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ツーリズムEXPOに行ってきました!

日本全国見どころが盛りだくさん!

東京ビックサイトで開催されている、ツーリズムEXPOに行ってきました。
都道府県の観光資源を知るだけでなく、その土地ならではアクティビティや文化体験も数多く紹介されていて、通訳案内士の卵にとっては貴重な情報収取の機会です。さまざまな土地の魅力が紹介されていましたが、通訳ガイドであり唎酒師でもある私が最も気になるのは、何と言っても外国人観光客からの関心の高そうな酒蔵ツーリズムや酒造り体験でした。

数年間のコロナ禍に、各地でさまざまな活動が始動していたんですね。
京都では西陣エリアの酒蔵見学ツアーが開始されていましたした。京都の市街地の中ですので、アクセスの良さはもちろん、細い路地と町屋の残る風情ある街並を歩いたり、酒と京料理が楽しめる点も魅力です。また神奈川県では、小田原駅からの送迎つき酒蔵見学ツアー+飲み比べ晩餐会なんていう素敵な魅力ツアーもありました。そして特に私が注目したのが、熊本県人吉球磨地方の「球磨焼酎蔵ツーリズム」と、長野県佐久市の「KURABITO STAY」の2つです。

球磨焼酎蔵ツーリズム
「球磨焼酎」は熊本県人吉球磨地方で造られる、米を原料とした焼酎。
興味はあったものの、いままで一度も飲んだことはありませんでした。が!今回会場で試飲ができるとのこと!飲んでみると、米由来の甘みが口中に広がり、焼酎としての度数は感じるものの、ふくよかな印象。
九州で米焼酎を造っているのはこの地方だけだそうです。なぜこの土地だけ?
言い伝えによると、かつて米を年貢米としてゴッソリ取られていた時代、役人たちは山を越えたその先に、豊かな土地があり米づくりが行われていることを知らなかったのでは、役人の取り立てを免れたおかげで、酒造りを続けられるだけの米があったのでは、と言われているそうです。江戸時代から500年もの間、ひっそりと酒造りを守り続けた町。何ともいいお話です。

球磨焼酎はすでに世界へ進出し始めています。アメリカには熱烈なファンがいるそうですし、カクテルのベースとして輸出されているそうです。チーズとも合いそうなこのお酒、フランスなどでも食後酒として愛されそうなポテンシャルを感じます。私はアイスクリームにこれを贅沢にかけて食べてみたい!
人吉ではさまざまな酒蔵の焼酎を飲み比べたり、仕込み体験もできるそうです。球磨焼酎マイスター講座もあるそうです。まずは私が行ってみたい…!!

長野県佐久、KURABITO STAY
長野県佐久にあるKURABITO STAYでは、創業300年余りの酒蔵に滞在しながら実際に酒造りを行う体験観光プログラム。こちらもコロナ過に始動して以来注目していましたが、たいへんな人気でいつも満室、訪れるチャンスがなかったところです。
しかし代表の田澤さんにうかがったところ、この秋の仕込みが始まる時期は空きがあるとのこと。大半は1泊2日か2泊3日の体験観光プログラムですが、出来上がった酒を神様に奉納する神事に立ち合い晩餐に参加できるプログラムもあります。酒造りに密着した日本の伝統文化にも触れることができますし、共に蔵人として1日働けば、もう仲間。夜は皆一緒にテーブルを囲んで食事とお酒を楽しむそうです。これは外国人観光客の間でも人気になりそう!まずは私が体験しに行ってこようと思います。

楽しい学びの場でした!

時間を忘れてしまうほど、情報が盛りだくさん!観光情報を人から、試食や試飲から、楽しく得られるので、私のようにこれから通訳ガイドとして活動したい方にも、通訳案内士を受験しようという方にもおすすめです。25日までですが、ぜひ。

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