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ライナーノート⑧PT950 chronostatic / Sister Ley

前回の記事はこちら。

さて、このライナーノートも今回で最終回です。
最後の曲は、さとう作曲の「PT950」。
(配信だと表記がブレてるけど正式表記は「PT950」です!)

この曲も今回の「アップテンポな曲が欲しいよね」というアイデアから作った曲。歌メロとしてはそんなに凝ってもいないのだけれど、何故こうも他のメンバーの曲と違うポップ感が出てしまうのか謎である。

さとうが曲を書くときに極力避けているのがいわゆる4536のコード進行。F→G→Em→AmとかA→B→G#m→C#m的なやつですね。もちろんこの進行を使った名曲はたくさんあるんだけれど、安易に使うと簡単に「名曲風」になっちゃうのでできるだけ使わない。

うん、文句なしに名曲ですね!!!この曲はF#m→B7→G#7→C#mなので変形4536だけれども。

あー、これも文句のない名曲です。敵わないですね…。これはD→D/E→C#m→F#m。

これも名曲ですよ!!!昔アニソンバンドでギター弾いてた時にやりましたな。QED!!!

…気を取り直して。

この曲のサビはA→G#m→C#m→D→A→G#→Bm→Eという進行。アナライズするほど理論は語れないのだけれども、割といい感じの進行作れたなと思っている。まあコードは毎回オオシマくんに魔改造されてしまうが…。

あと「音符を詰め込みすぎない」むしろ「音符の密度を下げる」というのも歌メロを考える時に意識した。これもいつものことで、普通のロックミュージックで細かい音符を歌うと言葉が先行しがちなのであまり好きじゃない。というのもメッセージの伝達より音と遊んでいる方が好きだから。もちろんラップみたいになるとまた話は別なので、それはそれで一度やってみたいなあと思ったりもする。

ドラムは相変わらず必死で叩いているんだけど、初めてダブルストロークをちゃんと曲で使いました…もっと練習しよ…。

さてさて、ここまで「chronostatic」について全曲解説を書いてきたけれどもお楽しみいただけましたか?アルバムを作っていた時に考えたいろいろなことのほんの一部しか書き記せなかったとは思うけど、それでもどんな経緯でこのアルバムが完成したのかを知ってもらえることは嬉しい。

でもこのバンドはアルバムを作って終わりではない。今後もいろいろなライブが控えていて、このアルバムで生まれた楽曲も3人で演奏できるように鍛錬をしている。情勢が情勢だけにいつ何が起こるかはわからないけど、この2020年にこのアルバムを作れたということはひとつの大きな自信となる、と思っている。

そんなことを言いながらもバンドの活動としては一区切りなので、そろそろ久しぶりのソロアルバムでも作りたいなあとぼんやり考えていたり。この次の記事はそんなことについて書いてみようかな。

それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!!!Sister Leyのドラム兼コーラスのサトウユウキでした!!!

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