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六本木にもカラスはいる

六本木の展覧会を3つ巡るミッション、無事に終了した!

以下所感

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The Original @ 21_21 DESIGN SIGHT

額縁に入れて飾りたい日常(おしゃれ)な瞬間が多かった。照明展示も多くて、その照明が作り出す雰囲気なども体感できてよかった。

かと思うと、名カトラリーに映り込むカロリーメイトやモードな流れの中にかわいらしくおさかなスポンジが現れたりする。
本展がデザインの持つオリジナリティにフォーカスしているからこその採用なのがおもしろい。
しかし、おさかなスポンジが国内初食器洗い用スポンジの立体商標登録だったことは知らなかった。かわいい顔してすごいことやってるじゃん!

ぼけててもどこから撮っても画になる構図でよかった。ミラーボール好きの片鱗が見える。

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吹きガラス 妙なる形、技の妙 @ サントリー美術館

なんで行ったかと言うと、最近HARIO Lampwork Factoryのアクセサリーが好みだからこれも好きかなと思って。

音声ガイド借りました。21_21半券で100円引き!
メモ:サントリー美術館は機械を貸してくれるスタイル(後述しますが、森美術館はスマホで聞くタイプなのでスマホとできればイヤホンがあったほうがよかったりする)(国新美は両方あったかな。ルーブルは現金支払い機械貸出、李禹煥は無料スマホだった)

吹きガラスの技術についてまず冒頭に説明があり、それを理解した上でタイトルにもある「技の妙」に迫っていく展覧会というイメージでいてもらえるとよいかも。

吹きガラスの成型についてはふんわり知っていたつもりだけど、そこに精巧さを出すのは気の遠くなる、集中力との勝負。

みてよこの帆の部分のくみたて!
上の角の部分の外周を巻いているやつも異常に細いけど均一でめちゃくちゃキレイ。これを鬼ほど暑い環境で集中力切らさずにやるってんだから信じられないね…

ちろり(かわいい)

本展に向けての取り組みとして、大学・作家と協力してちろり制作についての技術研究が行われたこと。
二連瓶の研究についてもそうだけれど、当時の作品から当時の技術や備品レベルを図りながら再現していくってすごい!まだ人間にしかできない分野もあるんだなと思わされた。

強い

現代作家による作品展示がカッコよかった。

異質な感じがする
鉱石ポケモンに通ずる奥行きの良さを感じた
ふたつともガラスに見えない

到底ガラスに見えない質感である。
白いほうなんか特にハリのあるそういう布っぽかった。

現代のガラス作家や会社にもいろんな追求の仕方があって、勉強になった。
HARIOのアップサイクルアクセサリーなんてあったら買っちゃうし〜と思ったけど、そもそも着色あるほうがレアか。

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ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会 @ 森美術館

森美術館はやっぱり見応えがあるねえ。
つい見たくなる映像作品が多くて時間がかかる。

戦災・天災の跡なのに、こんな風にどこか「美しい」と感じさせてしまうのはなにかのバグなのか。それとも「生活は続く」という静かな希望を伝えているのか。

今後この撮り方流行んないかな

「事の次第」という映像作品、いわゆる大長編かつ燃えたり溶かしたりするピタゴラスイッチで、30分見入ってしまった。
後ろで見ていた外国人の方がフフッと笑っていたので、ピタゴラスイッチをひたすら見せ続けたらどうなってしまうのか気になった。
でもやっていることは同じでも、なにかと性質が違う感じもするな。

静かにマクドナルドのオタクみたいなことをしている
(ここの前にマックで腹ごしらえしつつ、マクドナルドラジオ大学をきいていた)

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マックを出てからヒルズに立ち入ったとき、カラスが3羽くらい飛んでいた。
ビルの上層階に向けて飛んでいったけれど、何階に住んでいるのかしら。


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