学びの多い朗読でした

昨日公開した、フォロワー様の作品朗読。
作者の方々が即感想記事を書いてくださいました。

おふたりとも、ありがとうございます!!こちらこそ、読ませていただき本当にありがとうございました!!
(ありがたく、ご紹介したかっただけなので、コメント不要です~。)
朗読をされる方々のご感想だなぁと思いました。そこにちゃんと気づいて言語化してくださるんだなぁとか、素人の私の朗読を聞いてご自身の朗読について考えてくださるんだなぁとか。

おふたりに喜んでいただけたのが何よりうれしいですし、個人的に勝手に喜んだのは、おふたりの原作のスキが増えたことです。
拙作も朗読していただいて思うのは、朗読による作品世界の広がりと、作品に出会う層の広がりです。
朗読をする人の解釈や、声という個性が朗読には表れるので、小説、エッセイを文章として読んだときと音声として聴いたときとでは受ける印象が異なります。だから、できれば朗読を聞く前に、まずは読んでほしいと実は思っています。また、今回のようにあとがきとして思いを書いたり、作者さんのあとがきを読んで、また印象が変わるということもあると思います。noteにいるみなさんだから自明かもしれませんが、まっさらな状態で読む楽しみを味わってから、あとがきや別の昇華の形を受けとると楽しさが広がっていくのかなと。受けとる人の数だけ解釈があるので、原作のよさを味わった方に、朗読で別の味わいを感じていただけたらうれしいです。
また、朗読は、必ず原作が生まれた後に行われるので、世に出るタイミングが異なります。だから、そのタイミングでたまたま目に触れた人が原作を初めて知る機会にもなります。朗読をする時点で、その作品を届けたいという思いが必ずあるので、ひとりでも多くの人に知ってもらえたらうれしいです。音声だから受け取れるという人にも届くといいなと思っています。作品のよさは、可能であれば原作者さんに届けていただけると私が喜びます。
自分の朗読にどれだけの力があるかはわかりませんが、ひとりでも多くの人に楽しんでいただけたら、読み手冥利につきます。

原作にも読み手の解釈があるように、朗読にも聞き手の解釈があります。
(プロの作家はこちらが気づかないくらい一語一語に思いを込めているという前提で)作家が意図しない解釈があるように、朗読でも同じことが起こります。もちろん、意図が正しく伝わることもありますが、無意識の間や声の震え、声音の情報量は案外大きいようです。自分の読みが原作者さんにどう受け取られるのか、毎度ドキドキするのですが、とりあえず今回は、よかったと言っていただき一安心です。

プロの方は、常日頃からたくさんの声で届ける仕事をされていて、その力をしっかり発揮するために弛まぬ鍛練をしていらっしゃるのだと、とても勉強になりました。プロだからこその葛藤や大変さが絶対あり、責任をしっかり負う、プロの矜持はすごいです。
朗読に限らず、何かのプロである人は、かっこいいです。自分も、自分の仕事に関して、無理のない範囲でプロとしての研鑽を積まねばと思います。

自分では書けない素晴らしい作品にチャレンジをさせていただき、ご感想もいただき、学びが多かったです。
ピリカさん、虹倉きりさん、本当にありがとうございました。

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