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ゲームを禁じられてきた小4息子の本音

こんにちは。3人子育て中のフリーランスママデザイナーYomiです。

今日は、我が家でずっと禁じてきたテレビゲーム(言い方古い!?)と、息子の気持ちのお話。

昨日も学校から帰ってきた息子と、今日は学校どうだったとか、そんなたわいもない会話をしていたんです。話の流れで、クラスで「漢字博士」という称号を獲得している話になっていきました。漢字に対しての意欲がものすごく、負けず嫌いな息子は「博士」の称号を維持しようとそれなりに努力をしている様子でもあります。

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この集中力が最近は「ドラクエの呪文を暗記すること」になっているよね、という話になり。

今、テレビで「ダイの大冒険」がまたやっていて、小さい頃私も見たなー!アバンストラッシュしたなー!とか思って一緒に見ることもあるのですが、これが息子が毎週楽しみにしている番組の一つなのです。で、ドラクエの呪文をもっと覚えたい!!!となって、ipadで数日かけてせっせとドラクエの呪文を検索しまくって、ノートに書き写して、それを朝家族より早く起きて、ベッドの上で寝そべって眺めながら暗記しているのは知っていました。小さい頃からハマったことにはすごい集中力を発揮するタイプなのですが、キモ可愛い息子だなあとそんな様子を見守っていました。

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その好きなこと・興味のあることへの集中力はすごい、漢字もそうだったよね、というようなことを話していたんです。クラスで一番ドラクエの呪文を知っているヤツになりたかったそうなのです。「みんなどんな反応だった?」と聞いたところで「みんなが知らない呪文も知ってて、スゲ〜!この紙貸して!ってなった。そんでね・・・」と、なんと泣き出したんです。

急に腕を目に当てて、声を殺して。堪えながら震える声で、

「みんなが、おまえ、ドラクエ9やってるの?っていうの・・・。」って。

それを見て、心がものすごく痛くなり、息子をギュッと抱きしめました。
そして一緒に泣きました。

我が家は、あと2ヶ月で10歳になる息子に、テレビゲームを与えてきませんでした(中古のPS3をちょっとだけ)。凝り性な息子は、驚異的な集中力を発揮するので時間の感覚がなくなく、途中でやめることが難しいという、若干"グレー"な特質を持っていてを教育機関に相談したことがあったこともあり、その集中力を極力クリエイティブな方に向けて、ゲームよりも手や頭を動かす時間を守ってきたつもりでした。

でも、息子の周りではもうゲームなんて当たり前。それをやってみたい気持ちと、私との約束の間に立って苦しんでいたんだなということに気づきました。というかなんで今まで気づかなかったんだろうと、自分にゾッとしました。

それから主人と話し合い、オンラインは不可としてゲームを解禁することにしました。ルールを決めますが、まずは一緒に楽しめればなと思っています。

先日の投稿させていただいたiphoneデビューに関しての記事もそうですが、

もうそういうものから遠ざけるのは無理なんだなと思いました。ルールを守る。ネットのリテラシーを身につけさせる。そういうことを親も一緒に勉強し、子どもの気持ちを理解しながら関わっていくべきなんだなと、息子の涙を前に本当に深く反省しました。


ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

追記

今日の注目記事に選んでいただき、たくさんのかたにスキをしてもらえて嬉しいです。

約1ヶ月後の誕生日にドラクエをプレゼントすることになりました。
呪文の紙を貸したクラスメイトは息子のドラクエデビューを楽しみに待っていてくれているそうです。
また続編もnoteに綴ってきたいと思います。

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