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もうすぐ父の日!素敵なお父さんが登場する絵本をご紹介

6/18は父の日です。2023年は日曜日ということもあり、当日がおやすみだというお父さんも多いのではないでしょうか。そんな日曜日には読み聞かせで一緒に時間を過ごすのがおすすめ!
家族みんなで一緒に読んでほしい、お父さんにまつわる絵本を2冊紹介します。

おすすめ絵本①〜せかいでいちばん たのしいおとうさん


あらすじ
主人公「がっちゃん」のおとうさんは背が高い。
そんなお父さんをどこか好きになれない「がっちゃん」。
弱点があるけど、かっこよくて愉快なお父さんを描いた元気になれる絵本です。
ぜひ、お楽しみください

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おすすめポイント1 短所も見方を変えれば長所になり得る


この本には高層ビルと同じくらい背の高いおとうさんが登場します。
息子のがっちゃんはおとうさんが他のおとうさんと違うことに、コンプレックスを抱いています。ですが、物語でおとうさんはその大きいという個性を生かして周りの多くの人を笑顔にしていきます。その様子を見ていたがっちゃんも次第におとうさんのことが好きになっていきます。人と違うことは、時に恥ずかしさや劣等感を抱くかもせりません。ですが、その特徴も見方を変えれば他の人の笑顔に繋がるかもしれない。そんなメッセージがこもった1冊です。

おすすめポイント2 常に子どもの目線で描かれるストーリー


この物語の特徴の一つが文章が全て主人公がっちゃんの一人称で書かれていることです。
絵も繊細で子どもたちがみている色鮮やかな世界を、とてもカラフルに描いています。
これによって絵本を読むお子さんは、より没入感を持って絵本を楽しむことができるようになります。それによって、自分だったらどう思うかな?など想像力を働かせながら、絵本を楽しむことができます。この想像力を育むための考える習慣の引き出し方は、Tipsで詳しくご紹介します。

読み聞かせTips 次の展開を一緒に考えてみよう


お子さんが没入感を持って楽しめる本作。ぜひ、保護者のみなさんもお子さんの想像力を働かせるきっかけづくりをしてみてください。
例えば、がっちゃんがおとうさんに対して少しネガティブな感情を持っていることを打ち明けるシーンでは

「〇〇くんだったら、おとうさんやおかあさんが急に大きくなっちゃたらどう思う?」
「〇〇ちゃんのパパやママが大きくなったらどうなっちゃうんだろう?」

などなど考えるきっかけを与えてみてください。その投げかけから出てきた答えを受け止め、数ある答えの一つとして絵本の物語を伝える、そんな読み聞かせをぜひ体験してみてください。絵本の内容もお子さんの考えも一つの意見として尊重する、そうやって自分の考えを認められることで自立心が芽生え、自分でやりたいことに対して熱中することができるようになって行きます。

+αの個人的おすすめポイント〜印象的な文字のないページ
この絵本をはじめて読んだ時、個人的に一番印象に残ったのは物語終盤に登場する文章がまったくないページでした。子どもたちとお父さんに降りかかったトラブルの末に待ち受けていた絶景を描いたシーンなのですが、とにかくそのページがキラキラしていて情景がリアルに伝わってきました。読んでいる大人も昔を思い出しノスタルジックな思いになる絵本です。

おすすめ絵本②〜るすばんりょこう


あらすじ
おうち時間が楽しくなる!
子どもも大人も、楽しみながら学べるエンタ-テイメント絵本。
【パパの子育て参加・応援プロジェクト】
ママのいない「おるすばん」だって、パパといっしょならヘッチャラ!
さぁ、楽しい冒険、世界をめぐる「るすばんりょこう」へ。

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おすすめポイント1 お父さんお母さんが描いた温かいストーリー


この絵本、実はお父さんとお母さんが、自分の子育てのエピソードを元に作った絵本なんです。文を制作したお母さんが子育てで苦労していたころに幸せを感じた「おとうさんと子どもが遊んでいる」ひと時を切り取った本作。リアルな体験だからこそ、筆者の思いが鮮明に伝わってきます。

おすすめポイント2 一緒に繰り返したくなる「バビュービューン」


物語の中でお父さんとゆうくんは世界中を旅していきます。国々を移動する時必ず登場するのが、「バビュービューン」という言葉。思わず繰り返したくなる言葉ですよね。
このような特徴的な擬音があると、子どもたちもついつい繰り返したくなり絵本を楽しく読むことができます。また、この擬音は国と国とを移動するときに出る音。物語の切り替わりもきっかけとなる音なので、「バビュービューン」がきた!次はどの国に行くんだろうとワクワクしながら楽しく読み進めることが出来ます。

ぜひお子さんと声に出しながら読んでみてください。

読み聞かせTips


絵本と同じようにぜひご自宅でも世界旅行をしてみましょう。絵本の中でお父さんとゆうくんがしていたように、世界の食べ物を食べてみたり、一緒に工作で世界の建築物を作っても楽しいです。タブレット端末などを用いて一緒に現地の映像をみてみても想像力が掻き立てられて楽しい時間を過ごせるはずです。

+αの個人的おすすめポイント〜気分はまるでアトラクション
個人的に、この絵本を読んでいるとまるで遊園地のアトラクションに乗っているような気分になります。コロコロと展開が変わるゆうくんとお父さんの旅を追体験し、最後にはおうちに帰ってくる。読み終わった後の余韻が素晴らしかったです。何度もこの体験をしたくなってしまう名作です。

終わりに

お子さんとコミュニケーションを取りたいと思っていても、中々きっかけがないと難しいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。絵本を通してコミュニケーションをたくさん取ることができるそんな父の日になることを願っています。

What is YOMY!


YOMY!は子供の成長にかかせない”人とのコミュニケーション”と、いつの時代も最高の教材である”絵本の読みきかせ”をかけあわせた、子どもたちの”対話力”を育むオンラインスクールです。
「静かに読むだけが読書じゃない」がコンセプト。
ハーバード大学をはじめ、アメリカの大学で長年研究されてきた「ダイアロジック・リーディング」を基に開発された読み聞かせ方法YOMY!メソッドのもと、子どもたちの能力、特に思考力、読解力、そして対話力を最大限に伸ばします。

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