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子どもと一緒に読みたい! カタツムリをテーマにした本

6月の梅雨の時期、なかなか外遊びができずに、おうち時間が長くなりがちですよね。そんな時は、梅雨の象徴とも言えるカタツムリをテーマにした本を子どもと一緒に読むのはいかがですか? ヨメルバ編集部がイチオシの5冊を紹介します。

こちらムシムシ新聞社 カタツムリはどこにいる?

小学校中学年~
 作・絵/三輪一雄
偕成社 1,650円

「ムシムシ新聞社の自然科学部記者、七星あまみちくんは『私はカタツムリが大すきです。近ごろカタツムリが見つかりませんが、どこに行くといますか? それにもっとカタツムリのことが知りたいです』という読者からの手紙を受け取り、早速調査を開始する」

ムシムシ新聞社の記者が、カタツムリの秘密を探る中で見えてきた、多くの動物たちとの驚くべき関係!
カタツムリのオスとメスの違い、どこからウンチをするのか、カタツムリを食べるために進化したヘビがいる、カタツムリの殻を子育て部屋にするハチがいる、などなど。子どもはもちろん、大人も気になるカタツムリの実態が明らかになります。
生き物絵本を多く描いている作者のユーモラスなイラストでつづられた知識絵本。

でんでんむしのかなしみ

小学校中学年~
作/新美南吉 絵/かみやしん
大日本図書 1,430円

「あるでんでんむしは、『わたしの背中の殻の中には悲しみがいっぱい詰まっている』と、ある日大変なことに気がつきました。そして、お友達のでんでんむしに相談することにしました。そのお友達から返って来た言葉とは?」

1998年、当時皇后だった美智子さまがインドで行われた国際児童図書評議会の講演で、『何度となく、思いがけない時に私の記憶によみがえってきた作品』として触れられたことでも有名な絵本。
人が悲しみに触れた時、その向き合い方を教えてくれるような大人にも刺さる感慨深い一冊。

かたつむりタクシー

2歳~
作/たむら しげる
福音館書店 990円

「虫の親子がかたつむりタクシーに乗っておばあさんの家までお出かけ! かたつむりタクシーは急な山を登ったり降りたり、橋の下を逆さまになってすすむとっても楽しげなタクシー」

かたつむりの殻の部分に乗客を乗せることができるかたつむりタクシーで、虫の親子がのんびり旅をするお話。
虫の親子が住んでいるドロップ缶の家、タクシーと出会うキノコの林、街の広場には紅茶茶碗のカフェ、カレーの空き缶でできたカレー屋など、細部までこだわって描かれた絵本の中の世界観に子どもが夢中になること必至。
絵を眺めているだけでも十分に楽しむことができます。

うまれたよ! カタツムリ

3歳~
写真/武田晋一 構成・文/ボコヤマクリタ
岩崎書店 2,420円

「カタツムリの産卵、誕生、そしてあかちゃんカタツムリの行動を大きな画面で。カタツムリの赤ちゃんが生まれてくるところや、殻を浮袋にして泳ぐところなど、貴重な写真がたくさん」

生まれた瞬間から、食べるもの、ウンチの色など、カタツムリに興味を持った子どもが食い入るように見る写真が満載!
岩崎書店の「うまれたよ!」シリーズは、生きものの誕生から生態まで、“一瞬”をおさめた写真で展開し、小さい子でもわかりやすくて大人気。他には、トカゲ、オタマジャクシ、モンシロチョウ、ミノムシ、トカゲなど。身の回りにいる生きものをもっと身近に感じられる内容。

ふたりはともだち

6歳~
作/アーノルド・ローベル 訳/三木卓
文化出版局 1,045円

「春が来たから『おきなよ!』と、大きな声でがまくんを起こすかえるくん。するともう少し寝ていたいがまくんは、『5月半ば頃にまたおこしてくれたまえよ』なんて言うのです。かえるくんはどうするのでしょう?」

50年前に描かれた仲良しのがまくんとかえるくんの友情物語が題材となった絵本には、5つの物語が収録されています。
その中の1つの物語「おてがみ」の重要な役割に“かたつむりくん”が登場します。どのように出てくるかは読んでのお楽しみ♪


今回は、カタツムリをテーマにした絵本を紹介しました。
次回は、カブトムシをテーマにした絵本を紹介予定です。(7月公開予定)
お楽しみに。



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