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白川郷は初夏に泊まれ!

こんにちは。
関西中心に日本の風景を撮り歩いている前山です。
Twitterinstagramで作品を投稿しています。

さて、前回はひぐらしのなく頃にの聖地巡礼に行ってきたよというnoteを書きました。
※何度も言いますが、LUMIXの作例フォトセット記事です。

非常に多くのいにしえのオタク達から嬉しいお言葉を頂いています。
推しキャラは園崎詩音です。

さて、今回は聖地巡礼要素を省いた白川郷旅行記になります。
聖地抜きにしてもすんばらしいんだ、ここ。

白川郷へ行く方法

白川郷へ行く方法は大きく分けて2つあります。
① レンタカー、自家用車
② 高速バス(名古屋発、金沢発、富山発etc…)

どっちも大体2時間~3時間くらいの所要時間で到着します。
村内もそれなりに広いのと、白川郷周辺にもいいスポットが沢山あるので、①レンタカー、自家用車をおすすめします。

豪雪地帯なので冬に訪れる場合、雪道の運転に自信がない人はバスがいいかもしれないです。行ったことないんで知らないんだけど。

日帰りよりも一泊するのがいい

皆さんご存知ですか?
白川郷と言えば、合掌造りの住宅ですよね。
世界遺産たらしめている合掌造りに宿泊出来ます。

でも、世界遺産に泊まるなんてお高いんでしょ?
僕も思ってました。
上高地のお宿みたいに一泊5万だ、10万だ、ぽんぽん出せる人しか受け入れてくれないんでしょう?(イメージです)

何と1人1万円代で宿泊出来ちゃいます。2食付き!
心だけじゃなくてお財布の中身まで温かくしてくれる観光地の鑑。
これぞ、日本の心。
世界のおじさま達の心を引き付けた、五輪の女神の姿が浮かびます。
「O、MO、TE、NA、SI」 
今となっては、海外のメディアやアスリートのおもてなしどころか自身の子供のおもてなしすら出来てないんじゃないかと物議を醸してますが。

白川郷には確かな日本の『お、も、て、な、し』の精神が息づいていました。

という訳でドン!今回我々がお世話になったお宿がこちら『かんじや』さん

(ほー、いいじゃないか。こういうのでいいんだよこういうので)
いや、こういうの  いいんだよ!と声を大にしていいたい。

プロジェクターとか低反発枕だとか、ウェルカムシャンパンだとかそういうのはいらないんですよ。
綺麗な畳、ちゃぶ台にのったお茶菓子と急須。扇風機に縁側。

結局、日本人として生まれたらね、遺伝子には逆らえない訳です。最高。

待望の晩御飯です。山の幸、川の幸、そしてジャパニーズ牛。
極めつけは地元のお米で作った日本酒。もう言葉はいらない。優勝。優勝です。

囲炉裏のある和室で女将さんとの程良く心地よい距離感の中、美味しい料理に舌鼓を打ちながら出た台詞がこちら。

『もうなんか俺、満足しちゃった。夕焼けとか星空とか撮らなくていいかも。ごはんうまかったし。今日はもう写真はええわ』

これのポイントは風景屋の口から出てる言葉ですよね。
観光の思い出作りにスマホで撮る訳じゃなくて、我々写真撮る為に来てるじゃないですか。
しかも、新月ですよ。もうどんなご馳走より沸き立つ訳です。世界遺産と新月の星空とかはね。

そんな中で上の台詞が出ちゃった。すべては料理がうますぎた。私の意識が低いとかじゃないです、決して。

まぁ、そんな事言いながら食後に縁側から外を眺めるとこの夕焼けです。
前言撤回。旅館の下駄履いたままカメラ掴んで村の中を全力疾走。
なんだこれ、こんな爆焼けにこの場所で出会える!?

実は白川郷は、日帰りの方向けの駐車場は夕方で閉鎖します。
つまり、こんな最高の景色は村の方と宿泊客が独占できます。

しかも宿泊先は世界遺産。

日本人なら完全にホームカミング。
海外の方なら日本に求める全ての要素を兼ね備えている隙の無さ。

これでもまだ日帰りで帰っちゃいますか?

朝の散歩は健康寿命とやらにいいらしい


ナイスネイチャさんが言ってた。
マイスイート。愛でしかない。一緒に散歩したい。

農作業に勤しむ村民の方と聖地巡礼で物置小屋に群がるオタク以外、誰もいない村の中を散歩する贅沢。

空気がうまい、水のせせらぎ音が心地いい、吹き抜ける風は俗世でため込んだ穢れを浄化してくれるかのようです。

散歩から帰ると、女将さんからごはん出来ましたよーとお声が掛かるわけです。

あーーもう一生ここにいたい。
左上の朴葉味噌がうめーんだ。
味噌と刻んだねぎを朴葉の上で焼きながら食べる郷土料理だそうです。

無限に米が入る。朝から友達と二人でおひつ2回空にしたもん。

旅館で出てくるご飯は自家製だそうですよ。なんなのもう美味しすぎてブランド米とか食べれない!お母さん通販してくれないかな。

夏の空と合掌造りが最高だという話。


実は、朝10時くらいまで曇天も曇天でした。
写真撮るの諦めて立ち寄ったお土産屋さんのお母さんと意気投合して1時間くらいお話ししてました。

お母さんの子供の頃の話とか、家族の話、白川郷の生活と移り変わりとか、お父さんの趣味とか色々話してたんです。

旅の醍醐味。こういうのが好きで、旅をしている。
その旅を人に伝えたくて風景写真やってるんです。

また冬に来るから覚えててねって言うたけど覚えててくれるかな。

みたいな事考えて店を出たら快晴。もうびっくりですよ。
また全力疾走。青空と撮る為に来たようなもんだろ。

めっちゃ犬撮ってたら友達はここがひぐらしの聖地だと思ったらしい。
犬撮ってただけ。

柴犬は世界遺産と合う。

最高じゃないですか?

やっぱ夏ですよ、白川郷は。ひぐらし的にもね。夏ですよ。



まとめ

今までアイドルのライブだったり聖地巡礼だったり、撮影だったり、勿論旅行だったりで日本各地を飛び回ってきましたが何気に初訪問でした。

正直めっちゃよかった。TOP3に入るくらい。いやもう気持ち的に今はまだまだ余韻に浸ってるんで現状トップかもしんない。

ひぐらし知ってると違った楽しみ方が出来るけど、知らなくてもめっちゃいいです。

一番混み合うハイシーズンは秋だそうです。確かに、紅葉は素晴らしかろうな…。
でも人が少なくてのんびり楽しめる季節は5~6月をオススメしたい。

丁度田んぼに水も入れてリフレクションを狙った写真も撮れます。緑も美しい。

そしてやっぱりご飯がうまい!


昼ご飯に食べた川魚定食がまたうめーんだ。


行きたくなったでしょ?
是非来年の旅行計画に入れてみてはいかがですか!

というわけで、今回は白川郷旅行記を前山がお届けしました。


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