古代日本の残り香!大阪古市古墳群!!ー夜舞散歩ー
こんにちわ、冒険者の夜舞です。
今回からは新シリーズとして日本中で僕が気になっている場所に行ってみて歩いた感想とまとめを定期的に上げて行こうと思います。
日本も大体の場所には行った事あるとは言えまだまだ行った事ない場所も多いですからね。
お金はないけど、それで腐っていても仕方がありませんので、息抜きとして適当に気になっている場所に行って新たな見分を広めてこようと思います。知識だけでなくフィールドワークという経験を積むことによってしか得られない物は確かにあると思うのでお付き合いください。
と、いう事で初回である今回は大阪と奈良の県境にある古市古墳群という世界遺産に行ってきました。
古市古墳群って言うのは、堺にある百舌鳥古墳群と奈良の間にある古墳が大量に集まっている場所で一応世界遺産に登録されているって事で有名なはずなんですが、いかんせんちょっと知名度が国内でも怪しい…
と、言うのもある場所が完全に住宅地の中で、管轄が宮内庁。そして分かりやすい何かがあるかというと別にそんなことはなく大体小山とでかい森。
なので観光地感ゼロ。
世界遺産に何を求めるかって言うのはその人によるのですが、あの有名な○○に行ってきた!!
って自慢したいタイプの人からするとかなり地味…
って事で外国人はもとより国内の人間ですらわざわざ休日に行くような場所じゃないよな…って思われるタイプの世界遺産です。
しかし、そう思って行かないのはちょっともったいないのではないかと僕は思ったので、そうじゃない古市古墳群の魅力と僕が実際に行って思った事をまとめてみようと思います。
古市古墳群とは?
さて、古市古墳群とは一体何でしょうか?
大阪の羽曳野市と藤井寺市にある古墳時代の大規模な古墳が小さな範囲に集まっている場所です。
古墳時代と言うのは日本が未だ文字を持っていなかった時代な上に、管轄が宮内庁って事で中を調査する許可が下りず現在に至ってもはっきりとした事はそんなに分かっていない時代です。
考古学オタクからするとさっさと古墳開けて調査して欲しいのですが、まぁこの辺りは日本の政治と深く関わっているって事でノーコメントって事にしておきます。
とにかくこの古市古墳群は大阪湾と奈良の飛鳥の丁度真ん中にあるという事で古代日本の飛鳥時代に至る前の時代に関する情報がゴロゴロしているという事が期待されている地域です。
しかしその実態は東大阪っていう人口密集地にあり、掘ったらもっといろんな物が出そうなんです!
とはいえ大阪という人口が増えている地域の居住地としての開発が進み、気が付いたら遺跡の上に住宅街が形成されてしまったという悲しい土地だったり。
アクセスはJR線からはちょっとアクセスが悪いというのはいまいち…
ただ近鉄線の近くなので天王寺から近鉄に乗れば結構すぐ着くって事で日本と言うのは史跡へのアクセスがそれなりに楽な国だと改めて感じるばかりです。
訪問理由
今回なぜ古市古墳群に行こうかと思ったかと言いますと、百舌鳥古墳群の方には行った事あるけど、そういえば古市古墳群の方には行った事がなかったという事で行ってみる事にしました。
丁度2月に読んだ本が奈良時代とその前の時代に関する本だったからこの古市古墳群に関して書いてあったという理由もありますしね。
当日のルート
当日はお金もないから青春18きっぷでJRの柏原駅まで行ってそこから近鉄に乗り換え道明寺で降りて北から南に歩いて下ってみました。
当日は3月なのに寒くて雪が時々舞っていたのが非常に印象的でした。
という事で大体10時ぐらいについて14時30分ぐらいに電車に乗った記憶があります。
寒かったのもありましたけど、久々に歩いたせいか最後の方股関節が痛くなってなまっているな…と思うばかり。
運動習慣は大切だなと思います。
近鉄道明寺駅
近鉄の道明寺駅からスタート。
JRの柏原駅から道明寺駅に行けるって書いてあるのにどこに駅があるのか分からず苦労しました。
結局普通にJRの駅の中に近鉄のホームがあって、大阪でもあるんだなと思ったり。
道明寺駅の周辺は大阪夏の陣で真田が布陣した激戦区だったとかでそういう看板が立っていたのがなかなか印象的だった記憶があります。
こじんまりとした商店街を抜けて道明寺天満宮へ。
道明寺天満宮
少し歩いた所にある古墳づくりで有名な土師氏関係の神社が元になったまたしても菅原道真ゆかりの天満宮。
京都と大宰府以外にも本当天満宮ってどこでもあるな…と。
境内は天満宮という事で非常に多くの梅が庭園内に植えられており、なかなかきれいでしたがちょっとシーズンオフ感があったというのは事実。
梅のシーズンに行くときれいそうな場所でした。
道明寺
道明寺天満宮の近くにあるお寺。
と、言っても明治時代の神仏分離で別けられた寺のようで基本的には道明寺天満宮と同一のものとして地域の信仰を集めていたとか。
この辺り寺って名前の街が多いから昔は本当に門前町だったんだろうなと思うと非常に面白い所です。
国府遺跡
道明寺から北に登って線路を超えた先にある住宅地!
その中にぽつんとある空き地が国府遺跡でした。
本当にいきなり空き地出てくるって事でこれ看板立ってなかったらここが遺跡だって事絶対分からないな…って思うぐらいあまりに住宅地に溶け込んでいる遺跡。
けど、古代のこの辺りの中ではかなり重要な場所であったみたいです。
志貴縣主神社
国府遺跡から市野山古墳方面に抜けて行く途中にあった神社。
河内の国府ができた時からある由緒正しい神社だったみたいですけど、戦乱に巻き込まれる事も多かったらしく建物自体は新しい感じでした。
市野山古墳
線路の北側にある分かりやすい前方後円墳!って事で見に行きましたが、別に水がある訳でもなくあるのはただ木の生えた森…
っていう古墳だからこんなもんだよなという古墳でした。
地図で分かりやすい鍵穴なのに現実はこれっていう落差がひどい。
仲津山古墳
線路と道路を挟んで市野山古墳の反対側にあるのがこの古墳。
こちらも地図で見ると非常に分かりやすい古墳なのに実態はただの小高い丘と森。
本当に前方後円墳なのかも分かりません。
誉田御廟山古墳
古市古墳群の中のメインの古墳。
大仙古墳に比べると小さいけど、その大きさは国内二位って事で非常に大きな古墳がここ誉田御廟山古墳こと応神天皇陵。
地図で見ると明らかにで、でかい…ってなる圧巻の古墳ですが、他の古墳と同様別に入る事もできません。
なので遠くから見てでかい山だなーぐらいの感想以外まぁ出てきません。
それでも一応鳥居あるから神聖な気持ちになったりならなかったり。
小口山古墳
近鉄の古市駅まで行った後、大きな道を進んで大溝の後などを見学した後に川を渡ってやってきたのがこの小口山古墳。
他の古墳と違ってかなり付近が公園として整備されていたのが印象的でした。
白鳥陵古墳
最後に歩いて古市駅に向かう途中で寄ったのがこの白鳥陵古墳。
あのヤマトタケルの墓って事になっていますが、まぁヤマトタケルそのものが実在化も怪しいというのが僕の感覚なのでさっさと開けて調査して欲しいって思いしかありません。
この古墳は周りが水で覆われているので歩いていてきれいな古墳であったのが少し印象的です。
ちなみにこの古墳が羽曳野って名前の由来なので古代から信仰を集めていたのは間違いない模様です。
近鉄古市駅
帰ってきたのがこの近鉄古市駅。別に何かがある訳ではなく普通の駅だったので感想は割愛します。
今回はここまで。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
良かったらスキ、読書登録をよろしくお願いします。
次回は近くの明日香村。
twitterのフォローもよろしくお願いします。
冒険者の夜舞でした。
日々勉強!無知の知を自覚する毎日です。世界には知らない事が多すぎる。 スキ、フォロー、シェアして頂けると励みになります。