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『了解』 平出奔

留学生にすすめたい短歌シリーズ

7冊目は、平出奔『了解』(短歌研究社)

よく見たらそんなに安くないけれど高くないから買うカップ麺

平出奔『了解』

コンビニなんて、そんな商品ばかりですね。カップ惣菜とかも、割高なのについ買ってしまうことがあるもの。


玄関へ三日に一度やってくるここより高い部屋の広告

そういうことなんですよね。



干してあるTシャツの脇のへんを嗅ぐ 汗が洗剤なら楽なのに

その発想はなかった(笑)



爪を噛む癖の話をするときに手をポケットから出しかけていた

ガムを噛みながらトイレへ入ってく 出るとき口の中にあるガム

この辺もじんわりとおかしくて好きです。



幸せが去って行くとき日本語じゃないことだけが声でわかった

これはどういうことだろう。わかるような気もする。とてもおもしろいです。


料金と振り込み先を撮ったからあとは振り込むだけだな できる

どうってことない心のつぶやき。これも短歌になるんですね。

次のも。

新しい取締役はいい人で業績がちょっとだけよくなった



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