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後ろ向き気味に生きながらも、今日も少しだけ顔を上げて薄目で明日を見る

大したことはないと高をくくっていたら、ぎっくり腰が割と笑えないレベルにまで悪化してしまい、昨日はほぼ一日寝ていた。

今日は、朝、少し無理をしてお弁当を作ってみたところ、痛みがまずいことになり。結局、昼間で横になり、昼から夕方までは休み休みデスクで仕事をした。パソコンデスク用のイスはしっかり固めなタイプなので、案外、横になっている時より痛みを感じない。

こちらは、老け込んだつもりなどあまりないのに。体の方は真面目にきっちり、抜かることなく着実に年を重ねて老化していて。ぼんやりと生きている私に、まとめて一気に現実を見せつけてくるので本当に参ってしまう。

話には聞いていたけれど、いざ自分の髪の毛の中に一筋の光る物を見つけたり、こうして腰が壊れて体にガタが来ていることを実感させられるのは、思っていたよりきついものがある。

私の家系も、夫の家系もかなり長生きする一族だけれど。私は、自分で心配するほど、そんなに長生きはしないのかも知れない。

寒暖差アレルギーがあるし、ちょっとの温度差ですぐ喉を痛くするし、熱を出してしまう。まだ起こってもいない最悪の事態を想定して、蕁麻疹を出したり、胃を壊してしまうこともある。

私が死なないで、行けるところまで生きようと決めたのは、どうせならもう少し楽しいことを探してみようと思ったとか、気持ちが少し前向きになったから、という理由だけではなく。こうして年を重ねて、体があまり丈夫でなくなってきて、無茶をすると割とすぐ壊れるから、あえて自分で壊したり、積極的に死のうとするのをやめたというのもある。

わざわざ今、苦し思いをして終わりにしなくても、意外と私の寿命ってそう長くないんじゃないかと、気づいたから。

美味しい食べ物、楽しい時間。それらは、いつもあっという間に消えてしまう。

好きなことを書いたり、好きな本を読んだり、たまに写真を撮って、彼とふざけながら楽しく暮らしていけば、自分で思っているより、終わりは早くやってくるものなのかも知れない。

腰を痛めてから、できることが減ったし、外にもまともに出られなくなったので、やけくそ気味で「どうせなら……」がより強くなっている。

今週は、初めて1万円を超えるパソコン用のキーボードと新しいマウスを買った。あと、洗いにくくて、パッキンがはめ込みにくく毎朝イライラしていた彼のお弁当箱を、洗いやすく角が丸いものに買い替えた。

「どうせなら」仕事をより進めやすくして、家事のストレスも減らそうという思いから。あと、ついでにミスタイプを減らすために、正しいタッチタイピングも練習し始めた。(私の打ち方は、小学生の頃から30年近く自己流でやってきてしまったので、変な癖があって、スピードはありながらもミスタイプがとても多い大変残念なタイピング)

キーの場所は覚えているので、手の癖を矯正していく感じなのだけど、これも「どうせなら」ミスタイプを減らして、もっと早く正しく入力できた方がストレスや疲れが減るんじゃないかという考えから始めた。

あまり張り切って熱く取り組むと私はつぶれるし、続かないから。「どうせなら……こうした方が良くない?」程度の感じで、今日より健康で過ごせるか怪しい明日を薄めで見ながら、薄っすら前向きに生きていくくらいで、丁度いい感じがする。


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