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#73 秋に向けての心の準備

処暑。
暦通りあのうだるような暑さが止み、
少しだけ初秋の風が吹いている

まだ田んぼの間の用水路には水の跳ねる音が聞こえて
涼やかな散歩道

田んぼの上では赤とんぼがたくさん泳いで
裏山に集まったミンミンゼミもまだ鳴いている

空は秋のすじ雲が流れて
入道雲はどこへやら。


厨房スタッフにはよく似た名前の人が数人いて、
声をかけようと思っても一瞬の間ができる。

○ほちゃん ○えちゃん ○きちゃん

名前を間違えたり、「あれあれ」なんて
失礼な呼び方はしない紳士的な老夫婦で居ようっと
朝の夫婦の会話で言っていたのに、、、

○ほちゃんに向かって「○えちゃん」って間違えて呼んでしまう

昔祖母が使っていた
「あれあれ…、あのこ」「ほれほれ、その子」と
雑にしたくなるけれど、
そこは踏ん張ろうと、、、

とりあえず老いた自分を表に出さぬよう
自分の内側でグッと堪えて、
正しい名前を必死で思い出して声をかけようと。



名前が覚えれなかったり、
名前を間違えて読んでしまったりするんよなぁっと
最近の残念な自分を吐露すると


「ウチのばあちゃんなんか、
私と飼い犬の名前と間違えてよく声かけられてたわ〜」

手つきはとても器用で正確で素早いのに、
何回も同じ話したりいつも名前を間違えたり。

新しく決まったパターンやルーティンに順応するのに
しばらく時間がかかる。

私は老いと戦いますよ〜
記憶の定着はアウトプット!
20年経ってもせめて今ぐらいのアホさで留めておきたい。

今と同じ、つい名前間違えちゃうんよなぁ〜
っていう会話で笑いあっていたい




いろんな視界があるが、
自分の視界からしか見えなくなるものなのかもしれない。

そういう、、カゴの中の鳥になりたくなる自分だ
ということは知っておいた方がいい。

例えば学校に行かなくなった子供にどう寄り添うか?
なぜ行かないのか?と聞いてみたり心のうちでは責めていたり。

また「行かない」という選択肢を選んだとして、
では日中どう過ごす?
何かすることやお勉強を与えなければいけない?

自分が仕事に行ったり出かけたりしにくくなる?
日中ずっと子供と一緒に過ごす時間が耐えられない?

誰かに答えを教えてほしい?
幸せの道や、幸運体質の道、お金に振り回されない自由の道??


生産性の向上や効率化が求められる社会ではあるけれど、
寄り道や遠回りが生産性や効率を教えてくれる。

自分の脳裏に浮かんだ言葉をちょっと書いてみて、見つめて。

答えはあなたのうちにある。
隣の人や、世間一般の平均を辿っていても
いつまでたってもあなたは自由になれないし幸せにはなれない。

見る場所を変えて、あなたが動いて、あなたが決める。

なりふり構わず、思う存分、手加減しないで、余力なんか残さずに
あなたを感じて。

その歩き方、その息遣いと決めるのは自分。

カッコ悪くたって、
かなりまっしぐらで、
いつまでたっても子供のまんまの気分だけれど

ちゃんと私は幸せに包まれている。
既に温もりの中で、守られて存在しているから、
とても自由に幸せで、思う存分手足を使って生きている。

正解不正解なのではなくて
そうしたいから、そうやって生きている。

まぁ、諦めて、自分のまんまで、
夢や大志は大きく抱いて現実を突っ走ろう。



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