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ティラノサウルスレースないえ 参加レポ

今年4月、鳥取県大山町のグランピング施設「トマシバ」を舞台に日本初のティラノサウルスレースが開催。

このレースが大きな注目を集めたことにより埼玉県、青森県、山梨県、福井県、と日本各地でティラノサウルスレースが行われるようになってきましたが、9月24日、奈井江町にある道の駅「ハウスヤルビ奈井江」の芝50mの特設コースを舞台に、北海道初のティラノサウルスレースが開催され、私も出場してきました。

北海道の2大都市である札幌市と旭川市とを結ぶ国道12号線。その美唄市~滝川市の区間は「29.2km」と日本一長い直線道路となっており、そのほぼ中間点に位置するのが道の駅「ハウスヤルビ奈井江」です。

奈井江町は福祉に力を入れていることで知られていますが、福祉の先進国フィンランドのハウスヤルビ町と1995年より友好都市提携を結んでおり、道の駅の名前もこれにちなんでいます。

ところで、大会サイトやポスターの大会名に「withモルック」とあるようにこの日は「ないえモルック大会」も開催される予定でした。
モルックは20世紀末にフィンランドで考案された新しいスポーツで、この日の開催もハウスヤルビ町と友好都市であることにちなんでのもの。日本でもここ数年で競技人口が増えてきている注目のスポーツです。残念ながら中止となってしまいましたが機会があればやってみたいですね。

北海道初のティラノサウルスレースが奈井江町で開催されるのを知ったのは、ティラノサウルスが盆踊りを踊っているという次のツイートに運営さんのアカウントが反応をくれたのがきっかけでした。

定期的に参加していた各種マラソン大会から新型コロナウイルス禍の影響で長らく遠ざかっており、久しぶりに何かに出たいなあと思っていたところだったので熟考の末に出場を決定。

大山町のティラノサウルスレースのニュースを見た時も、鳥取県立博物館のティラノサウルス展をティラノサウルスたちが観賞して「哀愁を感じる」とコメントしているニュースを見てゲラゲラ笑っていた時も、北海盆踊りでティラノサウルスたちが踊っているのを見ていた時も、自分があちら側の立場になるとは1ミリも想定しておらず、思いがけない形でティラノサウルスの属性を手に入れる機会を得ました。

9月中旬に登る予定だった北海道最高峰の旭岳にもせっかくなのでティラノサウルスとして登頂。(「日本一早い紅葉の始まり 旭岳登山まとめ」の記事はこちら

大雪山連峰の主峰 旭岳山頂 2291m

何日も前から9月24日は雨との天気予報が出ており、運営スタッフはもちろん開催を不安視していた参加竜も多かったと思います。同時開催される予定だった「ないえモルック大会」が中止になってしまったのは残念でしたが、開会式を前に雨が上がってティラノサウルスレースは開催となりました。

各地で行われているティラノサウルスレースではレースの前に全頭でラジオ体操第一を行うのが恒例になっているのは知っていたので、最後にやったのがはるか昔すぎて忘れてしまっていた動きを前日に確認。
当日の動きはバッチリでした。

※実際の様子(彩り @ayakaaaand さんのツイートから)

晴天の中行われましたが、モルック大会が中止と前述したように午前中けっこうな大雨だったこともあって馬場状態(竜場状態)は重。
特にゴール付近で滑ってしまうティラノサウルスの姿もちらほら。

運動会の定番曲としてお馴染み、カバレフスキーの『道化師』第2曲「ギャロップ」(いわゆる『道化師のギャロップ』)が会場に流れる中、およそ100頭の参加竜によって熱い戦いが繰り広げられました。ティラノサウルスの体をまとって挨拶に立った三本英司町長の話によれば沖縄県からの参加竜もいたとか。

私自身はあえなく予選敗退となりましたが多くのティラノサウルスの皆さんと楽しい時間をすごすことができました。感謝。

戦いの舞台 祭りのあと

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