最近のインプット(映画・小説)20/10/23

配信サイトで漁った映画を列挙していく企画、4回目です。
あと、今週は小説も読めました。

今週見た映画

ギャング・イン・L.A.
トラフィック 少女失踪
ドライヴ
KEY(キー) / 死体の中の遺留品
マッドネス 闇に潜む者
カンバセーション 残された時間
デビル・ウィズイン
ゲーム・オブ・クラウン
フライト・ゲーム
ヴァイキング・サーガ
デッドウォーカー・インフェルノ
オーディション・テープ
コロニー5
カミングアウト・オブ・ザ・デッド
コンフィデンスマン ある詐欺師の男
Miss ライアー
アンガー 閉鎖区域
クイック&アンデッド~未来世紀ニューウエスト~
エクストラクション
ディナーラッシュ
ロスト・ボーイ 死霊の館
ビヨンド・ザ・トレック
ミシカ/クエスト・フォー・ヒーローズ

今週読んだ小説

『日本SFの臨界点[恋愛篇] 死んだ恋人からの手紙』
東野圭吾『人魚の眠る家』

ネタバレ有感想

・ドライヴ
主人公はスタントドライバーと逃がし屋(依頼を受けて逃がす)を掛け持ちする凄腕ドライバー。逃がし屋の仕事の際に「5分は待つ。それ以上は待っていると思うな」みたいな感じでルールを説明するところがかっこよかった。

・コンフィデンスマン ある詐欺師の男
主人公は元詐欺師で釈放されたばかり。その直後にまた詐欺の計画に巻き込まれることとなる。実は出所中に娘が生まれていて、娘は主人公が実の父親だと知らないまま、同じ詐欺の実行犯となる。ところが、主人公と娘が詐欺の計画の中で父娘役を演じることになり……。こういう皮肉な展開がよかった。

・Miss ライアー
見ず知らずの男女6人が拉致られる。話し合いによってだれかひとりを選び、そのひとりは無事に脱出できるものの、それ以外は殺されるらしい。拉致された6人はそれぞれ隠された過去と罪を持っており、話し合いの材料としてそれぞれ告白。主人公の弁護士も最後に告白する。
だが、これはすべて彼女の罪を自白させるための茶番だった。
最後に全部ひっくり返されたものの、互いに罪を告白しあい、慈悲によって一人を選ぼう、という、屈折したバトルロワイヤルはある意味でいい題材かも。

・人魚の眠る家
娘が長期脳死状態になり――という筋立て。脳死とは、死とは、臓器移植に関する問題など、様々な葛藤にぶつかる家族を描く。
中盤、主人公が娘の教師の名を騙って募金に協力する場面がよかった。教師への疑惑をうまく演出しつつ、そこから教師が主人公とは反対側の勢力に肩入れするような構成になっている。教師怪しい→教師反対勢力に行く→反対勢力で主人公と反対側に肩入れする意見をばんばん言う→実は教師の名前を借りた主人公だった→主人公が反対側の意見も知りたかった、教師にも怪しいふるまいをする理由はちゃんとあって主人公を大事にしようとしてた。ここだけでも短編としてよくできていると思う。
脳死という様々な意見が飛び交いそうなデリケートなテーマを扱っているが、様々な意見を持つ登場人物たちが互いの意見を尊重しあっているのが伝わってきて、それがかえって脳死の難しさを際立たせている。


今週映画23、小説2、となりました。
あ、ここには書いてないですがフリップフラッパーズも見ました。
フリップフラパーズはいいぞ。

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