(例え上司に対してでも)「言うこと」の大事さ
以下、長文ですが、目次だけ読めば理解出来るようにしました。
今、久しぶりに悪夢を見て目が覚めた。
はっきりいえば、中高にいじめられた夢だ。なんだか恥ずかしくて、去年くらいまでは、「いじめられてた」なんて言葉では違うと思ってた。でも、あいつら何度もやってくる。退職して何年にもなる(7年くらい?)、昼型の生活になって、ここ数年ようやく悪夢を見なく鳴ってきた(夜ねつけるわけねーだろ、って思ってたけど、昼型の生活は大事だと実感した)。それでも今朝はいじめられる悪夢みた。立ち向かって「がああああ」だかなんだか声を出して目が覚めた。今回は立ち向かえるだけマシな夢だった。それでも気分はムカつくが。あいつらのその後なんて知らないが生きているのがムカつく。そういう奴が何人もいるから、中には不幸になった奴もいるかもしれないが、大抵のやつは人並みに結婚し、人並みの幸せをしてるんだろう(自分は結婚自分は多分望んでいないから、結婚はどうでもいいが、幸せを感じているのがムカつく)。
でも、今日はその後が違った。
悪夢で目覚めた後、そういえば仕事の悪夢も見てたなあって思い出した。自分は若い頃(25~30才くらい)IT関係の底辺レベルぐらいの仕事してた(それぐらいしか出来なかったから。今はそれさえ忘れてるけど)。仕事のやる気はあんまりなかった。子供の頃から仕事嫌いだったから。ある問題の担当になって、解決していくことになった。その問題と対処の経過と処理結果が書かれた紙は「問題処理表」略して「問所」(もんしょ)って呼ばれてた(機密保持契約とかあったけど、もうこれくらい書いたっていいだろ)。まあ、解決出来る問題(解決できなくても、上とお客さんとの話し合いで決着にした問題)は処理済みとなっていった。
でも、その仕事でどうしても解決出来ない問題が2つ残った。
片方の問題は割と覚えている。
何かサーバーでたまーに、言うほど問題でもない問題が起こるのだった。なんかサーバー動作に問題はないけど、たまーにワーニングが出てお客さんが気にしてるっていう感じだった。サーバーのメーカーの担当者(こっちはサポートの金払ってるから、立場としてはクライアント)として、何度も何度も問い合わせ、必要な情報を取得して送り、解析してもらい、原因がわからずまた情報を取得するを何回か繰り返した。そのうちもうどうにもならなくなった。解決しない。上司とお客さんも妥協しない。自分も、その頃は上司に言われるままに動いてた(今ではそれが間違いだと理解している。実践できるかわからないが)。それでも上司からは、解決しろって言われるにっちもさっちもいかない状態になった。
最後には電話で、「こちらはクライアントなんだから、なんとかして解決して下さいよ」って投げやり気味に、クライアントとしての傘をきて、サーバーメーカーのずっと担当してた人に言い放ってしまった。
担当の人は「~~さん(私の名前)、もう勘弁して下さいよw」って苦笑していた。
それを思い出したら、いつもは一日気分がひどく落ち込んでいたけども、今日はなぜだか初めて涙が出てきた。ぽろぽろ出てきた。
ひどい仕事したなあと。ひどいこと言ってしまったなあと。
仕事やめる時にでも「すいませんでした」と謝っておけば良かったなあと思った。
この事は忘れないうちに書いておこうと思ってここに書いた。
この記事で書きたいことは「言うこと」だ。
あそこで働いて学んだことの例として、2つある。
1つめは今書いていること(そしてもうちょっと下まで続く)だ。文章の順番が整理されていないけど、ほとんど思いのままに書いてるから、仕方ないやつだなあと思って下さい。
1つ目の例は、上司に対してでも、
「ただただ言われたことに従うんじゃなくて、「言うこと」」。
もうどうにもならないことは、どう頑張ったって、無理なもんは無理。自分の能力の限界かなんだか知らないが、無理なものは無理。「自分にはもうどうにも出来ません」ってそう言えばいい。
ただ事実を伝えるだけ。上司の命令に従うだけが仕事じゃなくて、出来ないことを出来ないと伝えるのも仕事。
多分、「出来ません」って言えば
それ言った瞬間に、大抵の職場では何か対応してくれる。
後にそこでの仕事が終わって、別の仕事をいくつかやったが実際そうだった。もし対応してくれなかったら、もうその仕事に関してはやらなくていい。ぶん投げたっていい。
だって出来るわけないんだもん。やったってやらなくったって同じ
なんだから。他のやつ(上司だか同僚だか後輩だかしらないけど)が対応しない限り解決しないんだから。
これも「言うこと」だけど、2つ目に学んだことを以下に書く。
ある作業の手順書をワード(文章作成ソフト)か何かで作った。そういう書類は、一度はミーティング(何人かで集まって話し合う)で配って、皆で推敲する(作業が正しいか、適切か、誤字脱字がないかをチェックする)。
で、ある一人の上司(リーダー)にこんなことを言われた「ここの手順はこういう意味なんだから、こうすべきじゃない?」。自分は、まあそのとおりでもあるし、上司の言うことだから、そのまま手順書を修正することにした。
修正後の手順書で、またミーティングした。今度は別の上司(もう1段階上の人、でも同じ現場の人で、本社から来てる現場のまとめ役)が、手順書の同じ場所を指して、同じようなことを言った。「ここの手順はこうだから、こうすべきじゃないの?」。それも、まあそのとおりだった。
上司2人の提案、どっちかを取り入れれば、もうひとつが取り入れられない、というものだった。つまりどっちでも良いよ
ってものだった。
それで、また修正してミーティグした。また最初のリーダーとだ。「なんで言われた通り修正しないでこうしたんだ」と言われた。自分は困って、多分この時、とりあえずこう言ったと思う。「(もう一人の)上司にこういう理由で修正するように言われたので、こうしました」と。でも、このリーダーは引き下がらず、修正するように言った。どっちの上司が上だったか未だ(いまだ)に知らないが、
どっちの上司も「だが、こうこうだから、こうすべきだろう」って毎回引き下がらなかった。
結局そういう修正とミーティングを何回か繰り返して、
最後になんかどっちかの上司が決めて終わった。
ばっからし。
2回めのミーティングで
「どっちの案でも良い、どっちも正しいけど、片方の案を取り入れれば、もう片方は取り入れようが無い」
ってわかってたことだ。それを
「上司が言ったからとりあえず言う通りにしよう」
って、自分が元々仕事にやる気もないのも手伝って、
言うがままに振り回された。
ばからしい仕事で、ばからしい時間の取られ方だった。
二人目の上司に、同じ場所を修正するように言われた時にこう言うべきだった
(以下は自分の考える理想的な答え方だが、別にその場で心に思ったあなたの言葉で伝えれば伝わると思う)
「~さん(もう一人の上司)に、ここはこうだからこうするようにと言われ、そのとおりに修正しました。でも今回のあなたの指摘も正しいと思います。どちらの意見も正しいと思います。でも、どちらかの案を採用すれば、どうしてももう片方は採用出来ません。私は、結局どちらを採用しても同等だと考えています。ですので、この箇所については、これ以上時間がかからない、今回のバージョンで確定、ということで終わらせたいと思います。~さん(上司)がどうしても納得がいかないなら、~さん(もう一人の上司)と個別に話しあって決めて下さい」
これが僕がいままで見てきた、悪夢の仕事です。
これを読んでくれた人が、どんなに仕事にやる気が無い人でも、同じ目に合わないと良いな。
以上、
「言うこと」って、「伝えること」って大事だよ
って話でした。
そんなの仕事の初歩だろ、と思う人は、私からみたら出来る人です。
でも多分私みたいに、若い頃は内気だったり、やる気がなくて仕事で困ってる人もそこそこ居ると思います。
ちなみに、仕事以外でも言えることです。
「どんなことでも、言葉に出さなきゃ伝わらない」
です。
おまけ。
タイトル写真は、ぱくたそという素材サイトの
「【み】みんないいって言うんだけど、ぼくはちょっとねぇのフリー画像(写真)」
という画像ですw 笑えるわw
--- 追記 -------------------------
2020/05/12 追記(まあさっき上記の記事書いたばかりなんだけど)
職場によって空気があるよね。
上記の記事の職場は、上司に言われたことは断れない職場だった。ある時、途中からその職場に入ってきた人が居て、初日に上司に対して「それはできません」って(多分正当な理由で)断った人がいて、職場で話題になった。「あの人断ったよ!」って。
でも、そのうちその人も職場の空気に染まったのか、無茶気味のことを断らなくなった。今思えば、なんだか少し悲しい。
もう一つ。上記記事を読んで、
「そんなこと言われたって言えないよ」って感じる人は結構いると思う。
でも、
これからも仕事続けていくなら、これって当たり前に出来るようにならなきゃいけない事です。
つまり、
どうせいずれやらなきゃならないし、仕事としてやるべきことです。
もっとはっきり言えば、
これは、実は上司・会社が、あなたにそういう人になって欲しい、と求めていることなんです。
会社・上司としては「大歓迎」なことです。
だから、恐れることなく、言っちゃって下さい。
それでも納得しない上司がいたら、そいつがバカなだけです。クソ野郎です。まあ上司としての経験が足りないだけなんでしょうけど。
そうしなきゃ、いつまでたっても、今以上には仕事が出来るようになれないし、使えないやつ、になっちゃいます。しんどいですよ、それ。毎週5日間、一日8時間ずっと辛い時間過ごしたくないでしょう?
今より少しは仕事出来るように頑張ると、仕事って楽になるんです。
辛い時間じゃなくなります。
それでは良い一日を。