育休取得率○%にがっかりよ

育休取得率 って高い方がいいじゃん!と思っていたけど、取得率って何日以上とったら〜とか、定めた方がいいと思うんですよ。

というのも、先日、住んでいる自治体の役所が、「うちの職場はこんなにも男性が育休取得してますよ!」というのを出していたらしい。

詳しい数字などは割愛するが、簡単に説明すると、
①数年前に比べ、かなり数字が良くなったよ
②しかも、半数以上が取るようになりましたよ!
③ゆくゆくは取得率100%目指すから!
(いい自治体でしょ!)

という内容。

一見いいように聞こえ、お、なかなかやるじゃーんと思った矢先。
このニュースを教えてくれた夫が、
「育休1週間以上取得した人だって」
と教えてくれた。


い、1週間!?

これまでの記事でも書いている通り、夫は半年の育休中(できれば1年とりたかったが、異動など諸々の事情があり泣く泣く半年)である。
我々夫婦は、同じ考えだった。

1週間休んで、何になるんだ?

休まないより休んでくれた方がありがたい。
でも申し訳ないけれど、1週間休んで何になる?
里帰りシステムが作動しなかった我が家は夫婦でこれまでの4ヶ月乗り越えてきた。
たとえ里帰りしていたとしても、そこから帰ってきていきなりワンオペがはじまるぞ!その前に育休を!となっても、1週間で何ができるんだろう?

もちろん、社会のために働いてくれている方々のおかげで生活ができているのはありがたいし、生活するのにもお金が必要なので、働くことはいいことだと思う。
でも、1週間休んだだけで「俺ら育休とってえらいっしょ!」って大声で言っていいのか…?と疑問に思った。もし自分の夫が1週間休んだだけで偉そうにしてたら耐えられないぞ。絶対ないのでありがたい。
そしてそれと同時に、夫が育休とりますと宣言してから掛けられたという言葉たちを思い出す。

育休とっても、最初の1ヶ月はやることないよ?→やることしかないよ???

言葉の真意はなんだったんだろうか?母乳信者?性別役割分業信者?

残された身が大変だというのも、我々の職業ではあるのかもしれない。なにしろ、全国的な人員不足。
世の中の夫婦もいろんな考えの方々がいるし、独身の方、子を持ちたくても持てていない方など様々な方がいる。そんな方々が育休をとる男性に対し、仕事が増えるじゃん、休めていいじゃん(まじ休めないけどな)など、嫌な気持ちにならないような環境づくりができるといいな…
働き方改革、人材確保、育児だけじゃなく他にもいろんな社会の問題が絡んでいるんだな…と、考えさせる内容だった。

男性の育休取得率、じゃあ何日以上とれば正解なの?と聞かれても、今はすぐに答えが出ない。とりあえず、育児経験者がどんどん出世して、世の中変えていこうぜ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?