理由と衝動 長いつぶやき8

やりたいことはたくさんあるのに、なかなか実現までの道は長い。それぞれ少しずつ動いてはいるのですけれど。

題名のない音楽会を久しぶりに観て、思わず見入ってしまいました。情熱に溢れた若々しい才能。花開くのはもう間近。
彼ら彼女らは、それぞれの夢に向かい、努力を重ね、個性と豊かさと淑やかさを存分に発揮していた。
葉加瀬太郎さんがまた素晴らしかった。模範演奏はもちろん、先生としての、的を射たレッスン、選択という厳しさ、それぞれの方々の今後を豊かにするアドバイス。そして、音楽仲間も巻き込んで真剣に真摯に塾生に向き合う姿勢。
20分の中に、芸術と愛が、たしかにあった。

小学生のとき、たった20分の中休みに、時には外に飛び出し、時には教室にいた。
走ったり、縄跳びをしたり、一輪車に乗ったり、鬼ごっこやドッジボールやサッカーをしたりと、意外とアクティブだった。
ピカピカの泥団子を作ったり、靴飛ばしをしたり、花を愛でたり、空を眺めて『くじらぐも』を想像したり、『ちいちゃんのかげおくり』に思いを馳せたり。
自由帳に絵を描いたり、歌を歌ったり、シール交換をしたり、練りけしで遊んだり、消しゴム飛ばしをしたり、こっそり作品を作ったり、買ってもらった本や図書館で借りた本を読んだり。
夢中だった、あの頃。

今、20分なんて、ぼーっとしていたらあっという間。昼休みだって、前より15分延びたのに、ごはんを食べたらもう再開の時。
でも、15分延びたから、天気のよい日は少し散歩をしてみる。noteを読んで、みなさんの新しい作品にそっとスキを押す。今後の作品の構想を考える。種はたくさん蒔いていて、芽吹き花を咲かせるのは、いつになるだろう。

今日、久しぶりにとりあえず自作品で朗読の練習をしてみた。だめだ。今日はだめ。全然うまくいかなかった。勘がなかなか取り戻せないし、声も声音も納得いかない。心が共鳴しない。お預かりした素敵な作品を読ませていただくのは、もう少し先かなぁ、としょんぼり。
まずは自作品を、納得いくまで読んでみようと思う。公開は、できるかなぁ。ある作品のサイドストーリーなので、かなりうまくいかないとここに載せてはいけないだろうと思う。

とりとめのない、長いつぶやき8。
タイトルをつけようとして、気づく。
題名のない音楽会の彼ら彼女らは、信念を理由に突き進んでいる。そんな塾生を、本気でサポートする。
子どもの頃の私は、衝動的に、訳もなく日々をめいいっぱい楽しんでいた。もちろん、いっぱい失敗したり、傷ついたりもしていたけれど。
今の私は、理由が言い訳になっていて、あぁ、やな大人になっちゃってる、なんて。
もちろん、仕方ない。いろいろあるんですもの。でもね、あの頃を思い出してみると、もう少し、言い訳なんてやめてやってみたいよねって思った。
夢に突き進む人だって、臆病さや不安を抱えて、それをおくびにも出さずにがんばっている。たとえ夢が叶わなくとも、夢を目指しがんばったその日々は、必ず今後の糧となる。
私は、心は成長しないまま、ずるさや言い訳ばかり身につけてしまっている。でも、まだ間に合うから、休日くらい、やりたいことを少しずつ進めて、形にしていけたらいいなあ。衝動的に、えいって出せたらいいなあ。

サポートしてくださる方、ありがとうございます! いただいたサポートは大切に使わせていただき、私の糧といたします。