マガジンのカバー画像

はらまさかず

169
1972年、愛知県生まれ。 作家、編集者。 日本児童文学者協会理事。同協会子どもと平和の委員会委員長。 那須正幹著作権管理委員。雑誌「日本児童文学」編集委員。 「お父さんとお話… もっと読む
運営しているクリエイター

#沼水さん

「始発の会」 はらまさかず

 人工クラゲの研究をしている沼水さんとぼくは、始発の会という会のメンバーです。といっても…

39

「たのしい未来」 はらまさかず

 その夜、結子(ゆうこ)さんは、なんとなく、これから先の自分の未来が分かるような気がしま…

36

「雨くらげ」 はらまさかず

沼水さんのこと、覚えていますか? そうそう、あの人工クラゲの研究をしている。 沼水さんは、…

34

「浮かぶ海」 はらまさかず

沼水さんのこと、覚えていますか? そうそう、あの人工クラゲの研究をしていた。 沼水さんが新…

39

「扉」 はらまさかず

「ゆめおさんの家が見つかったけどね、一足おそかった」 ある日、沼水さんから電話がありまし…

24

「ゆめおさんの家」 はらまさかず

「ゆめおさんの家が、また見つかったよ」 ある日、沼水さんから電話がありました。 『ゆめおさ…

16

「沼水さん」 はらまさかず

 ぼくは、沼水さんと友達になりました。  彼の研究室は丘の上にあって、そこからの眺めはとてもすばらしいです。  研究室、といっても普通の家ですが、家の中ではいろいろなクラゲが空中をゆらゆらとただよっています。  人懐っこいクラゲもいます。  ただ、どのクラゲも透明なので、よーく見ないと、いるのかいないのか分かりません。  「どうしてクラゲの研究をしているの?」  ぼくが聞くと、彼は、  「見ていると、心がゆったりするんです。みんなも、そんな気持ちになるかなあと思って」 と言い

「くらげ花火」 はらまさかず

 ある日、喫茶ギンガに花火師の男の人が来ました。  男の人は、 「今度、花火を打ち上げるん…

30