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どうしてもイライラしてしまう時に考えたい3つのこと

ここ数年はカッとなることが少なくなってきたけれど、昔はかなり喜怒哀楽が激しい性格でした。
今思えばなんであんなに怒ったり落ち込んだりできたのか不思議なくらい。
ただ、子供の頃は起伏の激しさでしょっちゅう父に怒られていた。

その結果と言ってはなんだけど『起伏の激しさ=悪いこと』のように感じてしまうようになり、20代はイライラしてしまう自分に自己嫌悪してしまう悪循環。
自己嫌悪になることで、ずっとイライラしている状態だったなぁ。

自分の感情に振り回されることに疲れてしまい、30代になってからは、なるべく気持ちを一定に保てる自分でいられるように意識するようになった。
怒るほど誰かに深入りする感情がなくなったし、落ち込んだ時も数日で気持ちが晴れるだろうと粛々と過ごす。きっとこれってすごく大切なこと。

「アンガーマネジメント」という言葉をよく聞くようになった。

初めこの言葉を聞いた時は、以前の私同様に「いかに怒りを鎮めるか」ということなのかと思っていたけれど多分そういうことではない。
怒らないのではなく、沸いた怒りの取り扱い方なんだろうなぁと。

子供の頃は感情の扱い方が分からなくて、20代の時は遅めの思春期や多感な時期ということもあって難しかったと思うけれど、30代からは少しずつ自分の理解できたこともあって感情の扱い方が分かってきた気がする。

① 怒ってしまうということは、相手に期待しているということ

30代になって思うのは、人にあまり期待しない方がいいということ。
冷たい聞こえ方になってしまうけれど、自分には自分の当たり前が存在するし、それは相手だってそう。
仕事関係の人や友人にはその線引きができるのに、家族のような身近な人に怒りやすかった私は「近しい環境にいる人なのになんで分かってくれないんだろう」という考え方が無意識であったように思う。
それは父も然り。どうして自分の娘なのにこんなに考え方が違うんだろうとイライラされていた気がする。

恋人に対してもきっとそう。
いろんなことを伝えてきているし、お互い友人とは違う感情が芽生えている分「分かってほしい気持ち」が強くなっているからこそ求めるものが多くなってしまう。
だけど年齢を重ねて、この期待値は高いほどうまくいかないし期待してもいいことないなぁという経験を通して、スンと恋愛できるようになってきた(笑)

期待しない方がいいと分かっていても怒りが沸いてしまった場合は、「あぁこの人は特別なんだな」と心の中で唱えるようにしている。
期待してしまうくらいの距離感や特別感が沸いているんだなぁと考えた後に、「まぁ期待してもいいことないから止めよう」と怒りを鎮めている。

期待してしまうことが悪いのではなくて、その期待を押し付けてしまうことが良くないはず。
無意識に思ってしまっていることは否定せず、沸いた怒りを自分自身で受け入れた後に、「どうしてこんな感情になったのかな」「この感情は伝える必要あるのかな」と自問自答してみると少し冷静になれる。

② 私は私、あの人はあの人

期待しないことにも近しいけれど、自分の考えや感情も、相手の考えや感情も尊重してみようと思うことって大切
ふとした会話や行動に傷ついてしまった時に辛さが怒りに変わることがあるけれど、自分の辛さを否定しなくていいし、相手の言動も否定しなくていいと思うようになった。

「こんなこと言うなんてあり得ない!」と思ったとしても、そんな言い方を選ぶことは相手の自由であって強制することではないし、その言葉で傷つかない自分になる必要もない。
それぞれ物事を測る物差しを持っていると思うので、怒りをぶつけることは「自分の物差しで測った時に沸いた怒りを押し付ける行為」なんだと思う。
怒りを怒りのままにぶつけてしまうと、結局相手に受け入れてもらえず、その人間関係においてより怒りを生み出してしまうことになりかねない。

伝える怒りと伝えなくていい怒りは存在していると思う。
伝える怒りは「同じことを繰り返されたらこの関係に亀裂が入る」と思うこと。それを怒り任せではなく、一度自分の中で考えをまとめて相手に伝わる言葉や受け入れてもらえる状況の時に伝える。
だって伝えたいのは怒りではなく、同じことをしてほしくないという気持ちだから。

③ 怒ってもいいけど、なんでイライラしてしまうんだろう?

怒りの原因を一度考えてみると、目の前の出来事以外に要因があることって意外とある。
仕事が忙しい状況や自分の時間を取れていない時、女性の場合は生理周期のタイミングによってもイライラしやすくなると思うので、怒りが沸いた時に「今の出来事にいつなんどきも怒りが沸くか」を自問自答する。

ちなみに私は今日、久しぶりにイライラしたんだけど(笑)
何があったとかではなくて、小さなイライラが積み重なっていく感じがしていた。ファストフードのお店で注文まですごく時間がかかったのに(ファストフードなのに!?ってイライラ)、電車で寝てしまって2駅先で降りることになって自分にイライラしたり、姉から聞いた父の小言にイライラしたり(わたしに直接言ってくれたらいいのに!)、体調不良で返信が滞っている彼にもイライラしたり(運転するって言っていたので心配していること伝えたのに、無事着いたかどうか連絡ないのなんなん!!)。
もう本当にずっとイライラしてしまった1日。

だけど、羅列した3つを心の中で唱えて怒りに冷静に対処できた気がする。

注文まで時間がかかるならそのお店に並ばなくていいし、2駅先で降りて目的地に向かったけど間に合ったから問題なし、姉に思っていることを冷静に伝えた分その後来た父からの電話に普通に会話できたし、彼からは返信がないので放置。
そしてイライラした背景を考えてみたところ、帰省した移動疲れや生理周期の体調不良があった。イライラしすぎた時は一旦スマホもPCも放置して寝るに限る。。

怒りを沸かせないよりも、怒りをぶつけないで自分で解消できることがアンガーマネジメントの真髄なんだろうなぁ。
自分で解消していく中で、怒りの癖が見えてくるので自然と怒りの沸点が変化して怒りにくくなっていくはず。

うまく怒りを扱っていく中で、より良い人間関係を築いていきたいな。


メモ:
怒ることは悪いことじゃない。
だけど、その怒りをそのまま誰かにぶつけない。


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