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深すぎる愛の表現 ヤンデレの世界を語る

こんにちは、古のオタク系Vtuberの翠屋よもぎです。

みなさん、ヤンデレって好きですか?
わたしはめっちゃめちゃ大好きです!

世間から見ると結構勘違いされがちな部分もあるこのジャンル。

ぶっちゃけヤンデレ好きの中でも結構好きな系統が違っていることもあるので、はっきりと「これこそヤンデレ」と、下手なことは言えないという状況。

今回は、あくまでも「わたしの中のヤンデレ論」という形で語らせていただきます。

世間のヤンデレ感ってなんだろう?

少しだけ世間の人々が考えているヤンデレに対するイメージを語りたいと思います。

もちろん「いやそうじゃないでしょう」という方もいらっしゃるかと思いますが、あくまでもわたしの主観で語ることである点はご了承ください。

ヤンデレのステレオタイプ

ヤンデレと聞いて最初に思い浮かぶのはどんなキャラクターだろう?

ハイライトの消えた瞳の美少女、そしてその手に握った刃物と滴り落ちる真っ赤な血液。

こんな感じがステレオタイプのヤンデレだと認識されているのではないでしょうか。

わたしがこのイメージで思い浮かぶキャラクターといえば、『ヤンデレの女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD』に登場する野々原 渚である。

同CDのジャケットを飾ったキャラクターであり、ヤンデレというキャラクター性を世に知らしめたキャラクターのひとりだと考えています。

ヤンデレの祖といえば他のキャラクターが思い浮かびますが、実際にニコニコ動画などでネタにされ、広められたのはこのCD・このキャラクターからだと思っています。

もちろん、諸説ありだと思います。

ヤンデレのイメージ

ヤンデレといえば、大抵の場合は主人公に並々ならない愛情を抱き、その感情が爆発して独占欲を暴走させるのが定番。

そんな少女は、愛する主人公の影に潜んだ自分以外の女に嫉妬の感情と敵意を向けていくことになります。

その行き着く先は、相手の女性を殺めることになるのか、はたまた愛する男性を自分だけのものにするために、物言わぬ状態にしてしまうのか……。

きっとそんなイメージを抱く人が多いのではないかと思います。

個人的にはこのイメージは7割正解、3割不正解なんじゃないかと考えています。

何が言いたいのかというと、独占欲を暴走させた先に、愛する男性や恋敵になる女性を傷つける結末を迎えるというのは、あくまでもヤンデレのひとつの側面でしかないということです。

ヤンデレ=誰かを傷つける性質のモノ

こういう認識を持っている人が少なからず存在することを、これまでの人生で痛感しているわけですが、かといってわたしの価値観を押し付けるように相手に語ることもよろしくない……。

というわけで、ここからはわたしがヤンデレというジャンルに抱いた考えを語っていきたいと思います。

ヤンデレとはなんなのだろう

先に触れたように、ヤンデレとは「深すぎる愛ゆえに自分の感情と独占欲を爆発・暴走させてしまうキャラクター」であるとわたしは考えています。

その在り方というのは、決して暴力的だったり性的なものではなく、非常にプラトニックなものなのです。

ヤンデレにおける「デレ」の性質

ヤンデレは、「病み」と「デレ」を合わせた言葉。

既にオタク界隈に浸透し始めていたツンデレというジャンルにあやかったネーミングでもありますよね。

「デレ」はもう読んで字のごとく「デレデレ」と愛する者に対する態度のこと。

ツンデレが稀に見せるその姿は多くのオタクたちの心を魅了してきました。

一方で、ヤンデレのそれはとんでもなく重たいものになります。

ツンデレのそれが全体の3割、あるいは2割程度だとすると、ヤンデレのそれは9割...…いえ、10割を占めているわけです。

また、ツンデレとヤンデレにおける「デレ」はちょっと違った性質を持っていると考えます。

ツンデレが見せる「デレ」は、対象に対する隠れた愛情が垣間見える瞬間です。

一方で、ヤンデレにとって「デレ」の部分は、あくまでも根底にあたる部分であり、彼女たちの行動の基礎に当たる部分なのです。

これがツンデレとヤンデレの「デレ」部分の違いだと考えています。

そして、彼女たちの深すぎる「デレ」があるからこそ、そこから多くの「病み」が生まれてくるのです。

ヤンデレにおける「病み」の多様性

単にヤンデレといってみても、その在り方はさまざまです。

その多様性のもとになっているのが、キャラクターそれぞれの「病み」の部分。

たとえば、あるキャラクターは愛する人に依存し、他人へと目を向けさせないために相手を自分の管理下へ置こうとします。

あるキャラクターは愛する人へと向けられる目を失くし、すべて自分へと向けるために周囲の敵対者を排除しようとします。

あるキャラクターは自分と相手が結ばれるためであれば何をしても構わないという鋼の意思をもって自分の目的のために動きます。

あるキャラクターは、相手の心に永遠に自分を遺すために自らの命を相手の目の前で絶つことだってあります。

ここであげた例以外にも多くの「病み」を見せてくれるのがヤンデレというジャンル。

このジャンルを深掘りしていけば、もっともっといろんな「病み」=彼女たちの愛の深さを見ることができます。

最後に、「病み」の結末が自分へと向かってしまった結果、自分の命を失ってしまう例を挙げてみました。

個人的には他人へ危害を加えること=ヤンデレの「病み」部分だという認識をしてほしくはないという気持ちもあって、それが自分へと向かっていくことだってあるのです。

その根幹にあるのは自分ではなく、あくまでも愛する相手というわけです。

「病み」は必ずしも怖いものではなく、対象を愛するがゆえのちょっと過激な愛情表現によるものだということを知ってもらいたいなと思っています。

……ダメ?

君もヤンデレを好きになってみないか?

最後にまとめ。

ヤンデレというジャンルに属するキャラクターを何人か紹介することも考えましたが、とっ散らかってしまうのを嫌ってあくまでもジャンルについて触れるに留めました。

決して万人に受けるようなジャンルではあり得ませんが、ヤンデレ少女たちの深すぎる愛情表現の沼に一度ハマってしまえば、このジャンルの深みにどっぷりと浸かれるんじゃないかと思います。

抵抗感はあるかもしれませんが、決して怖いだけの女の子たちじゃないよということだけ伝えて今回は終わりにします。

そのうち、個別にヤンデレキャラに触れた記事も書いてみたいと思います。

またそのときはぜひ読んでいただきたいな。

最後に。君たち、ヤンデレはいいぞ!

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