『詩人会議』2024.4月号に「詩作入門」を書かせていただきました。
ありがたいことに、今月号(2024年4月号)の『詩人会議』の「詩作入門」コーナーに、原稿を書かせていただきました。
月刊『詩人会議』の「詩作入門」コーナーは、毎号違う筆者が自分の詩を一つ紹介しながら、書いた時の背景や気持ちを語るコーナーです。いつもは読む側として、「あぁ、そんな思いでお書きになったんだ」「そういう出来事があったのか」と、たいへん楽しく拝読してきました。
私は、拙著『こコロのナカ』収録の、「夜のコンビニで」という作品を紹介させていただきました。
本誌の方に書かせていただきましたが、ネット上での悪口の応酬が心底無益なことに思えるのは、その喧嘩の背景に「プロの喧嘩の仕掛け人がいる可能性がある」からです。端的に言えば、「工作員」の存在です。つまり、日本人同士・仲間同士を分断させるために、他国の情報企業の社員が日本人に成りすまして喧嘩に参加し、争いを煽っている疑いがあるからです。
「工作員」などと言うと、一部の人からは「陰謀論者」と後ろ指を指されそうですが、実際に工作員がいるのですから仕方がない。
「詩作入門」ではそういった工作員について、ロシアの情報工作会社「インターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA)」の手法を具体的に挙げ、紹介いたしました。
詳しくは『詩人会議』の本誌でお読みいただけたらと思いますが、読まれた方がドン引きしないことを祈ります(笑)。
しかしながら台湾有事が懸念される今(中国は遅くとも2027年までには第一列島線まで確保したい?)、ウクライナのように、うちの息子を含む若い人たちが戦争に行かなければならないような世の中にはしたくないので、思い切って書かせていただきました。
↓【参考】
NHK「国際報道2023」6月30日放送
ワグネル代表のプリゴジン氏の「情報工作」とは
「詩作入門」では紹介できませんでしたが、現代の戦争についてもっと知りたい方には以下の本がおすすめです。物理的な兵器だけではない、いわゆるハイブリッド戦についてよくわかる本です。もはや戦争は、実弾やミサイルが飛んでくる前に、予想外の形で始まっています。前もってばらまかれる「情報」が、兵器に匹敵する威力を持っています。それが現代の戦争の特徴といえるのではないでしょうか。私たちがそういう目で「情報」に対して警戒すれば、少しは明るい未来になるのでは…と願っています。
▼おすすめ本
『世界の派遣が一気に変わる サイバー完全兵器』
デービッド・サンガー著
第8章「不手際」の「米大統領選、干渉工作の立て方」に、IRAの分断工作について載っています。核問題より複雑なサイバー問題について詳しくわかる本。おすすめです。
『ウクライナのサイバー戦争』
松原実穂子著
最新のサイバー戦争の手法がよくわかる本。生々しい印象を受けました。読みやすいです。
『現代戦争論―超「超限戦」』
渡辺悦和、佐々木孝博著
「勝つためには手段を択ばない」と表明している中国に対してどうしたらよいのか、憲法9条のことも含めて考えさせられる本。
月刊『詩人会議』2024年4月号は、詩人会議のホームページよりお買い求めください。メールにて1冊より注文可能、継続購読しなくて大丈夫です。支払いは本誌到着後に付属の振込用紙で、もしくは、ゆうちょダイレクトでもOK。ゆうちょダイレクトの方が手数料もかからず便利です。
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