゼントって嬉しいものですね。
 では、会社ではどうしていたっけ?…はい、私がむしろ、成城石井のチョコレートを入手して配ってました。他意なんぞは何もなく、普通に食べきれなかったチョコレートをみんなに振る舞っていたんですけどね。そこそこ奇怪だったでしょうけど、ある意味で逆チョコだとか友チョコなんですから。もらって嬉しいやっほっほぐらいで気楽にね。チョコだけにさ、チョコっとなんだし。

2023.2.15 エレファントカシマシ「孤独な旅人」

こんにちはの時間です。今回オフ会にお声がけをいただいたのですけれども、秒でお断り致しました。この世界で私は孤独な旅人でありたい。誰にも群れずおもねず。仲良くなればうっかり口も滑るリスク…それは絶対防ぐべき。そういう矜持が欲しい。
午後0:44 · 2023年2月15日

 私は孤独であるよりも孤高でありたいと思っている。群れもせず、集団に巻かれることもなく、ただただ独立独歩でいたい。先に「バレンタイン・キッス」のくだりを考えている最中に見た、Wikipediaの秋元康のページ。彼がスタッフによく言う言葉だという「みんなが行く野原には野イチゴはない」。ああそうか、確かにそうだと膝を打ってみる。
 すべてが独立独歩で完結するものとは到底思わないけれども、ことクリエイティブに動くべきものについては、この言葉ってしっくりくる。一応、裏垢の世界に身を置いていると思うのだけれど、その世界の中では「一握りの成功例」に群がる傾向が強いなという感想を持っている。ここでは言及を避ける。
 人との関わりの発生する世界では、ことさら答えは一つではない。同じアプローチをしていれば、その量産型の思考に流れてしまう。そこ必ずジレンマがある。確かに最大公約数を追い求めていれば果実はありつける場合もあるが、量産型を凌駕する武器は孤独な戦いを続けた先にしかない。それが矜持。

2023.2.16 横山剣&シシドカフカ「羽田ブルース」

こんにちは。あいつのいない街ならどこでもいいとばかり飛行機に乗る。そのくらいカジュアルな飛行機の使い方をしてみたい。そんな生活はやっぱり羽田の近くに住まないと駄目なのかなって思ったり。。未だにちょっとそういう生活に憧れちゃう。
午後0:54 · 2023年2月16日

 羽田空港から発着する飛行機の数、一説によると1日1,000便を超えると言う。24時間は1440分、そう考えたら単純に1分半に1便の発着。もっと言えば深夜帯は国内線は就航していないとなれば、必ずしも単純計算でなく稼働時間にコンスタントに…1分に1回はどこかの滑走路で離発着をしている計算になる。「あいつのいない街に行く」という世界観は、そういうカジュアルな使い方をする余地のある場所だからこそのものだと感じる。
 地方空港は往々にして、飛行機に乗ること自体が非日常の大仕事である。場所によっては日に何本飛ぶのか?というレベル感。ゆえに、あいつのいない街に行こうとしても大仕事の様相を呈する。そこに厳然たる文化の違いを見せつけられることになる訳で。
 羽田。改めて異世界への窓口。歌の中の男女も異世界への旅立ちを感じる世界観を描いている。別れを迎えた男女でも、住む世界をがらりと変えるのは大仕事のはずだが、遠くに飛べる飛行機が普段の生活に近い分だけ軽やかに見えるのがご当地の匂いがする。

2023.2.17 キンモクセイ「車線変更25時」

【初回出典】
裏垢で音楽語るけど、何か? ’23.1⑨|よんなな|note

 はい、1月26日にも今日の歌に掲載してましたね…。この日の深夜も、新東名高速道路をひた走ってました。そして、そのことすらすっかり忘れているということはつまり、そういうこと。
 思い返すに、よく深夜に車を飛ばして帰ったものだ。しかもエンジントラブル寸前のピンチもあったし。冷や汗。

2023.2.18 水樹奈々「METANOIA」

深夜ですけど。この曲を聴くとベテランな車齢の車をぶんぶん回すイメージだという方が。わかります。エンジンブンブンな感じ、死ぬ気で高回転を回すようなアップテンポ。夜明けに向かう高速道路をひた走るんだよ。明日に向かってさ。そんな丑三つ時に聴いた。
午前2:26 · 2023年2月19日

 水樹奈々の好きなフォロワーさんが多いはずなんですけど、あまり聴いたことがありませんで。表垢で仲のいいバスの運転手さんが好きなのを少々弄っていた関係で、多少齧るようになった感じですね。「(結婚前の)本名:近藤奈々」には少し刺さりまして、昔から好きな近藤名奈と同じ名前やねとか。
 そのバスの運転手さん、年季の入ったバスが高回転かまして頑張って走る姿を、この曲に準えてツイするのが恒例。そして自分もそのイメージをしっかり継承してしまっている訳で。何なら自分だって24年モノのスズキ・ジムニーを極限までエンジン回して新東名高速道路の追い越し車線を疾走しますからに。浜松SAに差し掛かるサグ気味のストレートを、歯を食いしばって120㎞/hで駆け抜ける夜明け前。
 心の底から響くのは、アップテンポでも拳が回るような水樹奈々の強い声量の楽曲。ハンドルの鼓動に負けないように握りしめる両手に汗がにじむ。そんなヒリヒリを感じながら我に返る。
「あ、俺、これでも会社の交通安全担当だったっけ」。

2023.2.19 いいくぼさおり「眠れぬ夜のシンフォニー」

深夜帯になると本当に言葉がうしろ向きになりがち。そんな時にアッパーな感じで眠れぬ夜を歌ってみましょうか。ごちゃまぜになった過去と未来がよく分からなくなる。そんな夜を少し彩ってみましょう。少し濃いめのエスプレッソを一緒に。
午前0:23 · 2023年2月20日

 2月の後半、毎日のように夜更かしが続いていたなと。文字通り、眠れぬ夜が続いているかのよう。ただ、意図して眠ろうとしていないのかもしれない。もっと言えば、眠りたくない気持ちもあったのかもしれない。
 そういうパターンの期間は、本当に悪循環に拍車がかかる。午前3時に眠ってその3時間後に起きる。そして昼ご飯をさっと食べて、時間いっぱい昼寝する。そして家に帰り風呂に入れば、浴槽で気を失いかけている。隙間時間に寝ていると言えば聞こえがいいが、実情は気を失うまで体を追い込んでいるだけで。
 この楽曲の中で繰り広げられるシンフォニーは、そんな深夜に動き出す不協和音のような構成。夢とリアルが分からなくなるように、頭の中がグルグルしているのがよくわかる。その混乱を楽しむ余裕があれば、いくらでも楽しめば良い。その楽しみの先に深い眠りと夢見心地の余韻が残れば。
 ただし現実はそうも甘くはなく、そこはかとない後悔がずんと居残る。心の隅っこに、ずん飯尾を飼ってしまったのような、ずんとしたブルーさを。

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