横山商店

干物が好きだ

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干物と音楽 #7

前回に引き続き女性歌手ものを 1960年代から女優・歌手として活躍されている 岡崎友紀さんの楽曲を紹介します リアルタイムではなかったので 出演されていたドラマや映画については分かりません ただ、「おくさまは18歳」というワードは聞いたことあります笑 今回紹介させて頂くのは 1980年にリリースされた 23枚目のシングルB面「ジャマイカン・アンフェアー」 実はこれ、カバーでして 原曲「テレサ野田 / トロピカル・ラブ」がこちら どっちも凄く良い!!! めちゃくちゃ良

    • 干物と音楽 #6

      昭和の歌姫は数あれど この方の存在感は抜群じゃないでしょうか? 百恵ちゃんがデビューした時はその姿と歌声に痺れた! 先輩方の想い出話を聞く機会も多いです笑 そんな百恵ちゃんの楽曲にも ジャマイカを感じる名曲があります 今回紹介させて頂くのは 1979年にリリースされた 26枚目のシングルB面「シニカル」 もう、とにかく歌が上手い! 歌詞も良いし本当に言うことないです 作曲はダウン・タウン・ブギウギ・バンド等 ツッパリ音楽のイメージが強い宇崎竜童さん 作曲家としてのセ

      • 干物と音楽 #5

        前回と同様、有名バンドの楽曲です 昨年10月、ボーカルのもんたよしのりさんが 亡くなられるというショックな出来事が起こりました あの独特な歌声が聴けなくなると思うと とても寂しいです もんた&ブラザーズの楽曲は 様々な国からの影響を感じます 雑食な音色のバンド演奏に あのしゃがれた声が乗っかる訳です 今回紹介させて頂くのは 本バンドが1983年にリリースした 7枚目のシングルA面「Gone-Gone」 太いベース&ドラムかつダビーな感じの演奏に これは出ているのか

        • 干物と音楽 #4

          国民的ロックバンドの大名曲 その裏面が和レゲエ! 当時はこういう音が 流行っていたんですかね レコードを買った人のうち どれくらいがちゃんと裏面を聴いたのか笑 今回紹介させて頂くのは 甲斐バンドが1978年にリリースした 11枚目のシングルB面「からくり」 こういうのが隠れ名曲ってやつなのか… ファー!って感じのキーボードも良い感じです◎ A面「HERO」のカバーは溢れているのに こっちは他の誰かが歌っているのを見た事がない めちゃくちゃ流行った曲のシングルなので

        干物と音楽 #7

          干物と音楽 #3

          港町といえば演歌 小さい頃からそんなイメージがあります 海、漁業絡みの曲も多く 港近くで魚を販売する店に行くと 結構かかっていたり… 外の機械で回り続けるイカ 網で焼かれた海産物の香りと演歌 そんな風景が浮かびます 今回紹介させて頂くのは 演歌歌手の原田悠里が1985年にリリースした 5枚目のシングルB面「裏小路」 演歌レゲエの名曲として知られるこちらですが 渋い!実に渋い! ぶっといベースはもちろんのこと かすれた感じの尺八がたまりませんね〜 そしてこんなジャケ

          干物と音楽 #3

          干物と音楽 #2

          魚の下処理後、塩をして干す こうすることで旨みが凝縮し 生には無かった食感も生まれる 鮮度が良い魚は生のまま 刺身で食べても美味しいけれど あえて加工することで新しいものが生まれる これってダブじゃん? そう思ってからもう数年経ちますが 魚を美味しくダブワイズ!という言葉は 流行る気配がありません笑 DUB(ダブ)というのは ジャマイカで生まれた音楽制作の手法で リミックスの元になったとも言われているもの 元からある曲のドラム、ベース音を強調したり 色々とエフェクトを

          干物と音楽 #2

          干物と音楽 #1

          前回から間が空いてしまいましたが 音楽紹介を始めたいと思います 干物と音楽ということで 網の上で干物を焼く風景や ほろ酔い気分で楽しい感じ そんなイメージで選盤しております 一発目に紹介させて頂くのは 吉田拓郎が1980年にリリースした19枚目のシングル A面、タイトル曲の「いつか夜の雨が」 拓郎さんの歌がなんとも渋い 哀愁が漂っています そしてバックの演奏 ンチャカ・ンチャカの裏打ちギターに 太めのベースが響きます あの、ブッカー・T・ジョーンズが 制作に関わって

          干物と音楽 #1

          干物と音楽 #0

          ずっと魚が好きな自分ですが 音楽も好きです 意識して聴き出したのは たぶん中学校に上がる頃 表向きはヒット曲を聴いている感じで 実際にはダンスホールレゲエに傾倒していました 最初は2000年代のリアルタイムなやつを そこから徐々に時代を遡るように… 高校、大学と進む中で随分と幅も広がり ジャマイカ音楽以外も聴くようになりました 高校の終わりにはっぴいえんどを知ったことが 日本の音楽を聴くようになったきっかけです(教えてくれた友達に感謝) 大学に入ってレコードを集め

          干物と音楽 #0

          横山商店

          干物メーカーの営業として働く中 ちょっと変わった売り方をしてみたくなり 屋号を掲げて開業しちゃいました 名字が横山だから「横山商店」 単純ですがしっくり来ています 周りの人からは 干物屋(作っている人)だと勘違いされますが 作ってはおりません 自分が暮らす山陰では 昔から水産加工が盛んで 既に多くのメーカーがあります なので、仕入れて販売する方法を選びました 山陰で漁獲される魚の種類は多くなく 干物になる物も被りがちです しかし、製造方法は各々違って 味にも表れている

          ひものお兄さん(その3)

          営業として地元スーパーで商品提案を行う中、ひたすら値下げを求められる日々に疲れてきました。 商品の特徴には聞く耳を持たず「いくらで卸せる?」のみ。 売り場ではメーカー同士の値下げ合戦が起こっており、どう考えても安すぎる価格で並ぶ商品もあります。 最近、低価格販売を行っていたメーカーの廃業知らせを聞く機会が増え、無理をしていたのだなあと居たたまれない気持ちになります。 スーパー自体も数を減らしており、規模を縮小させながら踏ん張っています。 誰が悪いということではなく、商品の価格

          ひものお兄さん(その3)

          ひものお兄さん(その2)

          鳥取県内で最も大きな港があり、全国的に見ても水産業が盛んなエリア。 そこで半世紀にわたって干物製造を行う会社から、営業として働かないか?と誘って頂きました。 生産側に入ってみたいと考えていた私は、二つ返事で入社を決めます。 見たこともないような巨大タンクを使ってトン単位で仕入れる原料(魚)が毎朝、目の前の港で水揚げされる光景にはテンションが上がりました笑。 原料を大量に仕入れるということは、その分沢山の製品を製造します。 作業員が役割分担して魚の下処理から塩漬け・乾燥・包装(

          ひものお兄さん(その2)

          ひものお兄さん(その1)

          始めましてひものお兄さんです。 私は現在、鳥取県で干物製造を行う会社の営業として働いています。 物心ついた時から魚が好きで、学部の4年間と大学院では魚類生態学を専攻していました。 卒業後は生物調査を行う会社に3年、地域商社に1年勤めて今の会社に移りました。 研究者→調査員→商社→食品メーカーと立場を変化させながら、研究・保全から資源利用(漁獲・加工・販売)まで魚と多面的な関わりを持ち続けています。 大学院の前期課程が終わる頃、研究を続けたい気持ちがある一方で、大学の外を知

          ひものお兄さん(その1)