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Art / 岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ

岡崎京子展 戦場のガールズ・ライフ

カッコよく、美しい女性になりたいと思った。

まつげがお人形さんのように長く太く、

唇が分厚くて、グラマラスな体型。

女性らしい肉感があり、猫目でキリっとしている。

自分の直感を1番大事にしていて、

美しいものと、可愛いものが好き。

好きな人には優しいし、

それ以外には興味すらない。

ファッションとヘアメイクが好きで、

自分らしいスタイルを持っている。

ダサい、という言葉が敵。

ダサい人も嫌い。

自分らしいオシャレをもっている人が好き。

古着でも、コンサバでも、なんだって。

 生と性の狭間で、本能のままに生きる。

周りからみたらバカっぽいかもしれないけど、

常に死と背中合わせ、のような寂しさを必ず持っている。

誰にみせるわけでもないけれど。

岡崎京子さんの「Pink」という作品が好きで、

へルタースケルター、ジオラマガールパノラマボーイなど

全ての作品に共感と共鳴をし続けてきた。

このはかなさと悲しさは一体なんなのか?

でもいつも潔く、カッコいい。

カッコよく生きる、というのは魂レベルの問題であって

別に外見なんてどうでもいい。大事なのは魂。

だから、彼女の交通事故を苦しいほど悲しんだし、

展覧会に行くと、そんな人たちがこんなにいっぱいいるんだって

仲間感が生まれて、不思議な展覧会だった。

みんな、岡崎京子さんが大好きなんだなって思った。

展覧会では一連の作品と原画が飾られ、

岡崎京子さんを知らなくても楽しめるようになっている。

彼女の絵が拡大された壁に、自分が吸い込まれそうになる、

ストーリーと時代がリンクし進んでいく展覧会の結末には、

ヘルタースケルターが待つ。

90年代渋谷系カルチャーを愛し続ける私にとって、

オザケンも岡崎京子も、私の文化の象徴である。

振り返り、愛で、これからも文化と時代を愛することを誓いました。

私も女らしく、生きる。

すべての人の生き方を、面白いと思って認めたい。

素晴らしい展覧会でした。 

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