見出し画像

5分で分かる中東放浪記!エジプト編

前回までのあらすじ

トルコを抜けて一路地中海を南に!!

そんな想いとは裏腹に世界の情勢はそんなに優しくはなかった。

トルコの近所にある島国キプロス。
そのキプロスにトルコからは北側にしか行く事ができず、その方法で入国した場合はトルコ以外の国に行く事ができない!

と、いうルールが夜舞の前に分厚く立ちふさがった。

仕方なくアラビア半島の東側UAEまでわざわざ行って帰ってくるという事で入国したキプロス。

ギリシャの匂いがする島国を満喫した夜舞だったが、またキプロスの南のエジプトに行くためにわざわざUAEまで行く事になってしまった。

地図で見ると目の前なのに世界は見えない壁で分断されている事を改めて感じ、憤る夜舞がやってきたのは北アフリカの東、アジアとアフリカの分岐点であるエジプト。

夜舞の旅がまた始まる。

こんにちわ、冒険者の夜舞です。

今回は北アフリカとアジアの境にある古代から何かと有名な国エジプトにやってきました。

エジプトもまぁ今回はいいかな…なんか観光地入るのに馬鹿みたいに金かかる国らしいし…

とは思ったのですが、

地中海も最後。

紛争中のイスラエル、内戦中のシリア、ビザいるらしいレバノンに比べればお金払えば入れてくれる国なんだから1週間ほど行ってみて帰るか!
って事でやってきました。

エジプト

イスラエルがあんな事になってしまったから今回はいいかと思っていましたけど、北アフリカ最後の国だし行っておくかとやってきたエジプト。

古代の息吹を感じさせる素晴らしい国!

って言うのは大体の日本人が勝手に思っているイメージで実態は

・道渡るの命懸け
・クラクションがとにかくうるさい
・時々銃持った軍いる
・当然のようにぼってくる。
・なんか団地多い
・外国人にとにかく厳しい

って言う悲しいぐらいの後進国でした。

北アフリカの中で1番やばい。

普通にモロッコが先進国に見えるレベルでしたからね。

しかも住んでるのは地中海沿岸部とナイル川周辺だけで後は砂漠。

周りの国もあればかりだから軽く島国みたいな特性を持っています。

それでも観光地以外の人たちは総じて親切で面白い人ばかりだったし、なかなかに面白い国ではありました。

まぁ僕がお金持ってるなら英語話せるやつ以外と接触したくないペルーみたいな国であった事は否定しませんけどね!

後、イスラム教の国なのに至る所にでかいキリスト教の教会があったのが非常に印象に残ってます。

イスラムとキリストは共存できないというはヨーロッパ感に支配されていた幻想だったのだと、バルカン半島、エジプトに行っての素直な感想でした。

次来る時はエジプト文明についてもっと知ってから改めてルクソール含めて行きたいと思います。

アレクサンドリア

地図で見ると超近所なのに、わざわざラルナカからアブダビまで行って戻って来ることになったアレクサンドリア。

ご存知マケドニアのアレキサンダー大王によって征服された時に作られた後、ローマ時代までこの辺りの中心として栄えに栄えていた伝統の街。

なのにエジプト全体で見るとかなり新しい街になると言うエジプトの歴史の重さを感じさせる街でもあります。

海沿いの地中海沿いの街って事で海はきれいでしたが、車多すぎてエジプトってこういう国かーって感じされてくれる街でもありました。

砦方面から見るアレクサンドリア。結構ビル多い

ポートサイド

アレクサンドリアから地中海沿いを走ってたどり着いたスエズ運河の地中海側の出口。

アレクサンドリアに比べると街も小さくてこじんまりとしていましたが、それでもかなり大きい街で歩いて見て回るにはちょっとしんどいかな?と言う感じです。

目の前の陸地はもうアジアなのかと思うとアジアは広いもんだと思ってしまいます。

後、ちょっと街そのものがぼろくてお金ない国なのかもなーエジプトって。

とか思ったり。

海沿いの遊歩道かと思いきや廃墟でどうしようかと。

スエズ

ポートサイドの南スエズ運河の紅海側出口の街スエズ。

パナマ運河と対をなす世界の物流に革命を起こしたスエズ運河を持つ街で、向こう岸はもうシナイ半島。

街そのものに関しては特にコメントないのですが、海沿いに工場が多くてやはり立地的に重要な場所なんだなと改めて感じました。

そしてスエズ運河は撮影禁止なので写真はないのですが、パナマ運河に比べるとやはり幅が広いように見えました。

まぁ柵があってほとんど近づけなかったので遠くからしか見てませんが、パナマ運河みたいにわざわざ水位上げる必要もないから船の往来量はこちらの方が多いんだろうなとは感じる所でした。

スエズ湾から見る紅海。こっちはもうインド洋に近い。

カイロ

スエズから2時間。

狭いバスに揺られてやってきたエジプト首都カイロ。

街そのものの歴史はメンフィスやテーベどころかアレクサンドリアにすら負けるぐらい比較的新しい街です。

その分原初キリスト教やイスラム支配が始まった時代の様子を色濃く残している場所も多く、街の真ん中を流れているナイル川のでかさには思わず息を吞んでしまいました。

その代わり途上国の常と言いますか、治安体制が不安なのか至る所に銃持った警察はいました。

それに重要な建物に入る時は荷物検査必須でしたのでちょっと危ない街なのかもしれません。

まぁ日中は特に危険は感じませんでしたが…

ナイル川が街の真ん中を流れています。目の前の島を抜いたら海峡より遥かにでかくて流石だと。


エジプト考古学博物館

カイロのナイル川の横にあるエジプト中のローマ時代ぐらいまでの遺物を展示している博物館。

ローマ時代までって言ってもマケドニア、ローマ時代はほぼなくて主にエジプト古代王朝に関する展示な訳ですが、展示してある物が凄いの一言。

まぁ一部イギリスに持っていかれてしまっているとは言え、よくもまぁこんな4000年以上前の物がこんなにもきれいに残っているなというため息しか出てきません。

それでいて当たり前ですが、どこの文明とも類似性がなく冶金技術に至っては見る限り現在と大差ない。

このレベルの文明がヨーロッパの先史時代より前だなんて頭おかしくなりそう…

しかも大体が収集したのはいいけど、具体的に何かはよく分からないって事で解説すらついてませんからね。

どんだけエジプト文明進んでいたんだと実際に見た今でもちょっと現実味がないというのが本心でした。

もっとエジプト文明に詳しくなってから再チャレンジしたい博物館でした。

まぁお高いですけどね!

黄金の棺。よくこれが盗掘されず現在まで残ったもんだと。


ギザ

カイロの隣にあるナイル川の対岸の街。

カイロ含めてカイロ地域と言ってもいいとは思いますが、イスタンブールのアジア側よりはくっ付いてないようなぐらいの街かな…という印象でした。

ピラミッドがある以外特に語る事もないのですが、夜中に外にいたら爆発音してたから普通に危ない街なんじゃないかな…
とは思います。

ギザの街中の様子。

ギザのピラミッド

世界中の誰もが知っている古代の超巨大建造物であるピラミッド。

しかも王家の谷のような比較的新しい時代ではなくて、ガチで4000-5000年前の建造物である未だにいろいろ明らかになっていないことも多いオーパーツの王様。

それがこのギザにあるピラミッドです。

朝行かないと人多くて入る事ができないと聞いていたから朝行きましたが、10時ぐらいに出てきた時には大行列でした。

まぁローマよりは混んでませんでしたが…

その巨大さは本当に大迫力で凄かった。

すごかったのですが、ち密さやそのスケールからするとマヤのピラミッドの方が凄かったかな…というのが偽りなき本心でしたね。

ちょっと知識不足だった感も否めないので次回はルクソール、アスワン含めてもっと勉強しなおして再チャレンジしたいと思います。

スフィンクス、そしてクフ王の大ピラミッド

ソハグ

カイロから出てもいいけど、広いエジプト。
ナイルデルタで終わりにするのはあまりに勿体無い。
と、いう事でカイロから電車で7時間30分。

そこまで遠くなくて良かったと反省しつつやってきた街がソハグ。

誰に聞いても聞いた事なく、エジプト人に何しに行くの?って会う人間誰もに言われた街がソハグでした。

実態は普通の地方の街でナイル川沿いなので景色がきれいぐらいの感想しかありませんが、なかなか悪くない街なんではないかと。

少なくともカイロよりはいい街ですけど、アレクサンドリアと比べると微妙かなってぐらいの位置付けの街でした。

ナイル川!これが川なんだもんなー

ソハグ博物館

時間余ったので寄ってみた博物館。

できたばかりなのかっぽいのでかなり新しいのですが、ビックリするぐらいスカスカで贅沢な建物の使い方してるという印象の強い博物館でした。

外国人料金で150ポンドの価値はまぁないですが、国民向けの博物館としては悪くない内容なんではないかと感じました。

150ポンドの価値はないですけどね!

超贅沢な空間の使い方

ここまで読んで頂きありがとうございました。

良かったらスキ、読者登録をよろしくお願いします。

Twitterのフォローもよろしくお願いします。


冒険者の夜舞でした。

次回はいよいよ中央アジア。シルクロードの国ウズベキスタン!

各詳細に興味がありましたら以下からお願いします。

日々勉強!無知の知を自覚する毎日です。世界には知らない事が多すぎる。 スキ、フォロー、シェアして頂けると励みになります。