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10th anniversary

こんにちわ、そして、こんばんわ
2014年5月に写真を再開して

ついに10周年! 10th Anniversary!

通過点なので数字形のロウソクをフーっと消して祝う予定はまったくありません。

そもそも写真を始めたのが22歳の時、友人Sから面白いぞとそそのかされたのが始まりです。Sからは色々と影響を受けた気がするが絶賛音信不通中。元気にやっているだろうか。彼には兄がいるのだが友人KがS宅へ遊びに行き、顔がそっくりすぎて間違えたそうだ。
そのKは一昨年から透析を始めたとかでぐっとスリム体型になっていた。この歳で投薬されることも健康診断も問題なく、ありがたいことである。

S兄とは前の勤務先での歓送迎会で偶然一緒になったことがある。実はS兄と入れ違いで私が入社したのだった。そして何よりSのNikon F や F3 が本人より気になっている。まだ持っているだろうか。なんなら貰ってあげてもいいのだ、Sよカメラくれ。

当時選んだカメラは Nikon F-801s、標準ズームと180mm f2.8 のレンズの2本を所有していたけどフットワークは重かった。Nikonで写真デビューした自分にとってどこか ”カメラはNikon” だし8番一桁機種と縁があると思っている。もし今Nikon機を買うなら絶対Z5で十分です。

50を過ぎると引き続き年齢は重なるが体力は削れる一方だ。今APS-Cセンサーのカメラを使っているのは足腰肩腕への負担は軽いほうがいい。フィルムはプロビア、ベルビア、ネガも主に富士フイルムのを色々と使ってた。ポジ使ってたのは自己満足。現像はお店任せだったけど上がってくるまでのワクワクが良かったな。

今までで一番の被写体は、皇后陛下(当時は皇太子妃)。まあ沿道でレンズ向けていただけだったが、そんな自分を見逃さずしっかりと視線をくださって凄く感動したしマジで震えた。

肝心のその写真やフィルムはどこかへいってしまったけれど、あの時の記憶はセピア色に染まってもしっかり残っている。ピンがボケない限り忘れることはないだろう。

そういう体験とリンクした写真はめちゃくちゃ強い。

誰かの心にリンクする、そんな写真を撮りたい。
                  撮ってみたい。
                     撮れたらいいな。

そう思ってもらえるような写真がいい。
それが「いい写真」の条件の一つだと感じる。

これだ。次の10年はこれを目指そう。
撮ろうと思わない限り撮れないと言うではないか。知らんけど。

その後24歳になった僕は金銭的問題により機材を全て売り払い、写真から遠ざかること20年。「写真が好き」な気持ちは消えることはなかったがスッキリ忘れていた。40過ぎて金と時間に余裕が出たから再開できたわけだが、50を過ぎた今はゆっくり写真撮る時間すらないほど仕事をしている。どうなってんだよ。

そんなこんなで、10年続けられたのも
①自分がいいなと感じた沢山の写真とそれを写した人達がいた
②写真を撮るのはやっぱり楽しい
③高額な道楽をゆるしてくれる妻がいる

特に②は過去記事でもふれたくらい。一度は嫌になりかけたがベルリンの壁や旧ソ連邦解体と並ぶ衝撃を受けつつ、当初の撮影スタイルが間違いではないと実感できたことがこの10年のゴール、且つ次の10年へのスタートになったと感じている。もちろん③の妻にも感謝している。欲しいものがあれば自由に自身のお金で好きなモノを買うことを許容しているし、おかげでクローゼットや玄関に僕の服や靴の収納スペースはほぼ無い。因果応報、目には目を、である。

カメラの高性能化が進みフルオートで撮るよりも上手く撮れるようになったかは分からない。でも「いい写真」を撮れるようになりたいし、そこを目指して写真をずっと続けていく。


ーーーーー 以下、最近の撮影 -----

今までで現像が一番上手くできたと思うお気に入りの一枚

2024年5月吉日

下書きを2ヶ月前に書いていた投稿である

機材:X-T4 +XF33 & XF16-55