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映画「パール」と「X」(パールの気持ちに賛同しかない超個人的感想文)

※映画を観た後に感じたただの自分語り。

「パール」を観た。
「X」は随分前に観てたが、内容をほぼ忘れていて、ババァのベッドシーンの記憶しかなかったのでもう一度おさらいした。

なんか、若者がセックスしてるのと、老人がセックスしてるのを見るのとでは、どうしてこんなに気持ちが変わるんだろうなぁ。
皮一枚剥ければ同じ骸骨なのに、見る側に与える不快感とか気持ち悪さとか。結局、見た目?
もちろん老人専門とかマニアな人もいて、老人じゃないと性的に興奮しない人もいるので全員とは言わないけれど、たいていの人は若くて綺麗なものが好きよね。たとえば嫌な目に遭わされても、相手が美人だったらしょうがないなーって許しちゃうって、同僚も言ってたもんな。
もちろん表では言わないけどそれが本音。

それはさておき、映画の中でパールが言う、
”あなたたちは幸せな場所から来て、いつでもそこに帰れる”
これ、自分も若い時、周りの日本人留学生に対して思ってた〜。
「あなたたちは嫌になっても帰れる場所があるじゃん!」って。
親の金で留学して、車も買ってもらって、毎日楽しそうにしてた日本人留学生が羨ましくてしょうがなかったな〜。
ちょっとした興味本位で不法労働していた子が、「見つかって強制送還されても帰ればいいだけだからー」って笑っててイラッとした。帰る場所がなく、見つかったら終わりな自分たちのような者からしたら、金持ちの道楽ってか、セーフティネットがあって保証された生活を送ってる感じでほんと憎たらしかった笑。こっちは、自力で学費をため、生活費も払って毎日必死に稼いで辛くてしょうがなかったってのに……なんて。(パールみたいに嫉妬心持っちゃう気持ちわかるわ〜)

あと、子供ができたことでパールが
”自分の人生だけでも辛くて苦しいのに、新しい命を産んで育てるなんて無理!”っていうんだけど、ほんと、これも同意しかなかった。
自分の生活でも精一杯なのに、出産して子育てなんて考えられない。
子供が欲しくて作っちゃう人って、さぞかし経済的にも精神的にも余裕がある人たちなんだろうなぁ〜なんて、嫌味を吐いちゃうくらいに心が廃れてる。でも、半分は本当に尊敬してる。子供を産んで育ててる人に。すごいと思う。こんな時代に。私にはできないわ。

ちょいネタバレというか、パールのお母さんは彼女の本性を知ってたからこの子を表に出しちゃいけないって、結果的に抑えつけてしまい、逆効果になったっぽいよね。
とあるペ ドの人が「表に出たら絶対手を出してしまうから俺を牢屋から出さないで」って言ってたことを思い出す。
そういう精神的に問題を抱えた人はやっぱり閉じ込めるしかないなぁって思う。自分で気づけた人は、自分から引きこもって表に出ない選択ができるけど、気づいてない人は問題行動を起こすまで見つけてもらえないから。


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