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2020年という1年のこと

こんにちは!ブックアテンダントの嘉村佳奈です。

早いものでもう年の瀬ですね。今までとは違う日々に戸惑いながらもあれよあれよと6月になった時に「あともう今年は半年しかないのか!」とショックを受けてから、もう半年が経ったのですから驚きです。行動は制限されて思うように動けなかったのに、日々の過ぎてゆくスピードが速く感じたのは不思議な体験でした。

気持ちの面ではやる気満々だったり、落ち込んだり、フラットな気持ちになったり、無気力になったり、相変わらずの不安定さはありながらも(笑)、2020年の3月1日から始めたInstagramアカウントの日々の更新とnoteの更新・間借りの実店舗は我ながら頑張ったなあという気持ちです。

今になって更新を振り返ってみると、気分が乗っても乗らなくても、ウイークデーは毎日何かしら更新しているものだから、上記のような気分のムラが全面に出ているのが日記のようで面白くもありました。熱くなりすぎてインスタグラムにはそぐわない長文を書いた日も、どうしても気分が乗らなくて短文になった日も、noteにカッコつけた記事を書いた日も、どんな形であれ思いを残すこと・書いておくこと・それを振り返ることはとても楽しいということを実感した1年になりました。

どうしても紹介する本を思いつかない日もありました。そんな日は本を読み始めた頃からノートに書きためてきた感想や落書きをパラパラめくって絶対に世の中に出せないもの(思春期のポエムばりのもの)以外の何とかなりそうな文章たちを選抜して、よそ行きのお化粧をさせて登場させました。考えが変わったところ、変わらないところ、より深く考えたところ。そんな過去の私の考え達と今の私をマリアージュさせて書いたものは、何年後かの私に懐かしく読まれるのかもしれません。ただ、このnoteやInstagramは全世界に向けて公開しているところが紙のノートとの違いです。いい思い出になるのか恥ずかしくて仕方ない代物になるのかどうかは、今の私にはまだ分かりません。

それからもう1つ始めたことがありました。本屋さんの間借り実店舗です。2018年から19年にかけては毎月1回POPUPの古本屋さんをやっていたのですが、2020年になってようやく常設の場所とご縁を頂きました。集うことが難しくなった中で始めてよいものか迷うこともありましたが、今だからこそ「本」が必要なのかもしれないとの思いから2020年の3月にカフェの一角に実店舗をオープンしました。オープンした、と言っても私一人ではオープンなんて到底できませんでした。フスクさんを紹介してくれた方、そして、フスクさんご自身にはいくら感謝してもしきれません。「カフェ」という場所に「本」を置かせてもらうことで、普段はあまり本を手に取らない方が本を手に取るきっかけになれたり、常連の本好きのお客様とお知り合いになれて私自身に多くのことを教えていただいたり。実際の「場」のもつ力を実感した1年にもなりました。

無理に大きなことをやろうとせず、コツコツ地道に。1人では出来ないことを助けてもらったら、私に出来ることを探して。この気持ちを忘れずに、来年も自分のペースで邁進したいと思います。

いつも応援ありがとうございます。フォローやいいね!がとても励みになっています。では、皆さま良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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