見出し画像

[総括]オーストラリアでのプレ世界一周を終えて[感想]

こんにちわ、冒険者の夜舞です。

今回は、オーストラリアでのプレ世界一周を終えての感想というか総括を行いたいと思います。

オーストラリアでの40日にも及ぶ旅の記録はこちらから

流石に長すぎるし、雑音多すぎるので、手が空いたらまとめようとは思いますので、気が向いたら見に来てください。

ちなみに30日の予定が40日になったのは、あまりにオーストラリア半周を急ぎ過ぎたというのと帰りの飛行機が高すぎて変えなかったからです。流石に直行便で50万は手が出せなかった。

簡単に感想を述べると

生きていくだけで必死で日本で生きていく事がこんなにも楽な物だとは思わなかった。ここまでお金が一気になくなるというのは想定していてもショックな物がある。完全に予算オーバー。自分の至らなさと能力のなさに死にたくなった。

しかし、それ以上にこんなに楽しくて生きている実感したのは初めて、こんな楽しい事を経験しないで日本で腐っていなくてよかった。

です。

なぜオーストラリアでプレ世界一周をしていたのか


さて、そもそもなぜオーストラリアに40日もいたかというお話から始めたいと思います。

僕は冒険者と言う名前の無職になのですが、そもそもなぜ会社を辞めてまで旅に出る事にしたかって言うと、

世界で行った事がない場所をできる限り少なくしたい!

というシンプルな思いが一番強くて後ははっきり言って後の日本がどうこうとか将来への投資とか意識の高い事全般は後付けです。

正直僕が石油王の友達だったらこんな事考えなくて良いのですが(石油王のお友達は募集中なので連絡待ってます)、残念ながら石油王の友達はいないので貯金の範囲内でやれる事をやっていくしかありません。

しかし、世界一周を目指すと簡単に行ってもやり方も何も分からない。日本国内なら今までの経験でどうやって暮らしていくのかは分かります。
しかしどうやって海外で生活するのか、どうやって旅を続けるのかその情報が何もないという中で
いきなり貯金が尽きるまで日本には帰ってきません。

って出ていく勇気は僕にはありませんでした。若い人達でそれをやれてしまう人達は凄いなーと見ていて思いますが僕にはその決断をするだけの覚悟が足りませんでした。

と、いう事で一度大きな国で僕の考える世界1周をコンパクトに実現して想定される問題や課題の洗い出し、そしてそもそも長期の海外生活に僕自身が耐えられるのかという実験を1か月で行う事にしました。結局10日伸びてしまいましたが、そこも含めて得られた結果は大きかったと思っています。

そもそも、ソフト作る時はミニマムコードから始めるし、サービス作る時はミニマムサービスで評価するし、機械作る時は機能確認から始める訳でいきなり本番に行くって言うのは僕の社会人経験から考えても人生かけるにはリスクが高すぎるというのが本心です。なので、ミニマムトラベルで問題の洗い出しを行いその結果を元に本番の世界1周目指しての世界周遊の旅に出たいと思っていました。

懸念事項と回答


日本出国前に懸念事項として確認したかった事は次のような物があります。
・日本語が通じない環境においてどれだけの事が出来るか
・全く家に帰らずどうやって生活するのか
・事前に考えた荷物は適正なのか
・生活費、移動費はどれぐらいかかるのか
・健康に異常は起きないか
・ホームシックにならないか
・一か月もの長期間海外生活に耐えられるのか
・格安ゲストハウスでどれぐらいの生活が可能か
・その他海外生活を送る上でどういう問題が発生するか
・将来の小銭稼ぎのために毎日のSNS運用、毎日投稿を行う事は可能なのか

などが出国前の懸念としてありました。

・日本語が通じない環境においてどれだけの事が出来るか

ここが一番今回確認したかった事。英語圏で日本語が通じない中でどれだけ僕は日常生活を送れるのか。
結果は、
僕の英語能力は自分が思ったより遥かに高かったが、必要とされる英語能力は僕が思ったより遥かに高かったです。

日本を出る前にこれぐらいできれば何とかなるだろうと思っていた僕の英語能力は想像したより遥かに現地で役に立ちました。ここは自分の中で自分をほめてあげたいし、ちゃんと努力してきた結果が実を結んだと感動しています。
しかし、現地で生活するという事になると、想定していた英語能力では全く足りず支障しかなかったという悲しい現実が浮き彫りになりとにかく大変だったという思いしかありません。まさか非ネイティブに求められる英語能力があそこまで高いなんて…
とにかく会話ができない。言いたい事が言えない。相手が何を言っているか分からない。そのストレスが半端なかったです。

ここはもうどうしようもないので、現実を受け入れて英語学習をまた地道にやって行こうと思います。
ゲストハウスでの談笑を最終目標に一歩一歩積み上げていくしかない!

・全く家に帰らずどうやって生活するのか

これも経験がなかったので、どうなるか不安でした。僕が家に帰らずに旅に出た経験が最長で10日だったので、果たしてそれ以上の生活に耐えられるのか…
結果は全く問題なし

だったので、安心しました。はっきり言って40日どころか90日ぐらいでも変わらず生活できるなって思いました。熱出した時はこれはもう終わりかと思いましたが、なんとかなると信じるしかないで乗り越えられたのでおそらくなんとかなるだろうと思っています。よかった。

・事前に考えた荷物は適正なのか

バックパッカーって大きな荷物背負って旅する物って思っていたので70L+20Lのバッグに荷物を詰めに詰めて持っていきました。
結果は、重すぎました。

完全にこんな重い荷物を持ってずっと旅するなんて僕には考えられないと思わずにはいられないほどの重さでした。途中からはとにかく移動して宿に荷物を置いてサブバックだけに早くなりたいとしか思ってなかったです。
後、キャンプ用品は結局一度も使いませんでした。キャンプしようと思うと車か自転車かとにかく乗り物がないと厳しいというのが僕の正直な感想です。なので、本番ではバッサリキャンプ用品は全ておいていく事にしました。後、使うかと思って持って行った物で必要ないと思った物も置いて行く事にしました。どうせ食料で重くなるので…
後、ウエストポーチもあって便利ではあったが、邪魔だなと思った事が多かったので置いて行く事にします。

・生活費、移動費はどれぐらいかかるのか

石油王の友達が以下略。
と、いう事で予算には貯金という制限が付くのでどれぐらいかかったかという現実のお金は今後の指標になるので絶対に出したかった所です。

結果は次のようになっています。
日本からオーストラリアに行って40日で半周、帰国でかかった金額です。
ちなみに大体AU1$=95円ぐらいです。

total :547,308円
total-飛行機: 354378円
うち

宿泊費:94,832円
食費:73,153円
交通費:116,071円
その他:70,322円

宿泊の大半がドミトリー形式のホステルかゲストハウス。
食費は、朝、夕が自炊で昼がスーパーか店かで時々我慢できなくて嗜好品を購入。
交通費は州移動のほとんどが長距離バス、一部飛行機、長距離列車です。
その他はツアー参加費などのアクティビティ関係です。
円安がここまでひどくなければもうちょっと抑えられたと思いますが、こればっかりは仕方がありません。
なので、物価の高い国に行って移動するとこれだけかかってしまうという事が分かってショックでした。
それでもやっぱり飛行機代が一番のネックになるだろうという最初の想定は大きく外れていないので、いかに帰って来ないで旅をするのが大切かという事が分かります。

・健康に異常は起きないか

10日に一度熱出しました。

入国後、10日で熱と咳、直ったかなーと思ったらまた熱と咳でその後も鼻水が止まらないという状況で健康だったと自信を持って言えるのは実は入国後五日ぐらいと帰国前3日ぐらいです。ずっと便秘でトイレに行っても出ないという事が多かったのに、最後の最後に下痢で死にそうになるなど健康でいる事の難しさを改めて実感しました。
でも、環境の急激な変化をできるかぎり避ければなんとかなるだろうという目算は得られたのは良かったと思います。

・ホームシックにならないか

これはなると思っていましたが、全くならなかったです。とにかく一安心です。
最後の方は帰りたくないなーと思っていました。
まぁ予算の問題があるので早く帰らないとまずいという焦燥感も最後の方はありましたが。

・一か月もの長期間海外生活に耐えられるのか

ここもそもそもこれが無理だと定期的に日本に帰って来ないといけなくなるので、なんとか耐えられる実績が欲しかったのですが杞憂で何の問題もなくやれる事が分かって一安心です。

・格安ゲストハウスでどれぐらいの生活が可能か

これも宿泊費を抑えるためにはホテルに連泊と言うのは難しいので、ドミトリー形式の宿に泊まって宿泊費を抑える必要があるというのは最初から分かっていました。しかし、他人と同じ部屋で寝泊まりするという事に何日ぐらい耐えられるのかという問題がありました。正直僕はHSPっぽい特性持ちなので他人が横にいると寝られなくなってしまいます。
なので、どれぐらい連泊で耐えられるのか把握しておきたかった。

結果は、最初こそ全然寝れなかったが最後の方はまぁ寝たかなという程度に寝る事が出来るようになっていました。それでも二段ベットは上か下に人がいると揺れるのでできれば避けたいというのが本心です。
それでも、まぁやれるだろうという確信は得る事が出来たのが大きいです。
今回は計算と条件を単純化するために宿泊先は全てbooking.com経由で実施しましたが、これからはもうちょっと範囲を広げて見ていきたいと思います。

・その他海外生活を送る上でどういう問題が発生するか

色々想定してない問題が発生するだろうとは予想していましたが、思ったよりは遥かに想定している内容異常の問題は起きませんでした。

まぁ、共有ルームとキッチンの使い方に対して文句がないとは言いませんが日本じゃないならそんなもんだろうとは思います。日本が他人に対して厳しすぎるって意見もありますし。でも、キッチンは使ったらきれいにしろって書いてあるんだから守れよとは思いますが、監視カメラで監視していてそのままだったら請求するって書いてあるんだけどな…でかでかと。
ついめんどくさくて僕が掃除してしまったけど、使ったら食器ぐらい片付けろよとは思いました。

・将来の小銭稼ぎのために毎日のSNS運用、毎日投稿を行う事は可能なのか

どこかで収入を得る必要があるので、まぁお手軽かは分かりませんが何からネットで収入を得るという手段が取れると楽だとは思っています。
現在のネットは悲しい事にとにかく消費速度が速いので毎日投稿なりがないといろいろ厳しいだろうというのは肌感覚として分かります。
なので、とりあえず朝の挨拶、毎日投稿ぐらいはやってみるかと実験的にやってみました。

個人的には、一人で毎日投稿しながら旅するのは厳しいというのが本心です。日記垂れ流す程度なら何とかなるとは思いますが、編集かけて読みやすくして写真や動画作成するみたいな事をやり始めると時間が足りないと。
思ったより遥かに暇な時間はあまりありませんでした。家事に次の目的地への調査、移動手段の確保と予約などなど旅をする上でやらないといけない事に対してウェイトが大きすぎる。家事を誰かがやってくれるという分担作業がないならちょっとこの方法での小銭稼ぎは厳しい。それにそもそも語学学習の時間も抽出しないといけないし…

どこに優先順位を振るかって言うのは人それぞれですが、僕的にはこれで小銭を稼ぐぐらいなら働くと決めた期間で働いてお金得て、旅している時は貯金で生活する方がまだあっているかなとは感じました。でも、編集請け負ってくれる人がいるならぜひご連絡ください(笑)

総括

まとめです。
・海外で生活するために必要な英語能力が圧倒的に足りないので、英語学習に力を入れる必要がある。
・家に帰らなくて安宿を渡り歩く生活をしても問題はないが、更なる節約を目指して試行錯誤を繰り返すべし。
・病院に行く方がお金がかかるので健康第一をモットーに生活と予定を立てる。
・小銭稼ぎは現段階では不可能。もうちょっと後になってから考えるべき

やはり体験しない事には分からない事が多いという当たり前の事実を再認識、そしてやっぱりお金はいくらあっても足りる事がないし、物価の高い円安の国に長くいるとそれだけで計画が破綻するという事を深く心に刻みました。

と、いう事で今回のプレ世界一周で得られた知見を元に本番の世界周遊の旅に出たいと思います。

もし良かったら応援よろしくお願いします。
またスキ、読者登録して頂けると励みになります。







日々勉強!無知の知を自覚する毎日です。世界には知らない事が多すぎる。 スキ、フォロー、シェアして頂けると励みになります。