にゃーに_

猫ですけど何か?

私はだいたい猫を被っている。猫というか女を被っているゲイに近い。

自分じゃない誰かでいるのは正直しんどい。できることなら、ありのままの自分でいたいのだが。猫が犬の被り物してもバレるように、どんな格好しても猫に見られる。

自分の中身を見てもらえないのは辛いから、中身に近い姿を見せようとする。服は見せたい自分を表現するのに有効だ。しかし、その衣を脱いだ時、姿がバレる。なので可能な限り肉体さえも変えようとした。しかしそれも偽りの自分のような気がした。

自分の核である魂に触れられる人ならきっと、どんな姿でも慈しんで愛してくれるだろう。

そう思ったら女に生まれた自分も受け入れることができるようになってきた。ただ女はこうだという固定観念を押し付けてくる人は苦手だ。私は女という枠を越えて自分らしく生きていくのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?